西蔵自由 拉薩入域
少し前のニュースにチベットで中国国歌の暗誦を強要されているというのがありました。
おぼえられない場合は罰金とか。
こりゃあよそからシナチス呼ばわりされてもしょうながないですわ。
世界の屋根チベット。
中央アジアにそびえ、この地を歩くのは中世の石の砦を登るようだ。
世界でもっとも高地にあり、もっとも孤立した国。
外国人がチベットに行くのはむずかしい。
一五日以内の滞在ならばビザは不必要だが、チベット自治区観光局――すなわち中国政府の発行する入域許可証が必要となる。
この入域許可証がなければラサへ入る航空機やバス、列車のチケットを購入することができない。
そしてラサに入ってもひとりでの単独行動は禁じられており、必ず現地ガイドと行動を共にする必要がある。もし単独行動を行い、それが見つかった場合、即座に国外退去となり、つき添っていたガイドも処罰を受けることになる。
聖なる都ラサ。
蜀の都で有名な四川省成都からほぼ真西に一二五〇キロメートルの場所に存在するチベットの聖地。
中国共産党はこの地にもともとあった建物を壊して、自分たちの街を造った。
観光客向けのホテルなどは、昔から住んでいたチベット人を追い出したものだ。
大量に入植する中国人たちによってラサは変貌していった。 敬虔な仏教国であったチベットの聖地ラサは東のラスベガスと言われるほどの歓楽街となりつつある。
麻薬や売春、賭博などでチベットの文化を骨抜きにしようとしているのだ。ラサの市内だけでも五〇〇を超える売春宿があり、まさに文化大虐殺と言える。
まともな外国人旅行者がおとずれるのは中国共産党によって保護され、観光地となったポタラ宮殿をはじめ、わずかな名所のみ。
街中のいたるところに武装した警察が立っており、その先へゆくことはできない。
観光客の目には映らないそこでは中国人たちによるチベット人への暴行が日常茶飯事だ。
警察らがチベット人を警棒で殴る光景は珍しくない。チベット各地から五体投地を繰り返しながら巡礼にやって来る敬虔な人々はラサの旧市街地のそこかしこにいる。バター茶を飲んで休憩する人や腰を下ろしてお経を唱えている、そんな人々を「
圧政や弾圧に抗議の焼身自殺を図り、火だるまになっているチベット人を助けるどころか笑いながら「
「おやじ。写真がかたむいているぞ!」
一〇人ほど連れ立って昼間から酒を飲んでいる。
「畏れ多くも毛主席の写真を雑にあつかうとはなにごとだ、けしからん!」
店の奥に毛沢東の写真が掛けられている。以前はダライ・ラマの写真があった場所だが、今ではダライ・ラマの写真を持つことはゆるされない。代わりに毛沢東の写真を掲げるよう強制されていた。
「不敬罪で捕まりたいのか!」
「め、めっそうもございません!」
店主が平身低頭に平謝りする。
だが写真がかたむいているようには見えない。明らかな言いがかりだ。
「本来ならば連行し、罰を与えるところだがおまえの店は地域の漢人や我ら武警に貢献しているからな、今日のところは見逃してやる」
そう言って店から出ようとする。
「お客さん、お代をいただいていません」
「なにぃ?」
「よせサンポ!」
サンポと呼ばれた若い店員が勘定を要求するのを店主がさえぎる。
「でも、おっとう。こいつらいつもいつも難癖つけて踏み倒してるじゃないか。このままじゃ店が潰れちまうよ」
「我々が食い逃げしているとでもいうのか!」
「そうだよ、あんたら一度でもまともにお金を払ってくれたことがあったかい」
「この国、この街の治安を守る我ら公安警察におまえたちが奉仕するのはあたりまえだ。ふざけたことをぬかすな!」
「飲み食いした分は払うべきだ。そうじゃなきゃ無銭飲食になっちまうからな」
店主でもサンポでもない第三者の声。
「なんだと――だ、だれだおまえは!?」
声の主を見た武装警察が仰天した。いつの間に店にいたのか、異様ないでたちの男が立っていたのだ。
赤と黒を基調としたアメコミヒーローのようなスーツに、京劇に使う孫悟空のような仮面をつけている。
「人治より法治へ。法の番人である警察が法を破るのは良くないな」
「……おまえはチベット人か?」
警棒を胸元に突きつけて誰何する。
「法とは人と人の誓いなり。たがいの身を思いやり、ともに安らかになるための定めなり。法を知らぬ者に法を説き、法を破る者に法を説く。秩序と安寧をもたらさんがために。おまえたちのしていることは秩序を乱し安寧を妨げる行為だ」
「ゴチャゴチャとごたくを抜かしていないで答えろ! おまえは漢人かチベット人か」
「俺がチベット人だったら、どうする?」
「こうする」
警棒から電気が放たれた。暴徒を鎮圧するための電気警棒だ。
先進国で売られている護身用のスタンガンでさえ痛みと衝撃で大の大人を行動不能にできる。これはそれよりもさらに強力な電圧で、心臓の悪い者ならショック死しかねない威力だった。
この男は日頃からチベット人に難癖をつけては耳の穴や目、腋や性器、肛門などに電気警棒を使用し、電気ショックによる激痛で痙攣し失神する様を見るのが好きなサディストの悪党だった。
だが、高い内力を持った兇手死侠にはなんの痛痒もあたえなかった。電光の爆ぜる耳障りな音だけがむなしく響く。
「人を痛めつけるかどうか、民族で決めるのか。四海の内はみな兄弟、五族共和の精神は今の中華人民共和国にはないのかよ」
警棒を握る武警の手首に兇手死侠の手が軽く触れ、ひねると同時におじぎするかのように上体を下げた。
「ギャッ!」
武警の手があらぬ方向に折れ曲がり、その手から警棒が落ちた。
ラマ拳に伝わる『老祖叩頭』という技だ。
護身術に「手ほどき」という腕や手首を極める技があるが、それに似た技だ。ただしこちらは上体を下ろすいきおいがある分、より強力である。
「おまえたち漢人の警察はここでは侵略者だ。侵略者にはチベットの技でもって退出願おうか。
「この反乱分子め、妙なもん着やがって!」
電気が効かないのは絶縁体のスーツでも着ているからだろう。ならば直接殴ってやると、警棒を振るって打ちかかってくる警察たち。
それをラマ拳に伝わる絶技『神駝雪山掌』で次々に打ちのめす。
「店主、ウオッカにクランベリージュースとグレープフルーツジュースを入れてシェイクしてくれ。あぁ。恥ずかしくてシーブリーズって言えない! あ、この科白は『デッドプール2』からの引用ね」
「うちにあるのは
警棒ではかなわずと見た警察たちは92式手槍を構え、狙いをつけ、発砲。
だが兇手死侠は軽功を駆使して軽々と避ける。
「撃ったな。殺していいのは殺される覚悟のあるやつだけだぞ。まぁ、撃たなくてもおまえらのことは殺るけどね」
『斧靭脚』で膝の間接を砕き、『霊蛇探穴』の手で眼球をえぐり出し、『神鵰散骨爪』で頭骨に穴を開け、『穿心独龍鑽』で臓腑を穿つ。
「うわ~、われながらグログロでゴアゴアだね。抗日神劇に出てくる間抜けな日本鬼子ばりに無残に殺される気分はどうだ」
最後のひとりの頭を両の掌で左右から打つ。内力の込められた『金剛大手印』によって目、鼻、口、耳から脳漿混じりの血を大量に溢れ出して絶命する。
「ひえぇぇぇっ、
「すげぇ、
酸鼻を極める暴力を目の当たりにして店主は蒼白となり、サンポは喜色を浮かべて絶賛。両極端な反応を見せた。
ズウーとはチベットのトルクジャン地方の伝承に出てくる魔神で、至聖の存在であるダライ・ラマの対極に位置するような悪神だ。
その姿は豚に似ており、鼻から火焔を吹くという。人を呪いで動物に変えて貪り喰うため、現地の人は 自分が被害に遭わないように生贄をささげている。
一九五五年、これを迷信だとあざ笑った軍隊が悪しき習慣を終わらせるためズウーを祀る祠を砲撃したところ、ズウーの像は無傷で残り、逆に砲撃に参加した兵士五人が怪死したという話がまことしやかに伝わっている。
そして
憤怒の相を浮かべて極悪非道の警匪を滅する兇手死侠の姿に、サンポは荒ぶる仏を見た。
「悪いな、店を血で汚しちまった」
「いいって、いいって! こいつらには本当に頭にきてたんだ」
「いいわけないだろう! ああ仏様、この者たちにご慈悲を……」
「へんっ、悪党どもにとうとう罰があたったのさ。それにおれたちが漢人どもに殺された時に仏がなにをしてくれたっていうんだ。こんなやつら殺されて当然さ」
「なんてことを言うんだ! それに、漢人警察を殺したらどうなることか……。あんた、すぐに逃げるんだ」
「俺は逃げるためにここに来たんじゃない、戦うために来たんだ」
「な、なんだって!?」
「店主、死と血で汚したら商売できないだろう。俺がこの店を買いたいんだが、あいにくと現代の
どこから取り出したのか、馬蹄銀を店主の手に握らせる。
「信じられないかも知れないがこれは清代のものだ。骨董的価値を考えれば店の一〇軒やニ〇軒は買えるし、純粋に銀としての価値だけでもかなりのものだろう」
「…………」
店主は目利きではなかったが、商売人として本物の銀が使われていることだけはわかった。たしかに相当の価値があるだろう。
「あんた、この店を買ってどうするつもりだい」
「こいつらの死骸を外に晒す。それにひかれてやってきた中国の警察や軍隊を迎え撃つ」
「正気じゃない!」
「ああ、とっくの昔に狂っているさ。ジョーカーみたいにさ」
「そんなことをして、なにがしたいんだ」
「俺の目的は中国共産党をこの世から消すことだ。その前にやつらの手足となって各地で横暴暴虐非道の限りを尽くす人民解放軍のやつらを壊滅させる。そうすればチベットはやつらの支配から解放され、昔のように自由で平和に暮らせることになるだろう」
「ラサだけで何人の解放軍がいると思っているんだ、数え切れないほどの敵を相手に戦うって?」
「一個師団を一〇〇〇〇人とする」
「は?」
「そこから旅団、連隊、大隊と編成されるが、いずれも組織を編成している要素でもっとも割合の大きいのが下っぱ、底辺だ。こいつらは上からの指揮に従って行動すればそれなりの脅威となるが、ひとりひとりは弱い。俺なら一対一の状況を作ればかならず勝てるね」
「…………」
それについては異論はない。現にいま一〇人の武警を殲滅するのを目のあたりにしたのだ。
「こいつらを片っぱしから確実に潰していけばいい。一対一の戦いを一万回すれば一個師団を壊滅できる。なに、こいつは極端な例さ。目算だが五〇〇人もぶっ殺せば幹部や指揮官のほうから近くに出向いてきて、大将首を討つ機会が生じることだろう。そうなれば、もっと早くけりがつく」
「一〇〇〇〇だろうが五〇〇だろうが、数が多すぎる。キリがない!」
「キリがないってのは言葉のあやってやつだ。キリはかならずあるぞ、行動し続ける限りは。愚公移山てやつさ」
「サンポ、逃げるんだ。ここにいちゃいけない。この人に関わっちゃあいけない」
「おれはここにいるよ、おっとう」
「なんだって!?」
「この人はチベットを独立させるために仏様が地上に遣わせた暴悪憤怒尊だ。おれも戦う!」
「ダライ・ラマの言葉を思い出せ、暴力に暴力で対抗してはいけない。諸行は無常なり生あるものは必ず滅ぶ。生滅に執着せぬならば安楽の境地に至る――」
「その結果が今のチベットだろ! おっとうはすべてのチベット人が殺されるまで、そんなことを言い続けるつもりかよ」
「ご子息の言う通りだ、店主。権力を持ったやつが卑劣な真似をしてきた時は、おなじように報復してもいいのさ。いや、相手が権力者だろうがそうでなかろうが、殴られたら殴り返すべきだ。でなきゃこっちはやられっぱなしだからな。俺はガンジーでもマゾヒストでも、平和ボケした小日本の9条信者でもない。一方的に卑劣なことや残忍なことをやられて、自己満足して耐えているような変態趣味はないんだ。人様のことを倭猿だジャップだと言う輩は、むこうの人から姦国蟲国呼ばわりされるのは当然てやつだな、うん」
「あんた今小日本とかヘイト発言してなかった? さっきも日本鬼子とか言ってたような……」
「とにかく俺はここで侵略者どもに対する反抗の狼煙を上げる。巻きぞえ食らって死にたくなければ安全な場所に逃げるんだ」
「逃げるもんか、ここはおれたちの土地だ。おれにも手助けさせてくれ」
「オム・マニ・ペメ・フム……。仏様、殺生の助けをすることをお許しを……」
結局サンポ親子も兇手死侠に与することとなった。半世紀以上も抑圧され、弾圧を受けてきたのだ。それもまた、いたしかたないことだろう。
わかる人にしかわからない、妖怪ズウーネタ。
なろう民でこのネタがわかる人なんていないだろうなぁ。
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