▼行間 ▼メニューバー
ブックマーク登録する場合はログインしてください。
兇手死侠 作者:忠行
4/4

西蔵自由 拉薩入域

 少し前のニュースにチベットで中国国歌の暗誦を強要されているというのがありました。

 おぼえられない場合は罰金とか。

 こりゃあよそからシナチス呼ばわりされてもしょうながないですわ。

 世界の屋根チベット。

 中央アジアにそびえ、この地を歩くのは中世の石の砦を登るようだ。

 世界でもっとも高地にあり、もっとも孤立した国。

 外国人がチベットに行くのはむずかしい。

 一五日以内の滞在ならばビザは不必要だが、チベット自治区観光局――すなわち中国政府の発行する入域許可証が必要となる。

 この入域許可証がなければラサへ入る航空機やバス、列車のチケットを購入することができない。

 そしてラサに入ってもひとりでの単独行動は禁じられており、必ず現地ガイドと行動を共にする必要がある。もし単独行動を行い、それが見つかった場合、即座に国外退去となり、つき添っていたガイドも処罰を受けることになる。

 聖なる都ラサ。

 蜀の都で有名な四川省成都からほぼ真西に一二五〇キロメートルの場所に存在するチベットの聖地。

 中国共産党はこの地にもともとあった建物を壊して、自分たちの街を造った。

 観光客向けのホテルなどは、昔から住んでいたチベット人を追い出したものだ。

 大量に入植する中国人たちによってラサは変貌していった。 敬虔な仏教国であったチベットの聖地ラサは東のラスベガスと言われるほどの歓楽街となりつつある。

 麻薬や売春、賭博などでチベットの文化を骨抜きにしようとしているのだ。ラサの市内だけでも五〇〇を超える売春宿があり、まさに文化大虐殺と言える。

 まともな外国人旅行者がおとずれるのは中国共産党によって保護され、観光地となったポタラ宮殿をはじめ、わずかな名所のみ。

 街中のいたるところに武装した警察が立っており、その先へゆくことはできない。

 観光客の目には映らないそこでは中国人たちによるチベット人への暴行が日常茶飯事だ。

 警察らがチベット人を警棒で殴る光景は珍しくない。チベット各地から五体投地を繰り返しながら巡礼にやって来る敬虔な人々はラサの旧市街地のそこかしこにいる。バター茶を飲んで休憩する人や腰を下ろしてお経を唱えている、そんな人々を「碍事的じゃまだ!」「快滚开どけ!」と容赦なく警棒で殴打して追い立てるのだ。

 圧政や弾圧に抗議の焼身自殺を図り、火だるまになっているチベット人を助けるどころか笑いながら「快去死吧はやくしね」と吐き捨て身体を蹴ったり、棒で殴りつけたりする。


「おやじ。写真がかたむいているぞ!」


 酒家ジュジャで赤ら顔の武装警察が怒鳴り声をあげた。

 一〇人ほど連れ立って昼間から酒を飲んでいる。


「畏れ多くも毛主席の写真を雑にあつかうとはなにごとだ、けしからん!」


 店の奥に毛沢東の写真が掛けられている。以前はダライ・ラマの写真があった場所だが、今ではダライ・ラマの写真を持つことはゆるされない。代わりに毛沢東の写真を掲げるよう強制されていた。


「不敬罪で捕まりたいのか!」

「め、めっそうもございません!」


 店主が平身低頭に平謝りする。

だが写真がかたむいているようには見えない。明らかな言いがかりだ。


「本来ならば連行し、罰を与えるところだがおまえの店は地域の漢人や我ら武警に貢献しているからな、今日のところは見逃してやる」


 そう言って店から出ようとする。


「お客さん、お代をいただいていません」

「なにぃ?」

「よせサンポ!」


 サンポと呼ばれた若い店員が勘定を要求するのを店主がさえぎる。


「でも、おっとう。こいつらいつもいつも難癖つけて踏み倒してるじゃないか。このままじゃ店が潰れちまうよ」

「我々が食い逃げしているとでもいうのか!」

「そうだよ、あんたら一度でもまともにお金を払ってくれたことがあったかい」

「この国、この街の治安を守る我ら公安警察におまえたちが奉仕するのはあたりまえだ。ふざけたことをぬかすな!」

「飲み食いした分は払うべきだ。そうじゃなきゃ無銭飲食になっちまうからな」


 店主でもサンポでもない第三者の声。


「なんだと――だ、だれだおまえは!?」


 声の主を見た武装警察が仰天した。いつの間に店にいたのか、異様ないでたちの男が立っていたのだ。

 赤と黒を基調としたアメコミヒーローのようなスーツに、京劇に使う孫悟空のような仮面をつけている。

 兇手死侠デスブレイブである。


「人治より法治へ。法の番人である警察が法を破るのは良くないな」

「……おまえはチベット人か?」


 警棒を胸元に突きつけて誰何する。


「法とは人と人の誓いなり。たがいの身を思いやり、ともに安らかになるための定めなり。法を知らぬ者に法を説き、法を破る者に法を説く。秩序と安寧をもたらさんがために。おまえたちのしていることは秩序を乱し安寧を妨げる行為だ」

「ゴチャゴチャとごたくを抜かしていないで答えろ! おまえは漢人かチベット人か」

「俺がチベット人だったら、どうする?」

「こうする」


 警棒から電気が放たれた。暴徒を鎮圧するための電気警棒だ。

 先進国で売られている護身用のスタンガンでさえ痛みと衝撃で大の大人を行動不能にできる。これはそれよりもさらに強力な電圧で、心臓の悪い者ならショック死しかねない威力だった。

 この男は日頃からチベット人に難癖をつけては耳の穴や目、腋や性器、肛門などに電気警棒を使用し、電気ショックによる激痛で痙攣し失神する様を見るのが好きなサディストの悪党だった。

 だが、高い内力を持った兇手死侠にはなんの痛痒もあたえなかった。電光の爆ぜる耳障りな音だけがむなしく響く。


「人を痛めつけるかどうか、民族で決めるのか。四海の内はみな兄弟、五族共和の精神は今の中華人民共和国にはないのかよ」


 警棒を握る武警の手首に兇手死侠の手が軽く触れ、ひねると同時におじぎするかのように上体を下げた。


「ギャッ!」


 武警の手があらぬ方向に折れ曲がり、その手から警棒が落ちた。

 ラマ拳に伝わる『老祖叩頭』という技だ。

 護身術に「手ほどき」という腕や手首を極める技があるが、それに似た技だ。ただしこちらは上体を下ろすいきおいがある分、より強力である。


「おまえたち漢人の警察はここでは侵略者だ。侵略者にはチベットの技でもって退出願おうか。西藏自由フリーチベット!」

「この反乱分子め、妙なもん着やがって!」


 電気が効かないのは絶縁体のスーツでも着ているからだろう。ならば直接殴ってやると、警棒を振るって打ちかかってくる警察たち。

 それをラマ拳に伝わる絶技『神駝雪山掌』で次々に打ちのめす。


「店主、ウオッカにクランベリージュースとグレープフルーツジュースを入れてシェイクしてくれ。あぁ。恥ずかしくてシーブリーズって言えない! あ、この科白は『デッドプール2』からの引用ね」

「うちにあるのは青稞酒チャン啤酒ビールくらいだ。そんなお洒落な酒なんて置いてないよ!」


 警棒ではかなわずと見た警察たちは92式手槍を構え、狙いをつけ、発砲。


 だが兇手死侠は軽功を駆使して軽々と避ける。


「撃ったな。殺していいのは殺される覚悟のあるやつだけだぞ。まぁ、撃たなくてもおまえらのことは殺るけどね」


『斧靭脚』で膝の間接を砕き、『霊蛇探穴』の手で眼球をえぐり出し、『神鵰散骨爪』で頭骨に穴を開け、『穿心独龍鑽』で臓腑を穿つ。


「うわ~、われながらグログロでゴアゴアだね。抗日神劇に出てくる間抜けな日本鬼子ばりに無残に殺される気分はどうだ」


 最後のひとりの頭を両の掌で左右から打つ。内力の込められた『金剛大手印』によって目、鼻、口、耳から脳漿混じりの血を大量に溢れ出して絶命する。


「ひえぇぇぇっ、魔神ズウーだぁっ!」

「すげぇ、暴悪忿怒尊チャンダ・マハーローシャナの化身だぁ!」


 酸鼻を極める暴力を目の当たりにして店主は蒼白となり、サンポは喜色を浮かべて絶賛。両極端な反応を見せた。

 ズウーとはチベットのトルクジャン地方の伝承に出てくる魔神で、至聖の存在であるダライ・ラマの対極に位置するような悪神だ。

 その姿は豚に似ており、鼻から火焔を吹くという。人を呪いで動物に変えて貪り喰うため、現地の人は 自分が被害に遭わないように生贄をささげている。

 一九五五年、これを迷信だとあざ笑った軍隊が悪しき習慣を終わらせるためズウーを祀る祠を砲撃したところ、ズウーの像は無傷で残り、逆に砲撃に参加した兵士五人が怪死したという話がまことしやかに伝わっている。

 そして暴悪忿怒尊チャンダ・マハーローシャナとは密教の不動明王のことだ。

 憤怒の相を浮かべて極悪非道の警匪を滅する兇手死侠の姿に、サンポは荒ぶる仏を見た。


「悪いな、店を血で汚しちまった」

「いいって、いいって! こいつらには本当に頭にきてたんだ」

「いいわけないだろう! ああ仏様、この者たちにご慈悲を……」

「へんっ、悪党どもにとうとう罰があたったのさ。それにおれたちが漢人どもに殺された時に仏がなにをしてくれたっていうんだ。こんなやつら殺されて当然さ」

「なんてことを言うんだ! それに、漢人警察を殺したらどうなることか……。あんた、すぐに逃げるんだ」

「俺は逃げるためにここに来たんじゃない、戦うために来たんだ」

「な、なんだって!?」

「店主、死と血で汚したら商売できないだろう。俺がこの店を買いたいんだが、あいにくと現代の人民元キャッシュの持ち合わせがなくてね。こいつは使えるか?」


 どこから取り出したのか、馬蹄銀を店主の手に握らせる。


「信じられないかも知れないがこれは清代のものだ。骨董的価値を考えれば店の一〇軒やニ〇軒は買えるし、純粋に銀としての価値だけでもかなりのものだろう」

「…………」


 店主は目利きではなかったが、商売人として本物の銀が使われていることだけはわかった。たしかに相当の価値があるだろう。


「あんた、この店を買ってどうするつもりだい」

「こいつらの死骸を外に晒す。それにひかれてやってきた中国の警察や軍隊を迎え撃つ」

「正気じゃない!」

「ああ、とっくの昔に狂っているさ。ジョーカーみたいにさ」

「そんなことをして、なにがしたいんだ」

「俺の目的は中国共産党をこの世から消すことだ。その前にやつらの手足となって各地で横暴暴虐非道の限りを尽くす人民解放軍のやつらを壊滅させる。そうすればチベットはやつらの支配から解放され、昔のように自由で平和に暮らせることになるだろう」

「ラサだけで何人の解放軍がいると思っているんだ、数え切れないほどの敵を相手に戦うって?」

「一個師団を一〇〇〇〇人とする」

「は?」

「そこから旅団、連隊、大隊と編成されるが、いずれも組織を編成している要素でもっとも割合の大きいのが下っぱ、底辺だ。こいつらは上からの指揮に従って行動すればそれなりの脅威となるが、ひとりひとりは弱い。俺なら一対一の状況を作ればかならず勝てるね」

「…………」


 それについては異論はない。現にいま一〇人の武警を殲滅するのを目のあたりにしたのだ。


「こいつらを片っぱしから確実に潰していけばいい。一対一の戦いを一万回すれば一個師団を壊滅できる。なに、こいつは極端な例さ。目算だが五〇〇人もぶっ殺せば幹部や指揮官のほうから近くに出向いてきて、大将首を討つ機会が生じることだろう。そうなれば、もっと早くけりがつく」

「一〇〇〇〇だろうが五〇〇だろうが、数が多すぎる。キリがない!」

「キリがないってのは言葉のあやってやつだ。キリはかならずあるぞ、行動し続ける限りは。愚公移山てやつさ」

「サンポ、逃げるんだ。ここにいちゃいけない。この人に関わっちゃあいけない」

「おれはここにいるよ、おっとう」

「なんだって!?」

「この人はチベットを独立させるために仏様が地上に遣わせた暴悪憤怒尊だ。おれも戦う!」

「ダライ・ラマの言葉を思い出せ、暴力に暴力で対抗してはいけない。諸行は無常なり生あるものは必ず滅ぶ。生滅に執着せぬならば安楽の境地に至る――」

「その結果が今のチベットだろ! おっとうはすべてのチベット人が殺されるまで、そんなことを言い続けるつもりかよ」

「ご子息の言う通りだ、店主。権力を持ったやつが卑劣な真似をしてきた時は、おなじように報復してもいいのさ。いや、相手が権力者だろうがそうでなかろうが、殴られたら殴り返すべきだ。でなきゃこっちはやられっぱなしだからな。俺はガンジーでもマゾヒストでも、平和ボケした小日本の9条信者でもない。一方的に卑劣なことや残忍なことをやられて、自己満足して耐えているような変態趣味はないんだ。人様のことを倭猿だジャップだと言う輩は、むこうの人から姦国蟲国呼ばわりされるのは当然てやつだな、うん」

「あんた今小日本とかヘイト発言してなかった? さっきも日本鬼子とか言ってたような……」

「とにかく俺はここで侵略者どもに対する反抗の狼煙を上げる。巻きぞえ食らって死にたくなければ安全な場所に逃げるんだ」

「逃げるもんか、ここはおれたちの土地だ。おれにも手助けさせてくれ」

「オム・マニ・ペメ・フム……。仏様、殺生の助けをすることをお許しを……」


 結局サンポ親子も兇手死侠に与することとなった。半世紀以上も抑圧され、弾圧を受けてきたのだ。それもまた、いたしかたないことだろう。

 わかる人にしかわからない、妖怪ズウーネタ。

 なろう民でこのネタがわかる人なんていないだろうなぁ。

  • ブックマークに追加
ブックマーク登録する場合はログインしてください。
ポイントを入れて作者を応援しましょう!
評価をするにはログインしてください。

感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

異世界Cマート繁盛記

スローライフ店主生活。 異世界に迷いこんだ主人公が、向こうの世界でお店を開いて、ほんの小さな4坪ほどのスーパーマーケットを大繁盛させる話です。 現代文明の品//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全142部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2018/07/31 05:03
昏き宮殿の死者の王【Web版】

※2019/11/30、エンターブレイン(ファミ通文庫)より書籍版一巻発売です! 書籍版は全般的に加筆修正されている他、巻末書き下ろし短編としてWebでは語られ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全131部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2020/10/08 19:57
その無限の先へ

いつ、どんな形で死んだのかは分からない。 前世の記憶を抱えたまま転生した先で待っていたのは、ゲーム的なシステムを持ちながらも現実的で過酷な日常だった。 現代知識//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全146部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2020/05/03 23:02
セブンス

ライエル・ウォルトは伯爵家であるウォルト家の嫡子であった。 だが、完璧である妹のセレス・ウォルトとの勝負に負けて廃嫡。完膚なきまでに打ちのめされ、心を折られた状//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全345部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2015/12/06 00:00
魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~

人も、精霊も、神々すら滅ぼして、魔王と恐れられた男がいた。 不可能を知らぬ魔王アノスは荒んだ世界に飽き、転生の魔法を使った。 二千年後。目覚めた彼を待っていた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全635部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2020/08/08 07:00
週末冒険者

 残業なし、休日出勤なしだけが売りの会社に就職した。  このままどんな人生を送るのか考えていると、ふと思い出す。  「俺、前世魔術師だった」  今でも使える//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全38部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2020/06/27 00:00
スライム召喚無双 ~ゲーム技術は異世界でも最強なようです~

プロゲーマーな主人公・ユカタはある日異世界に飛ばされた。 彼はその際、ユニークスキルを一つ授かっていた。 それは「ウィンドウに表示されるパズルゲームを上手くプレ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全71部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2020/10/18 00:11
TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す  ~ヘンダーソン氏の福音を~

 一人の男性が不幸にも命を終えた。しかし、彼は瞑想の中で神と邂逅し、異世界へ“自身を望むがままにする”権能を与えられて送り込まれることとなった。遠大な神が考える//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全140部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2020/10/16 19:12
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~

 本が好きで、司書資格を取り、大学図書館への就職が決まっていたのに、大学卒業直後に死んでしまった麗乃。転生したのは、識字率が低くて本が少ない世界の兵士の娘。いく//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全677部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2017/03/12 12:18
地味な剣聖はそれでも最強です

 日本の学生だった白黒山水は、神様のミスで死んでしまい、異世界へ転移する。  最強になりたいということで神様から仙人への紹介状をもらって、そこで五百年間の修行を//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全493部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2019/09/20 00:00
おかしな転生

 貧しい領地の貧乏貴族の下に、一人の少年が生まれる。次期領主となるべきその少年の名はペイストリー。類まれな才能を持つペイストリーの前世は、将来を約束された菓子職//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全298部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2020/10/10 05:00
ニンジャと司教の再出発!

『冒険者の酒場』で無為な日々を過ごす、上級職『ニンジャ』の『ああうあ』。 実戦経験なし、レベルは1。 彼は『アイテム倉庫』としてパーティーに利用されるだけの補欠//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全124部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2020/10/13 18:59
エノク第二部隊の遠征ごはん

遠征部隊に配属となった衛生兵のメルは、支給される保存食の不味さに悶絶する。 パンは酸っぱく石の如く。干し肉は無味無臭で噛み切れない。 生命の危機を覚えた衛生兵は//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全397部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2020/10/17 00:00
ポーション頼みで生き延びます!

長瀬香(ながせかおる)は、会社からの帰りに謎の現象に巻き込まれて死亡した。その原因となった高次生命体がデグレードモードであるのをいいことにうまく言いくるめ、『思//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全223部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2020/10/15 00:00
はぐれ精霊医の診察記録 ~聖女騎士団と癒やしの神業~

【カドカワBOOKSから書籍版第2巻が発売中です!】 【橘由宇先生によるコミカライズ版がComicWalker、ニコニコ静画「ドラドラしゃーぷ#」にて連載中です//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全104部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2020/09/11 20:44
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です

男が乙女ゲー世界に転生!? 男爵家の三男として第二の人生を歩むことになった「リオン」だが、そこはまさかの知っている乙女ゲーの世界。 大地が空に浮かび、飛行船が空//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全176部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2019/10/15 00:00
29歳独身は異世界で自由に生きた…かった。

29歳独身が異世界で自由気ままに生活しようとする物語です。 初日から『押し売り』女房に捕まり、十日ほどで国にも睨まれ始めて人生中々上手くいきませんが。 そん//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全134部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2019/02/07 21:00
異世界のんびり農家

●KADOKAWA/エンターブレイン様より書籍化されました。  【書籍八巻 2020/08/07 発売中!】 ●コミックウォーカー様、ドラゴンエイジ様でコミカラ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全653部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2020/10/05 12:23
二度目の人生を異世界で

唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。 「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」 これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全404部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2018/05/21 12:00
栽培チートで最強菜園 ~え、ただの家庭菜園ですけど?~

【書籍2巻、8月6日発売】 冒険者に憧れていた少年・ジオ。しかし15歳になった彼が神々から与えられたのは【家庭菜園】という、冒険には役立たない謎の加護だった。仕//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全148部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2020/10/21 18:00
迷宮で石ころは光り輝く

パライゾ王国の都市インフェルノにある冒険者を育てるための育成施設であるラルヴァ学園において、トップの成績を誇るパーティーであるアギヤ。そんな名誉あるパーティーに//

  • アクション〔文芸〕
  • 連載(全139部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2020/08/23 00:32
トラック受け止め異世界転生ッッッッッ!!!!!熱血武闘派高校生ワタルッッッッッ!!!!!

【この作品をベースにキャラや展開を再構築して書いた新作が、第6回オーバーラップ文庫大賞の特別賞を受賞いたしました。「トラック受け止め異世界ッ!熱血武闘派高校生ワ//

  • コメディー〔文芸〕
  • 完結済(全138部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2019/04/30 18:21
私の従僕 

 俺は公爵家の奴隷に拾われた。捨て子だったらしい。だから俺も奴隷。奴隷というのは働くのが普通で、むしろ働かない奴隷なんていない。なので俺も働いた。休みなく働いた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全99部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2019/11/15 04:18
よくわからないけれど異世界に転生していたようです

事故で前世のおっさんの記憶を取り戻した少女が特に目的も無くふらふらする話。 【講談社 Kラノベブックスより書籍1~3巻・コミカライズ1~2巻 発売中】

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全138部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2019/07/06 00:00
神統記(テオゴニア)

【主婦と生活社「PASH!ブックス」さまにて、書籍化する事になりました】 【第3巻】19年6月28日発売予定です。 コミック版『神統記(テオゴニア)』もWEB上//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全159部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2020/10/17 01:14
冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた

 駆け出し冒険者の頃に片足を失い、故郷のド田舎に引っ込んで、薬草を集めたり魔獣や野獣を退治したり、畑仕事を手伝ったり、冒険者だか便利屋だか分からないような生活を//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全158部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2020/01/21 17:01
ガチャを回すだけの簡単なお仕事

加賀智弥太郎、二十六歳、都内で営業職に就くサラリーマン。 仕事は厳しいがブラックというほどでもなく、それなりに充実した日々を送っていた。 しかし、平凡な日常は//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全44部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2020/09/24 19:33
人狼への転生、魔王の副官

人狼の魔術師に転生した主人公ヴァイトは、魔王軍第三師団の副師団長。辺境の交易都市を占領し、支配と防衛を任されている。 元人間で今は魔物の彼には、人間の気持ちも魔//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全415部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2017/06/30 09:00
異世界でも無難に生きたい症候群

異世界転移なのに、なのになぁ。 気づけば異世界の山の中に取り残された主人公。 現代社会に生きる日本人に戦いの才能なんてあるわけない、チート能力だってもらえるわけ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全345部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2020/10/18 20:05
転生したら剣でした

気付いたら異世界でした。そして剣になっていました……って、なんでだよ! 目覚めた場所は、魔獣ひしめく大平原。装備してくれる相手(女性限定)を求めて俺が飛ぶ。魔石//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全807部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2020/10/21 08:00
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい

カドカワBOOKS様で書籍化されました! 是非買ってね!_(:3」∠)_ ↓カドカワBOOKS様書籍ページURL↓ https://kadokawabooks.//

  • 宇宙〔SF〕
  • 連載(全212部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2020/10/20 18:27
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全304部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2020/07/04 00:00
異世界で 上前はねて 生きていく (詠み人知らず) 〜再生魔法使いのゆるふわ人材派遣生活〜

双葉社Mノベルス様より書籍化しました。 第1巻発売中、第2巻発売中です。 こばみそ先生作画のコミカライズ版の第1巻も発売中です。 ――― 社畜として過労死し//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全94部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2020/09/26 10:40
脇役艦長の異世界航海記 ~エンヴィランの海賊騎士~

人生の脇役を自認していた平凡なサラリーマンは、迷い込んだ異世界で無敵の飛空艦シューティングスター号を手に入れた。人生の主役になれなくてもいいので、脇役としておい//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全111部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2018/10/08 11:00
異世界で姫騎士に惚れられて、なぜかインフラ整備と内政で生きていくことになった件

『この作品は『小説家になろう』(http://syosetu.com/ )に2019/01/18に投稿を開始した小説です。著作権は昼寝する亡霊(https:////

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全58部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2020/10/18 18:00
骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中

 オンラインゲームのプレイ中に寝落ちした主人公。  しかし、気付いた時には見知らぬ異世界にゲームキャラの恰好で放り出されていた。装備していた最強クラスの武器防具//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全200部分)
  • 2 user
  • 最終掲載日:2018/07/16 23:00