議事録も作成しない「誤った政治主導」 | すが義偉の「意志あれば道あり」 Powered by Ameba

議事録も作成しない「誤った政治主導」

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今週、東日本大震災に対応するために立ち上げた多くの会議で議事録が作られていないというずさんな実態が、次々と明らかになりました。
歴史的な危機に対処していることへの民主党の意識の薄さ、国家運営への責任感のなさが如実に現れています。

公文書の作成は、政党の主義主張とは全く関係のない、国家運営の基本です。
公文書管理法では、記録を「健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源」とし、意思決定に至る過程の文書を作成することを義務付けています。
1000年に一度という大災害に対して、政府がどう考え、いかに対処したかを検証し、そこから教訓を得るために、政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録はその最も基本となる資料です。
それを作成していなかったのは明らかな法律違反であるとともに、国民への背信行為です。

人類が原発事故を二度と起こさないために、事故が起こった原因、被害の拡大を防げなかった理由を徹底的に究明することは、国民や世界に対し、国が果たすべき重要な責務です。
しかし、福島第一原発の事故に対処した原子力災害対策本部でも議事録は残されていませんでした。
これでは国会の事故調査委員会の検証にも支障が出るのは避けられません。

議事録のないことは昨年5月の時点で問題になって、当時の枝野官房長官は改善を約束し、野田総理もこのことを十分認識している立場にあるにもかかわらず、
その後も作成されずに、23回にわたる昨年末までの原子力災害対策本部の議事録は一切残されていません。
これでは、民主党政権のが自らの失敗を隠そうとしたと疑われるのは当然です。

総務大臣を務めた私の経験からしても、官僚は法令順守意識が高く、政治家に聞きもせずにこのように基本的な事柄を放置するとは到底考えられません。
事実、震災から1ヶ月後の4月の時点で、全省庁の官僚のトップである官房副長官が、文書の作成と保存の徹底を指示しています。

民主党は野党時代に政府の文書管理の不備を責め、情報公開を声高に叫んでいました。
しかし政権交代後、政治主導の象徴とした政務三役会議など、政策決定過程の多くは非公開で議事録も作成されず、「密室政治」となっています。
議事録作成という基本的な義務も果たさず、「誤った政治主導」をふりかざして恣意的に国家を運営する民主党には、政権を担う資格がないのは明らかです。
国会の審議で厳しく質してまいります。
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12.01.22 今年の自民党運動方針案を提案しました

テーマ:活動報告

〔第79回自民党党大会が開催されました〕

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  1月22日、東京都内において「第79回自由民主党大会」が開かれました。私、すが義偉は組織運動本部長として、自民党としての今年の「運動方針案」を提案し、決定されました。

  動方針案では、今年を「日本の存亡を懸けた政治決戦の年」と位置づけ、国民との信頼回復に取り組み、民主党政権を解散・総選挙に追い込み、政権奪還する決意を強く打ち出しました。

 わが党が目指す国家像としては、「自民党の原点は『地域』」とし、地域に根差した「日本らしい日本」を構築することを強調しました。

 具体的な政策課題では、東日本大震災の復興を最優先課題として掲げ、わが国が主権回復したサンフランシスコ講和条約発効から60年となる本年4月28日までにわが党の新憲法改正案を策定する方針を示しました。消費税を含む社会保障と税の一体改革については、「(政府与党に対し)責任を持って法案を提出することを求め、国会で国民の不安を踏まえ、徹底的に対峙し、議論する」との考えを示しました。
   
 この運動方針のもと、今年も原点を忘れず、信頼される政治を心がけて、全力で国政に取り組んでまいります。

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