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小倉の映画館で映画「君は一人ぼっちじゃない」制作発表会 的場浩司さんら登壇

阪東妻三郎版「無法松の一生」上映後、行われた映画「君は一人ぼっちじゃない」制作発表会。左から、的場浩司さん、鶴田真由さん、土田卓弥さん

阪東妻三郎版「無法松の一生」上映後、行われた映画「君は一人ぼっちじゃない」制作発表会。左から、的場浩司さん、鶴田真由さん、土田卓弥さん

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 小倉のフィルム映画館「昭和館」(北九州市小倉北区魚町4)で7月17日、全編北九州ロケという映画「君は一人ぼっちじゃない」の制作発表会が行われた。

【動画ニュース】「君は一人ぼっちじゃない」制作発表会

 7月クランクインした同作品は、「荒くれ者の人力車夫・富島松五郎の半生を描いた『無法松の一生』を現代に置き換えた作品」(監督の三村順一さん)で、同監督の「グッバイエレジー」に次ぐ、北九州シリーズ2作目。

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 作家・岩下俊作の小説「富島松五郎伝」を映画化した「無法松の一生」は、阪東妻三郎さんや三船敏郎さん、三國連太郎さん、勝新太郎さんによって過去4回映画化され、北九州市民にとって思い入れの強い作品となっており、北九州出身の三村さんが同映画への「オマージュ」として、自ら脚本を書き監督を務めている。

 貧困と泥沼の生活にあえぐ土田卓弥さん、古賀哉子さん、深澤嵐さん演じる若者3人が人力車夫役の的場浩司さんに出会い、「次第に自らの未来を見出す」ストーリーで、鶴田真由さん、中村有志さん、紫吹淳さん、渡辺裕之さん、三船美佳さんら、ベテラン俳優陣が脇を固める。

 的場さん演じる車夫は、小倉城下で人力車を引く「小倉屋市五郎」さんを、三船美佳さんは「昭和館」館長の樋口智巳さんをモデルにするなど、実際の人物を織り交ぜた小倉色の強い作品となっている。

 会見の終盤、三村監督は次回作に、若松出身の作家・火野葦平の小説「花と龍」への映画化をにおわせていた。

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