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香港を裏で操るアメリカ:NED
2019-08-12 (Mon)
NEDという組織がある。
このブログで書くのは二度目である。5年前の香港デモのときにも書いたが構図はその時と変わらないらしい。
(ぜんべいみんしゅしゅぎききん、National Endowment for Democracy, NED 「民主主義のための全国基金」)は、レーガン政権時代の1983年に「他国の民主化を支援する」名目で、公式には「民間非営利」として設立された基金。実際の出資者はアメリカ議会であり、これは基金の年次報告書に掲載される会計報告で確認出来る。
どういう組織かというと昔CIAが非公然でやっていたことを、公然と行う為の組織である。一応NGOの形をとっているが資金はアメリカ政府から出ている。
アメリカの利益にそぐわない国家に対し、反体制運動を組織し、資金援助、人材の育成、リクルート、闘争方針の指示、武器の援助まで行う。
はっきり言えば反体制派を育成して、相手国の政府を倒したり、倒さないまでも弱体化を目指すのである。
今回もアメリカの外交官が反体制派と接触する様子が写真に撮られている。
4人の男性は反体制派のリーダー達、中央にいる女性は在香港アメリカ領事館の職員Julie Eadeh。8月6日にとられたもの。香港でゼネストを呼びかけられる直前のものである。
香港で反体制派に接触するアメリカ外交官が写真に取られたのは今回が初めてではない。
3年前に取られた写真では香港独立運動のリーダーがアメリカ領事館の関係者にお金を無心する様子もとらえられている。
“港独”头目密会美官员细节曝光 美称考虑金援(图)
“港独”头目密会美官员细节曝光 美称考虑金援(图)
もともとは共産主義国家に民主主義の名の元に反対派勢力を育成し、アメリカの諜報活動に強力させることが目的だったらしい。ところが冷戦が終わってもその役目を終えることなく、続いているらしく、共産主義国家ではなく、民主主義国家でも、アメリカに反抗する国家に対して工作を行い、場合によっては政権転覆も工作するようになってきた。
このNEDは一応NPOの形を取っており、その活動をWEB上に公開している。(もっともそれが正しい情報かどうかは疑問符がつくが)中国には300万ドル(2018)を使っている。香港には35万ドル近くの金を使ってる。これらの金がどこに流れているかは明らかにされていない。
驚いたことに日本にも受け取っている団体がいた。
一橋大学 $15,000
Japan NGO Center for International Cooperation $102,000
国境なき記者団がNEDから資金を受け取っているのが明らかにされている。
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