えー、毎度おなじみ、フジ住宅系助成金の助成先をひとつひとつ調べていく企画です

今回は2020年度上期下期を一気に調べていきます

フジ住宅といえば、韓国人らを貶める内容の社内文書を大量に従業員に回覧させたり、ネトウヨ本を従業員に読ませ感想文を強制した、大阪にある一部上場企業ですね

教科書展示会のアンケートで育鵬社(日本教育再生機構)を推すよう従業員を動員した不正行為でも有名です

上記のようなウヨウヨな企業実態は「ヘイトハラスメント裁判」などにより明らかになっています。地方裁判決では、ヘイトハラスメントを受けた原告の勝訴でした。2021年1月28日から高裁が始まります
(詳しくは「ヘイトハラスメント裁判を支える会」で→

また、フジ住宅のヘイト&不正行為は、会長の今井光郎さんが主導したものとされています

今井光郎さんは一般社団法人今井光郎文化道徳歴史教育研究会(所在地:フジ住宅内装)なる団体を運営しており、様々な団体・個人に助成金を与えています。ウヨウォッチャーからは通称して「フジ住宅系助成金」と呼ばれています

助成金をどんな個人・団体に渡すのかというと……

もちろんウヨ相手に決まっています



この助成先の決定には、ヘイトハラスメント裁判でフジ住宅を応援する関西ウヨ・南木隆治さんも選考委員として関わっています(彼のお友達が多く助成金を受けています)

しかしながら、フジ住宅も南木隆治さん本人も、彼のことを「裁判を応援してくれる善意の第3者。だから南木隆治さんが大勢の仲間を引き連れて裁判の傍聴席に来てもフジ住宅は関係ないよ」的なことを言っています

これぞまさしくウヨ☆トリック「中立ぶる」ですねですね


では、さっそく見ていきましょう。助成先の一覧は↓から。なお、◯◯系としてるのは、わりとザックリな分類です


日本会議・モラロジー・親学



◯江崎道朗(上期・下期)

使途:近現代史研究プロジェクト

通称は「コミンテルンハンター」。コミンテル陰謀論を振り回す有名なウヨウヨですね

日本会議の中核を担う日本青年協議会の人です

日本青年協議会は、穏健化した生長の家から飛び出した「谷口雅春原理主義者」の一部ですね

日本会議本ブームの後は日本青年協議会との繋がりを隠すことも多くなりましたが、以前の経歴は↓です

"月刊誌「祖国と青年」編集長を経て平成9年から日本会議事務総局に勤務、現在政策研究を担当する専任研究員"

みなさんご存知とは思いますが、月刊誌「祖国と青年」は日本青年協議会の機関誌です

以前のプロフィールにあった"専任研究員"とは、日本会議国会議員懇談会での肩書きですね

2020年10月、フジサンケイグループの第20回「正論新風賞」受賞


◯まほろば教育事業団(上期のみ)

使途:令和 2 年夏季青少年合宿(まほろば小学生合宿8 会場、夏季中高生セミナー)

日本青年協議会(日本会議の中核)の大学生向けサークルである全日本学生文化会議(https://web.archive.org/web/20161019150244/http://bunkakaigi.sakura.ne.jp/index.html)の小中学生バージョン

合宿では「日本を美しくする会」の指導をうけ、素手でトイレ掃除をしたりする

顧問:中西輝政
顧問:畠山圭一
理事長:山崎文靖
理事:内田智
理事:秀道広
理事:山川洋一


まほろば教育事業団ホームページ


◯防災危機管理フォーラム(上期・下期)

上期使途:安土城復元に向けての(現存天守 5 カ所)の火災・防災対策に関する現地調査活動
下期使途:「副読本 感染症読本」の製作

濱口和久さんが代表。彼は拓殖大学大学院地方政治行政研究科特任教授・防災教育研究センター長でもあります。竹島に本籍を移したことで有名な人ですね

濱口和久さんのプロフィールはhttp://www.hamaguchi.ne.jp/profile.html が詳しい

防衛大学時代に第9回土光杯全日本学生弁論大会最優秀賞受賞からはじまり、自衛隊除隊後に日本政策研究センター研究員だったという過去が光ります

※日本政策研究センターは日本会議系シンクタンクです

現在の肩書きは上に書いたもの以外に「日本李登輝友の会」理事や「一般社団法人近現代史データバンク」代表理事でもあるそうで

また、滋賀県近江八幡市によって設立された「安土城復元推進協議会」の副会長に就任したそうです

防災危機管理フォーラムのホームページ


◯防災教育推進協会(上期・下期)

※日本会議系ではないが、便宜上(濱口和久さんの説明の続きとして)ここで

上期使途:防災セミナー(防災寺子屋)開催
下期使途:教育や指導及び啓蒙活動等のオンライン化・遠隔化に伴うシステム構築と環境整備

会長は日本地震学会の会長である山岡耕春さん

メンバーのなかにウヨい連中が紛れこんでおり、とりあえず気づいたぶんだけでも、

常務理事:濱口和久(詳細は「防災危機管理フォーラム」で)
理事:竹花豊(「おやじ日本」理事長。元東京都副知事)
理事:室舘勲(株式会社キャリアコンサルティング代表取締役社長)

また、防災関連の出張講師のなかにウヨ気象予報士・半井小絵さんがいる

防災教育推進協会ホームページ


◯歴史認識問題研究会(上期・下期)

使途:「歴史認識問題研究会」の事業継続 

麗澤大学=モラロジー研究所にある歴史修正団体。右派が総力を結集(野合)している感がある「歴史戦」の最前線


なお、最新の機関誌『歴史認識問題研究』No.7(令和2年秋冬号)には、小島新一(元『正論』編集長)による「フジ住宅・在日韓国人従業員訴訟判決がはらむ、「ヘイト認定」の危険性」なる論考が掲載されています。ウヨ業界の「フジ住宅」への関心の高さがうかがえますね

歴史認識問題研究会ホームページ


◯「日本文明」研究フォーラム(上期・下期)

使途:「日本的価値」再評価に向けた若手・中堅研究者の学術協働ネットワークの基盤構築

所在地は千葉県柏市。柏市といえばモラロジー研究所

というわけで、https://researchmap.jp/kawakub によると、麗澤大学(=モラロジー研究所)の大学院で准教授をされている川久保剛さんが関わっているようだ

川久保剛さんは、モラロジー研究所「歴史戦」の最前線たる「歴史研究室」(https://www.moralogy.jp/research/kawakubo2/)や道徳関係の「人間学研究室」(https://www.moralogy.jp/research/kawakubo/)で主任研究員をされている

もちろん上のほうで書いた「歴史認識問題研究会」にも関わりがあり、紀要『歴史認識問題研究』第2号に寄稿している


◯NIPPON 憲法プロジェクト in 大阪(上期・下期)

使途:第 4 回 OSAKA 憲法トークライブ開催と YouTube での情報発信

団体名からプロジェクト名に変わったというNIPPON 憲法 PROJECT。東京の主要メンバーは「東京ダイアローグEXE」として、学生メンバーは「憲法BlueWave」として名前を変えてプロジェクトに関わる


当ブログがフジ住宅系助成金平成31年度上期で警戒していたナザレンコ・アンドリーさん(NIPPON 憲法 PROJECTin 大阪主催「第 3 回 OSAKA 憲法トークライブ」参加者だった)は、ウヨ界で見事にブレイクしました

なぜかVチューバーになってる……(´・c_・`)

NIPPON 憲法プロジェクト in 大阪Facebook


◯日本の歴史文化研究会(上期・下期)

使途:日本の歴史と文化の普及と振興を通し、政治的に中立な真実を基にした歴史を広く日本国民に周知する

第50回記念講演に森友学園の籠池がパネリストとして行こうとして行けず話題になったところ。代わりに娘さんが行こうとしたが、結局辞退されました。なお、この記念講演は日本教育再生機構兵庫との共催だった

その後もたびたび日本教育再生機構兵庫とイベントを共催している


◯マナーキッズプロジェクト(上期のみ)

使途:マナーキッズ、プロジェクト関連印刷物の発行及びマナーキッズ講師養成講習会の開催

「親守詩普及委員会」を運営する団体のひとつ(親守詩は親学関連。全国大会はなくなったようだが、地方大会はいまだに開かれている)

テニスを通じてマナーを学ぼうぜ!という団体。ただしそこで教えられるマナーは西洋式のそれではなく、小笠原流礼法など日本由来のもの

最近では大手企業とも絡みだし、怪しさを薄めようとしているが、親守詩の運営をしている時点で無駄な努力なんだよなぁ

主にウヨ系首長のいる地方自治体に勢力を伸ばしている


マナーキッズプロジェクト


◯次世代保育研究会(上期・下期)

使途:令和 2 年度 保育園・こども園の先生向けキャリアパス対応ステップアップ連続研修会

"この度、兵庫県より西宮市私立保育協会が指定を受け、次世代保育研究会が主催する保育士等キャリアアップ研修を開催することになりました"

とのことで、平成30年度は、親学推進協会理事の杉本哲也さんを講師に研修会をしていた模様

ちなみに、杉本哲也さんが松下政経塾に記したプロフィール(https://www.mskj.or.jp/profile/sugimoto.html)によれば、彼は山田宏議員の元政策秘書にして、森信三を崇拝する「実践人の家」の理事だという


◯親学高知(上期・下期)

使途:親学普及事業

みんな大好き親学の高知県支部
https://www.kochinews.co.jp/article/192306/ によると2018年に発足したばかりのようです

ウヨウヨしいことで一部で有名な学校法人平成学園(2019年下期にフジ住宅系助成金を受ける)では、2019年9月から月に一回、「親学高知」主催で「親学高知子育て支援活動」を行っています

また、「親学高知」の理事には、「次世代保育研究会」で説明した杉本哲也さんや、全盲のシンガーソングライター・堀内佳さんがいます


◯新教育者連盟(上期・下期)

使途:機関誌の刊行普及事業、講師・指導者派遣事業

谷口雅春原理主義者たち

"谷口雅春「生命の実相哲学」に基づく教育の原理と方法により、家庭教育における子供の躾、才能の開発、非行の 防止等の諸問題について相談、指導及び助言を行う"

ちなみに大阪支部も助成金を受けています

新教育者連盟ホームページ


◯新教育者連盟 大阪支部(上期・下期)

上期使途:生命の教育をより広く伝え、日本の教育の困難な現状を解決していくための活動
下期使途:生命尊重のチラシの配布、胎児のいのちを守る活動

谷口雅春原理主義団体のひとつ新教育者連盟の大阪支部。なぜかいくつもブログをもっている

ブログでは機関誌『生命の教育』の一部が音声で聴けます

ブログのうちひとつは「応援 いのちを守る親の会」。どうやら毎月の機関誌送付の際、「いのちを守る親の会」のチラシが同封されているそうですね。これが下期使途である"生命尊重のチラシの配布、胎児のいのちを守る活動"ですね

ちなみに「いのちを守る親の会」は「生長の家宇治」の名物講師だった大熊良樹さんが、生長の家を飛び出して始めた団体です。谷口雅春原理主義者はもちろんのこと、現教団の人間も多く参加しているとの噂を聞いたことがあります(僕はこの団体の近くに住んでいます)

新教連大阪支部のホームページ


◯伊丹まちかど歴史研究会(上期のみ)

使途:自分に誇りを持ち、日本の国に誇りを持ち、祖国日本に誇りを持つ青少年を育成する講演会の実施

伊丹まちかど歴史研究会の講座1

↑の講師である井上雅夫同志社大学名誉教授は、谷口雅春原理主義団体である新教育者連盟の理事長だった人

伊丹まちかど歴史研究会の講座2

↑の講師の代田健藏さんは新教育者連盟の現在の理事長

そして「伊丹まちかど歴史講座」の世話人とされている下野千恵子さんは、「新教育者連盟」の教育アドバイザー(大阪・伊丹)です

つまり「伊丹まちかど歴史研究会」は谷口雅春原理主義団体である「新教育者連盟」の別動隊ということですね


◯美しい日本の憲法をつくる国民の会 (下期のみ)

使途:美しい日本の歴史伝統文化を盛り込んだ新憲法制定をめざした広報啓発事業

日本会議の別動隊。全国津々浦々にある支部をつかい、改憲署名集めをしている。初詣客にぎわう神社で署名集めをして顰蹙をかったことも


美しい日本の憲法をつくる国民の会ホームページ


つくる会系



◯新しい歴史教科書をつくる会(上期・下期)

使途:会報誌「史」の発行、普及

2020年の中学教科書検定で、歴史教科書が見事「一発不合格」になりました。それ以降、「つくる会」と主流派ウヨ(日本会議・フジ産経グループ)の関係が一層ギクシャクしたものになっています

それが関係しているのかいないのか、2020年7月に開催された「つくる会」の定時社員総会で、顧問だった田久保忠衛さん(日本会議会長)の退任が発表されました

また、女性部もなくなったようで、杉田水脈議員をはじめとした女性理事(赤尾由美さん、河添恵子さん)も退任となっています


◯国際歴史論戦研究所(iRICH) (下期のみ)

使途:日本の国と日本人の名誉を守る為の国際歴史論戦。対国連活動。

会長:杉原誠四郎(「つくる会」前会長)
副会長:山本優美子(元・在特会。「なでしこアクション」代表)
所長:山下英次(「不当な日本差別を正す学者の会」理事・事務局長)

2018年11月に設立されたらしい


↑の関連記事を書いたときにはまだ確定ではなかったが、国際歴史論戦研究所の「ご支援のお願い(https://i-rich.org/?cat=6)」に書かれた電話番号(03-6912-0047)は、「新しい歴史教科書をつくる会」と同じ

国際歴史論戦研究所


◯史実を世界に発信する会(上期・下期)

使途:海外向英文発信事業

使用目的:海外向英文発信事業

ウヨウヨな英文メールを北米の日本研究者に勝手に送りつけたりしている団体。これは代表代行・茂木弘道さんの名から「モテキメール」として嘲笑されています

茂木弘道さんは2019年に「第2回アパ日本再興大賞」を受賞しています。審査委員長は、「史実を世界に発信する会」代表の加瀬英明さんでした

この他にも茂木弘道さんは「放射線の正しい知識を普及する会」事務局長(代表:加瀬英明)、「慰安婦の真実国民運動」幹事(代表:加瀬英明)など、まるで加瀬英明さんの子分のような動きをしています


ああ、そういえば、あのジャパンライフの山口隆祥さんが副会長をつとめていた「日本文化協会」でも、加瀬英明さんが会長で茂木弘道さんが理事でしたね( ̄* ̄)

なお、「日本文化協会」の問い合わせ窓口は"お近くのジャパンライフの店舗"となっていましたd=(^o^)=b

史実を世界に発信する会の日本語サイト

英語サイト


◯「空の神兵」顕彰会(上期・下期)

使途:戦没者慰霊碑または記念碑建立準備・調査費用 ( 国内及び国外) 

アジア太平洋戦争における日本軍の落下傘部隊を顕彰する活動をしている団体。そのことを通じて、アジア太平洋戦争が「日本の侵略戦争ではなかった」とする歴史観を浸透させようとしている

名誉会長:加瀬英明
会長:奥本康大(元 出光興産)

奥本康大さんは「史実を世界に発信する会」委員、「二宮報徳会」理事、「千葉正論の会」共同代表、「新しい歴史教科書をつくる会」千葉支部幹事でもある

2019年7月27日、関連団体である一般社団法人「空の神兵慰霊顕彰碑護持会」が発足(名誉会長:加瀬英明、会長:奥本康大、代表理事:茂木弘道)

「空の神兵慰霊顕彰碑護持会」ホームページ


◯株式会社アワ・テレビ(下期のみ)

使途:インターネットテレビ。政治・社会・教育・外交等の問題を深く掘り下げ大衆社会を啓蒙する

2020.7に開局したインターネットTV局。「OurTV JAPAN アワテレビジャパン」が正式名称

奥本康大さん(「空の神兵」顕彰会)、加瀬英明さん、中村功さん(東日本ハウス創業者)らが発起人となり設立されたそうです。社長は奥本康大さん

アワテレビのFacebookページ


◯一般社団法人美し国(上期・下期)

使途:1.「なでしこオピニオンの会」運営 2.会報『美し国』発行 3. 美し国広報事業 4.海外講演事業

ネットワークビジネスの「ピュアーライフ」が運営。代表はどちらも菅家一比古さん。いわゆる「スピリチュアル系」の右翼。「新しい歴史教科書をつくる会」との連携に注目

「なでしこオピニオンの会」は「美し国」の女性部で、こちらは呉善花さんが代表。また、「美し国」には経営者の集いとして「美し国経営者連盟政経塾」があり、こちらは"おててのしわとしわを合わせてなーむー"で有名な「お仏壇のはせがわ」の長谷川裕一さんが代表



杉田水脈議員もかつては「美し国」の副代表&「なでしこオピニオンの会」代表だったんですが、現在は辞めているようです
(「美し国」の機関誌『美し国 令和二年夏号』を入手したところ、杉田水脈議員は「なでしこオピニオンの会」の顧問になっているそうです)

2020.2にYouTubeチャンネル開設

「美し国」ホームページ


産経新聞系


◯産経新聞開発株式会社(上期・下期)

使途:井上和彦氏ツアーおよび講演会(日本の失われた近現代の歴史に光を照らす会) 

産経新聞の旅行・広告会社。最近YouTubeに、井上和彦さんをメインキャスターとして「サンケイ・ワールド・ビュー」を開設。番組の最後には"特別協力"として「一般社団法人今井光郎文化道徳歴史教育研究会」のクレジットが流れる。なお、エンディング曲は、産経新聞PRモデルである「愛国の歌姫」こと山口采希さんが歌っている

なお、井上和彦さんは『ニュース女子』の沖縄ヘイトデマでも有名な方。週刊金曜日によると、防衛産業「双日エアロスペース」社員らしい

沖縄ヘイトデマ↓

「双日エアロスペース」との関係↓

産経新聞開発株式会社ホームページ


◯とてたま企画合同会社(下期のみ)

使途:受け継がれてきた想い、音楽を未来へ受け継ぎ、元気と誇りを! 歌唱、演奏活動

産経新聞PRモデルにして「愛国の歌姫」こと山口采希さんが代表をつとめるイベント会社



◯一般社団法人 ジャパンフォワード推進機構(上期・下期)

使途:英語で発信される日本関係のニュースを掲載するウェブサイトの運営

産経新聞系列。会社も東京サンケイビル内にある。フジサンケイグループのメディアが「英語の記事でも左翼が批判されてるうぅぅ」と、ここの記事を引用することがある

役員たちの中には見覚えのあるウヨぎチラホラ


テキサス親父・幸福の科学系


◯テキサス親父日本事務局(上期・下期)

使途:国連での活動と国内外の反日勢力に対するプロファイリングを行うカウンター・インテリジェンス・シンクタンクの創設

日本人にとって都合の良いことを白人のオッサン(テキサス親父ことトニー・マラーノさん)に語らせる団体。ヘイト漫画家はすみとしこさんもお仲間

どう見ても「幸福の科学」関連団体なのだが、本人たちは否定(たぶんまだ認めていないと……)

最近ではだいぶ開きなおってる感ある↓

 事務局長:藤木俊一

テキサス親父日本事務局ホームページ


◯藤井実彦(上期・下期)

使途:消費増税における経済マンガの製作

幸福の科学が支援していたことでも有名な「論破プロジェクト」。その代表が藤井実彦さんです。無論、藤井実彦さん自身も幸福の科学です

「論破プロジェクト」を一躍有名にしたのは、2013年フランスで開かれたアングレーム国際漫画祭。「論破プロジェクト」はそこに反「慰安婦」漫画の展示を行い、主催者から強制撤去の処分をくらいました

なお、アングレーム国際漫画祭での暴挙には、幸福の科学やテキサス親父日本事務局もガッツリ関わっています

「論破プロジェクト」のホームページには、「4コマ漫画プロジェクト」なるウヨウヨ漫画のコーナーがあり、ヘイト漫画家はすみとしこさんも執筆者の1人です

また、藤井実彦さんは「新しい歴史教科書をつくる会」や「幸福の科学」、その他ウヨウヨ連中でつくる「慰安婦の真実国民運動(所在地は「つくる会内」)」の幹事でもありました

藤井実彦さんは「慰安婦の真実国民運動」で台湾を訪れた2018.9に現地の「慰安婦」像に蹴りを入れたことで国際問題を引き起こしました

このことから藤井実彦さんは「慰安婦の真実国民運動」から強制的に辞任させられましたが、「論破プロジェクト」はいまだに同運動の参加団体のひとつに数えられています

藤井実彦さんについて詳しくは↓


◯琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会(上期・下期)

使途:沖縄県民啓発広報事業

沖縄を中心に活動する我那覇真子さんのウヨウヨ団体。ようは沖縄ヘイトデマの発生源のひとつですね

我那覇真子さんは【沖縄のジャンヌダルク】と呼ばれたウヨ界隈のアイドルだった人です

2018年の元旦には、櫻井よし子さんらとともに安倍晋三首相(当時)から公邸に招かれるほどの栄華を極めましたが……

しかし、2019年8月15日の靖国神社での集会で安倍政権を批判。今から思えば、ここが運命の分かれ道

2020年に入ってからは、ウヨ恒例の内ゲバによって、キャスターをつとめていた「チャンネル桜」を降板させられてしまいます……ご本人は「自分の意思で辞めた」と言っていますが
(ヘイト漫画家はすみとしこさんによる内ゲバのまとめ↓

彼女の場合、自称「治る実践心理カウンセラー」の父親の被害者という面も大きく、批判するのにも気が引ける……

琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会ホームページ


◯エルドリッヂ研究所(下期のみ)

使途:「女子の武士道」英訳・出版プロジェクト

ロバート・D・エルドリッヂさんは、2009~15年、在沖米海兵隊政務外交部次長を務め、東日本大震災ではトモダチ作戦の立案に携わった人物です。幸福の科学や統一教会のメディアでの発言も多い、ちょっとアレな方ですね

彼の著作である『沖縄問題の起源』(名古屋大学出版会、2003年)は、米国公文書をふんだんに使い、戦後沖縄をめぐる日米交渉を描き出したことでアカデミアからも評価が高かったのですが……(なお、当時の肩書きは大阪大学大学院国際公共政策研究科助教授。海兵隊に転身したのは2009年)

しかし、いつからウヨったのか、あるいは最初からウヨかったのか、現在では立派なウヨウヨさんに退化しておられます

海兵隊在職時からチャンネル桜(頑張れ日本!全国行動委員会)とつるんでおり、2013年4月の「第13回 尖閣諸島漁業活動」に参加しようとするも、当日になって海兵隊からストップがかかるなど、ウヨ活動に従事していました

その後もたびたび問題発言で物議を醸しており

そんなエルドリッヂさんが一躍注目を浴びたのが、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ基地内の監視カメラから基地反対派を撮影した映像がYouTubeに流失した事件です。流失させたのはエルドリッヂさんで、彼は海兵隊を事実上解任されました

エルドリッヂさんはこの件に関して『正論』2015年7月号で"「クビになるとは全然思わなかった。昇格を期待していたくらいだ」"と語っています。"今後については「沖縄で国際交流を促進する研究所をつくりたい」「基地の跡利用、沖縄の教育やメディアの改革、日米交流の在り方などについて提言したい」と述べている"

そうしてつくられたのがエルドリッヂ研究所というわけなんですね

その後、エルドリッヂ研究所及びエルドリッヂさん個人は、「幸福の科学」系の媒体だろうが「統一教会」系のメディアだろうがおかまいなしに沖縄ヘイトを垂れ流すようになったのでした。メデタシメデタシ

なお、使途にある『女子の武士道』は、日本会議の講演会にもたびたび登場する石川真理子さんの著作です

石川真理子さんは「氣光ヒーリング」なるものの使い手でもありまして……

"気功術の中でも、特に宇宙エネルギー(あらゆる生命の根源的な光・大いなる愛)を降ろし、クライアントさんに届ける施術"
"宇宙エネルギーを届けることでクライアントさんの氣がレベルアップして、体と心、双方の不調を改善へと導きます"

……幸福の科学や統一教会との繋がりといい、カルトチックなのが好きなんですね、エルドリッヂさんは(´Д`)

エルドリッヂ研究所ホームページ


林英臣・イシキカイカク・龍馬プロジェクト・政治家系


◯イシキカイカク株式会社(下期のみ)

使途:義務教育学校設立の準備

イシキカイカク株式会社は、「龍馬プロジェクト」や「参政党(政党DIY)」などでも知られる神谷宗幣さんが代表をつとめる会社です

主にウヨ動画を配信したり、イシキカイカク大学なる講座を開いたりしています

出演者や講師陣のなかには、たんにウヨいだけでなく、いわゆる「スピリチュアル系」のウヨウヨまでかなりの割合で潜り込んでいまして

というのも、神谷宗幣さんの師匠筋にあたる林英臣さんは「文明法則史学」なるオカルト理論を推進している人でして……

……って、えっ?

"使途:義務教育学校設立の準備"ってなにそれこわい

イシキカイカク株式会社ホームページ


◯松南志塾(上期・下期)

使途:こども論語塾、こども商店プロジェクト、岸和田おとな塾、親子塾
泉州地区の人々への政治、行政、社会情勢、歴史等の啓蒙活動及び、子供たちへの道徳教育を中心とした模擬授業の実践

大阪府泉大津市市長にして、林英臣さん(林英臣政経塾・文明法則史学)の弟子である南出賢一さんがはじめた人材育成塾が「松南志塾」

師匠筋の林英臣さんは杉田水脈議員や神谷宗幣さんの師匠でもあります。この林英臣さん、けっこうなトンデモさんでして……彼のトンデモっぷりについては「文明法則史学&林英臣」で検索して頂ければと思います

なお、松南志塾では林英臣さんが創始した「綜學」という怪しい学問(?)も教えています

南出賢一さんの経歴

もちろんウヨウヨな首長が集う「教育再生首長会議」の一員です

南出賢一さんは泉大津市市長選挙に現職として出馬表明。果たして2期目はあるのか……?

松南志塾ホームページ


◯にほん塾(上期・下期)

使途:親子で寺子屋。子供達に日本についての知識・教養を教授し日本に自信をもてるように教育する

「にほん塾」はウヨ議員として名をはせた田沼たかしさんがやっている私塾

日本維新の会→次世代の党を渡り歩いた元衆議院議員(現在は自民党・千葉県議会議員)

若手ウヨ議員の例に漏れず、この人も林英臣さんの弟子(公式ホームページhttp://tanuma.info/ に林英臣政経塾へのリンク有)

藤井実彦・和田政宗・藤岡信勝ら超メジャーなウヨとともに共著『村山談話20年目の真実』を刊行したこともある理論派(?)です

また、四街道市倫理法人会の副会長でもあるのだとか

「にほん塾」の「おやこで寺小屋」は、2020年8月から、その四街道市でも行われることとなりました。なんと、四街道市教育委員会の後援を受けています(´Д`)

にほん塾のFacebook


◯吹田夢★志団(上期・下期)

前期使途:演劇から歴史を辿ってみよう
後期使途:年 1 回の舞台づくり、フィールドワーク、高齢者・幼児等異年齢交流事業等を中心に、青少年の健全育成事業プログラムを展開

イシキカイカク株式会社・龍馬プロジェクト・政党DIYなどで有名なウヨ・神谷宗幣さん関連の子ども劇団

当初は吹田青年会議所の事業だった

神谷宗幣さんの言葉、"舞台づくりをとおして、子供たちに地域歴史や日本への誇り、親への感謝、コミュニケーション能力、礼儀作法を身につけてもらい"からもわかるように、舞台そのものよりも教育効果が狙い

しかし、ヘイトYouTuberとして名高いKAZUYAさんと仲良しな神谷宗幣さんに教育効果を謳われても……とは思う

吹田夢☆志団のFacebook


フジ住宅フレンズ


◯日本人の心を取り戻す会(上期・下期)

使途:メールマガジンの配信、小冊子の配布、講演会や交流会の開催等の実施

使用目的:メールマガジンの配信、小冊子の配布、講演会や交流会の開催等の実施

メルマガ「やさしさ通心」の発行と、それをまとめた冊子『やさしさ通心』の配布を行っています

http://fakebookfraud.blog.fc2.com/blog-entry-96.html というネトウヨブログによると、フジ住宅は顧客に『やさしさ通心』をプレゼントするため1万冊以上購入したのだとか

メルマガには、有名ネトウヨブログの内容を要約したり、有名ネトウヨ動画の内容を要約したりといった他、フジ住宅の今井光郎会長との個人的な繋がりなどが書かれています

「日本人の心を取り戻す会」主宰の田畑均さんは、2020年7月の「日本経営開発協会/関西経営管理協会」による全国経営者大会で講演した(https://archive.is/PcaJB)のですが、それも今井光郎会長のコネだとメルマガに書いてありました


◯関西経営管理協会(上期・下期)

前期使途:第132回 夏期全国経営者大会
後期使途:第133回 新春全国経営者大会

全国経営者大会のウヨウヨっぷりがヒドイ。132回夏期全国経営者大会には、フジ住宅今井会長の手引きにより「日本人の心を取り戻す会」も参加


◯岸和田おとな塾、親子塾(上期・下期。ただし下期は「岸和田おとな塾」のみで「親子塾」は記載無し)

上期使途:泉州地区の人々への政治、行政、社会情勢、歴史等の啓蒙活動及び、子供たちへの道徳教育を中心とした模擬授業の実践
下期使途:岸和田市内において一流の専門家を招聘し、ハイレベルの教養講座を実施。月1回の定例講座の他、連続した集中講座も開催

ウヨウヨな講演会を主催。代表は元教師で、元今井光郎文化道徳歴史教育研究会選考委員、そして日本会議大阪役員の以倉孝憲さんです

第1回の講座は南木隆治さんが行っています

岸和田おとな塾ホームページ


◯株式会社ロゴスラボ(上期・下期)

使途:自虐史観払拭のための情報発信ブログの拡充、強化

株式会社ロゴスラボについては上期の助成先の発表があったときに記事にしました

フジ住宅応援団の「ナニワの激オコおばちゃん」さん=株式会社ロゴスラボです。ヘイトハラスメント裁判では、南木隆治さんと連携した動きを見せています



◯パワーアイ(上期のみ)

※フジ住宅フレンズ系ではないが、便宜上(濱口和久さんの説明の続きとして)ここで

使途:日本の伝統文化を世界に向け発信するドキュメンタリー制作の国際展開事業

代表者が株式会社ロゴスラボの「ナニワの激オコおばちゃん」とは古い知り合いなのだとか

詳しくは↓

【悲報】ヘイトハラスメント裁判でフジ住宅を応援する「ナニワの激オコおばちゃん」さん、今井会長からお金を受け取ってしまう!


南木隆治フレンズ系


◯岸和田健老大学(上期・下期)

使途:市民公開講座・公開専門講座等により地域住民に対する「文化・歴史・芸術」の学習事業の推進

NPO法人であり、いわゆる大学ではない。55歳以上で通学圏内に居住していれば誰でも入学できる
一部の授業を南木隆治さんがうけもつ

南木隆治さんは講義のレジュメを自身のホームページで公開している

岸和田健老大学ホームページ


◯黒田裕樹の歴史講座(上期・下期)

使途:「黒田裕樹の歴史講座」の全国展開事業 

黒田裕樹さんは歴史を扱った講演をしている人物。自由主義史観研究会の残党

実は大阪府の「公立高校」の非常勤講師(社会科)でもある

南木隆治さんと関係が深く、ともに「黒田裕樹の『百万人の歴史講座』」なる会費10000円のサイトを運営

なお、「黒田裕樹の歴史講座」の主催は「株式会社スペック」と「正しい歴史を伝える会」であり、後援は「授業づくりJAPAN」と「新聞アイデンティティ」である



◯石黒良彦(上期・下期)

使途:日本唱歌を歌う日の丸行進及び、扇町公園炊き出しの会

同名に奈良弁護士会会長がいるが、もちろん別人

ハンドルネーム「石黒大圓」を名乗って活動している。南木隆治さんのお友達である

プロフィール詳細

石黒大圓さんのmixi「いのちの風」通信での自己紹介(https://mixi.jp/view_community.pl?id=200800)を見ていろいろと察するものがあり

"「キリストの幕屋」の信者ではありませんが、大阪幕屋の聖日礼拝には時々行って神藤さんのお話にはいつも感動させられています"

現在は主にFacebookを使って活動を報告している

Facebookに綴られているのは、助成金の使用目的と同じく「炊き出し」と「日本唱歌を歌う日の丸行進」を中心としたウヨい日常。他国蔑視的な発言もたびたび見受けられる

炊き出しには「NHKから国民を守る党」の服部修さんも何度か参加したことがあるのだとか。石黒大圓さんにしろ服部修さんにしろ、優しさと人権感覚は別物なのだと教えてくれる存在だ

「日本唱歌を歌う日の丸行進」は可愛らしい着ぐるみたちとともに唱歌を口ずさみ、日の丸の旗やチラシを配るというもの。小学生くらいの女の子も参加している。南木隆治さんもたびたび参加

石黒大圓さんのFacebook


◯河村保美子(上期・下期)

使途:皇居勤労奉仕、講演会、歴史講座開催等、河村保美子の諸活動

「学ぼう会北摂」の代表。大阪府茨木市で活動。「学ぼう会北摂」の講演会には黒田裕樹さんや南木隆治さんなどがたびたび講師として呼ばれる

かつては茨木市教育委員会が後援していたが、山下けいき市議(当時)の活躍によりストップ

山下けいきさんには脅迫状が届くことに……

しかし、2019年8月から後援を再開

ただし「学ぼう会北摂応援ブログ」の講演会告知画像において「茨木市教育委員会後援」が復活するのは2020年1月と2月のみ。もしかしてまた後援ストップしてる……?

学ぼう会北摂応援ブログ


◯岡山読書研究会(下期のみ)

使途:岡山県における歴史講座、政経講座の定期開催

岡山読書研究会の主催者である三壽成徳さんは、南木隆治さんのフレンズなのだとか。講師には黒田裕樹さんが招かれているようです


その他ウヨ


◯特定失踪者問題調査会(上期・下期)

使途:北朝鮮による拉致被害者の救出

北朝鮮拉致被害者をダシにしてヘイトを撒き散らしているウヨ団体。ブルーリボンバッジの販売等を行っている。なお、特定失踪者とは「北朝鮮による拉致被害の可能性のある失踪者」のことで、ときどき国内で発見されている

……しかし、助成金の使途が「北朝鮮による拉致被害者の救出」とは恐れ入る

代表:荒木和博

特定失踪者問題調査会ホームページ


◯長谷川幸洋(上期のみ)

使途:長谷川幸洋の「ニュース実験室」with 高橋洋一

ニュース女子で炎上した長谷川幸洋さんと時計泥棒こと高橋洋一さん(最近、内閣官房参与になりました)の2人が「政策カフェhttps://seisaku.cafe/ 」でやっているネット番組&勉強会

「政策カフェ」はもともと「万年野党」がやっていたもの

「万年野党」=「政策工房」については↓で


◯日本歴史探究会(上期・下期)

上期は1団体で助成枠は2つ

上期・下期使途:正しい歴史認識のための研究、並びに 研究成果の発表
上期のみ使途:日本の俳句、御製を音楽で表現し、国民の正しい歴史認識の醸成を促す

2015年8月設立。当初は石原秀和さんという人物が代表理事だったが、2017年5月に有名ウヨの岩田温さんへと変わる。それ以降、会のホームページは半分岩田温の公式サイトのようなものとなっている

大和大学雄弁会まほろば(顧問:岩田温。まほろばのTwitterアカウントより)と連動している。まほろばはTwitterで積極的に岩田温さんの活動を応援

ちなみに岩田温さんが高校時代につくったウヨ団体、日本保守主義研究会(旧・盤南総合研究会)は2018年10月に解散している

日本保守主義研究会については関連記事↓で


日本歴史探究会ホームページ


◯日本とポーランドが紡いだ絆と真実の歴史を学び伝える会(上期・下期)

使途:旧東欧・バルト 3 国、旧ユーゴスラビアなどから、将来的に国を代表する「日本との懸け橋となる逸材」を探す

2019年度上期はポーランドとの国交樹立 100 年を記念したイベントのために助成金を使用していた。単発ネタかと思いきや、継続事業だったんですね

100周年記念イベントはイシキカイカク株式会社や株式会社キャリアコンサルティングなどが開催。後援には「新しい歴史教科書をつくる会」の他にポーランドの公的機関があった


…………"将来的に国を代表する「日本との懸け橋となる逸材」を探す"って何?


◯日本文化を学ぼう会(上期・下期)

使途:日本の文化、伝統、歴史、及び日本国家の実相を学ぶ。著名人による講演会と研究会

主催者はブログ「中韓を知りすぎた男」の主・辻本貴一さん

2019年9月11日の「杉田水脈 議員様」と題された記事では、以下のような呼び掛けがなされている

"個人的なお願いですが、我々は「日本文化を学ぼう会」という会を作って年5~6回くらい著名人をお呼びして講演会を開いています。もしお時間がありましたら講演をしていただければ誠に幸甚です。
最近お呼びした講師は、元外務省の馬渕睦夫氏、石平氏、葛城奈海氏など"

辻本貴一さんには3冊の著書があります(いずれもメトロポリタンプレス刊)

・『コラァ!中国、いい加減にしろ!』(2009)
・『近現代史の旅 真実を求めて』(2014)
・『コラァ!韓国、いい加減にしろ!』(2015)

また、アパホテルによる「真の近現代史観」懸賞論文の2015年佳作受賞者でもあります

なぜか最近、『イミテーション結婚』なる小説を出版しようとクラウドファンディングを始めましたが……見事に失敗されました

日本文化を学ぼう会のFacebook


◯国際共生創成協会・熊野飛鳥むすびの里(下期のみ)

使途:日本の伝統文化の実践・教育に必要な施設と環境の整備

いわゆる「スピリチュアル系」のウヨ
自衛隊特殊作戦群初代群長、明治神宮武道場「至誠館」館長を歴任した荒谷卓さんが熊野の地でつくっている共同体が「国際共生創成協会・熊野飛鳥むすびの里」

2019.7.7.日本会議兵庫女性の会での講演

2020.3.29.チャンネル桜で紹介

国際共生創成協会・熊野飛鳥むすびの里ホームページ


◯すべてのヘイトに反対する会(下期のみ)

使途:日本の歴史伝統文化の普及を阻害する 「ヘイト条例」の見直しと改善活動

黒人差別に反対する「Black Lives Matter(ブラック ・ライブズ・マター)」への対抗として、右翼たちが導きだした合言葉が「All Lives Matter」でした

それがいかに間違っているのかは、ビリー・アイリッシュの言葉が言い表しています

"もし誰かの家が燃えていて、家の中に人がいるって言われても、あなたは消防士に先に他の家に行って、って言うの? ”すべての家が大切だから”って。違うよね!"

本邦のウヨも、反ヘイトスピーチに反対するための理屈として、「日本人へのヘイトスピーチはいいのか!」などという妄言をばら蒔いています

そういった団体のひとつが「すべてのヘイトに反対する会」です

共同代表:永井由紀子
幹事長:山本閉留巳
議員代表:伊勢田幸正
顧問:山岡鉄秀

共同代表の永井由紀子さんは、ウヨウヨで有名な「やまと新聞」の記者ですね。また、あの村田春樹(在特会関係者)が会長の「自治基本条例に反対する市民の会」の副会長でもあります

そして、実は、東京ダイアログEXEの岡田日美子さんのお母さんでもあるのです


「すべてのヘイトに反対する会」のホームページ


◯久野潤(下期のみ)

使途:戦争経験者及び関連神社への取材事業

久野潤さんは、竹田研究財団理事、京都竹田研究会幹事長などをつとめる大阪観光大学講師です

他にも「ユダヤ人埴輪」なるトンデモで有名な日本国史学会(←「学会」を名乗っているだけで学会じゃないよ!)で事務局長や、国際歴史論戦研究所で研究員をつとめています

wikipediaコピペ本である百田尚樹『日本国紀』の監修者の一人だったことでも知られる人物ですね


◯中島サロン(歴史勉強会) (下期のみ)

使途:講師を招いての日本の歴史や現状を正しく認識させる啓蒙活動

「関西防衛を支える会」という自衛隊OBの方がやっている団体の主催するウヨウヨ勉強会です

"歴史勉強会(中島サロン)のご案内 
会員以外の方!女性!大歓迎!!"と書いてあって逆に怖えよ

「関西防衛を支える会」ブログ


非ウヨウヨ系


◯小池流泅道会(上期・下期)

使途:小池流泅道会の活動事業

日本古来の泳法を伝えている

小池流泅道会ホームページ


◯和の逸品普及委員会(上期・下期)

使途:日本文化「和の食」と「伝統工芸品」にかかわる取材及び WEB や SNS によるその魅力の発信

「和の逸品掘り出し隊」というネットショップをやっている。「日本スゴい」の一形態である「和食スゴイ」をやっているのが気になるが、目くじらを立てるほどではない


◯堺 Bonds Young(ボンズ ヤング)(上期・下期)

使途:中学生選手の硬式野球を通じての心技体の向上、人格形成の支援

いたって普通の中学硬式野球チーム


◯オープンアーク(上期・下期)

使途:日本の伝統文化・伝統工芸・伝統技術、国産材の振興、それに伴うアーティストによるデザイン創作活動の支援等

古民家再生なんかもやってるそうです。特に怪しいところはないかな


◯大阪工芸協会(上期のみ)

使途:Windows10 に対応したパーソナルコンピューターシステムの構築

大阪工芸協会ホームページ


◯より良い傷の手当てを普及する会(上期・下期)

使途:教育現場により良い傷の手当てを普及する活動

「より良い傷の手当てを普及する会」の作成した動画。特に怪しいところはありませんね


◯越野美枝子(上期・下期)

使途:野良猫保護活動

「動物シェルター詐欺」の被害にあった人。たぶん良い人


◯田並劇場保存会(上期・下期)

使途:田並劇場再生プロジェクト

"田並劇場再生プロジェクト、一般社団法人今井光郎文化道徳歴史教育研究会の助成金を受けられることになりました! 田並を故郷に持つ方々がつないでくれた縁で、この助成を知り応募しました"

ということで別にウヨくはなさそう

田並劇場ホームページ


◯大阪伝統工芸品産業振興協議会(下期のみ)

使途:web ページを新たに立ち上げると共に SNS 活用を通して大阪の伝統工芸品の良さ、実情を伝える

大阪伝統工芸品産業振興協議ホームページ


◯一般社団法人 Shien(下期のみ)

使途:ICT を活用した新たな町内会・自治会運営様式

自治体と結びつき回覧板の電子化をすすめている。その他、結婚相談事業など


非ウヨウヨ系……だが怪しい


◯英語パフォーマンス甲子園実行委員会(上期のみ)

使途:第 3 回英語パフォーマンス甲子園

英語パフォーマンス甲子園は、ノブレスグループの川井徳子さんがやっています

奈良の「官製婚活」に乗っかったり怪しい部分がないわけではない人ですが、別にウヨというわけでもなさそうですね

残念ながら「第 3 回英語パフォーマンス甲子園」は開催中止に


◯日本論語教育学会(上期・下期)

使途:論語教育ならびに同指導者育成のための普及活動

使用目的:論語教育ならびに同指導者育成のための普及活動

ウヨ界の大物・加地伸行さんが理事長ですが、たぶん真面目な団体

日本論語教育学会ホームページ


◯つぼみ咲くプロジェクト(上期・下期)

使途:日本の伝統文化と精神文化、道徳・歴史を子どもや青少年に正しく伝える教育プログラム(継続事業) 

助成金で「衣食住の神さま」シリーズをはじめ、子どもたちにマナーを教えるオリジナル絵本をつくっています

この絵本はトンデモ「胎内記憶」を家業にしている七田家から刊行されています

ホームページでは女性が輝ける社会を訴えていますが、フェミニズム的意識のない「女性活躍」がいかに国家主義的なものに絡めとられやすいかという好例でしょう

つぼみ咲くプロジェクトホームページ


◯生き方塾敬天丹田(上期・下期)

使途:道徳教育を担う草の根からの寺子屋式人材育成事業

塾長の江熊遊斗さんは、「次世代保育研究会」の項目で説明した杉本哲也さんとともに「道頓堀を楽しく清掃する会」をやっていたことも(ただし現在の「道楽」ホームページに江熊さんの名前はない)

生き方塾敬天丹田ホームページ


◯酒井康子(上期のみ)

使途:酒井響希のドラム演奏活動

全盲のドラマー・酒井響希くんの活動を支える家族。創価学会の方みたいですね


◯アートスタジオ楓(上期のみ)

使途:鉛筆艦船画家 菅野泰紀氏
奉納・寄贈活動並びに三沢航空科学館 戦艦ミズーリ記念館 大和ミュージアムでの展示会への準備

主に戦艦の鉛筆画を描いている菅野泰紀さんのスタジオ。絵は靖国神社に奉納したりしている。以前、クラウドファンディングで画集を出した


詳細不明系


◯日本志勉強会(上期・下期)

使途:立志を以て万事の源とする勉強会開催事業


◯志教育研究会(上期・下期)

前期使途:令和 2 年 第一期 志養成 連続セミナー
後期使途:第二期 志養成 連続セミナー 


◯素行自得の会(上期・下期)

使途:子どもたちに日本の素晴らしさを伝える海外研修事業


◯(あいちトリエンナーレの) 天皇陛下に向けるへイト行為を許さない会(下期のみ)

使途:「(あいちトリエンナーレの)天皇陛下に向けるヘイト行為を許さない会」の諸活動


おわりに


大半が2019年度に調べたもののコピペとはいえ、さすがに数が多かったですね。新たな気付きもあったので、やはりこういう定点観測は大切だな、と思いました