先日イラストをつけてローソク足レベルのダウ理論についてのツイートをしたので、実際の使用例を見てみたいと思います。

 

 

下のユーロドル15分足の押し安値ライン3点目でのプライス・アクションをくわしく見てみます…いきなり余談になりますけど、4時間足レベルでみると安値1はローソク足のなかに消えてしまうので引きで見て行くと安値4が3点目というカウントになっていきます。

 

 

前提として、この前日ユーロドルは安値を更新していますが、終わってみれば下ひげをつけての強い陽線となっているので基本スタンスとしては押して反発したらとりあえず買いです。

 

では安値3のあたりを5分足に拡大してみます。

 

 

まずキャンドル1で節目にタッチ。

 

2は1の値幅のなかに収まっているので1のはらみ。

 

3は下ひげをつけた陽線で厳密にはローソク足レベルのダウ理論では下降になりますけど、反転という観点からは実質的に1のはらみと考えます。

 

4で実体が1を上抜け、5分足でのローソク足レベルのダウ理論で転換完了です…なので、エントリするなら4の確定後、ロスカトは3の安値のちょっと下。上からショートしているならドテン・ロングも考えられます。

 

 

もし5分足でエントリし損ねた場合、セオリー的には15分足に時間軸をあげて追跡します。

 

 

キャンドル1で節目タッチ…ピンバーとみなしてロングするトレーダーもいると思います。

 

2はローソク足レベルのダウ理論では上昇してますけど、実体では上抜けていないので静観…イラストの左から2つ目のケースです。もし上からショートしてたら利益確定の買い戻しもあり。

 

3で1を上抜いて反転が確定するので、1の下にロスカトを入れてロングします。5分足で見ればキャンドル9の確定後ということに。

 

 

もちろん5分足レベルの反転より、15分足レベルの反転の方が信用性は高いです。でもその分リスク・リワードは不利になります。

 

このユーロドルのケースでは押し目買いが入った場合、前々日高値でかつ左の山のラス押しにもなっている破線のところくらいまでは行くんじゃないかと期待できるので、欧州時間序盤のエントリとしては”あり”という判断をすると思います。

 

最後になってしまいましたけど、ローソクダウの反転でのエントリは、信頼性の高いライン上で使わないとロスカトが増えることになるのでそこは気をつけないとです。

 

もうひとつ実際にトレードした別のエントリ・ポイントがあるんですけど、長くなったので次回にさせてください。

 

 

おわりです:)

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