「まず生き残れ、儲けるのはそれからだ」って、ジョージ・ソロスさんの有名な言葉がありますけど、大きくふたつのエッセンスがあるのかなって気がしたのでこのブログを書き始めました。

 

ひとつは、よく相場のことが分からないうちに資金を失ってはもったいないということ。

 

誤解をおそれずに言うと、相場はルールというかマーケット・メーカーの平均的な思考方法を知らない人が負けます。


わたしも初めて株のスウィング・トレードを始めるとき、初期の投資資金の10%を失ったらやり方が間違ってると思ってリアル・トレードを控えるように習いました。

 

たとえば100万円からスタートしたとして、90万円以下に減ってしまったらいったんはエア・トレードに移行ということです…この水準ならまだプラス10%強のパフォーマンスで原資が回復できます。

 

ちなみに資金を70%失ってしまったら、業界的にはいったん全滅扱いらしいです。

 

ふたつめは、生き残ること自体に価値があるということ。

 

というのは、長い時間チャートと向き合えるからです。

 

わたし自身振り返ってみると、エントリはともかく利益確定はどこでしたらいいのか最初のうちはさっぱり分からなかったですし、まだまだ未熟とはいえ、レンジになるのかトレンド継続なのかの判断力をやしなうのにずいぶんたくさんの時間を費やしたと思っています。


また、2回退場したけれど、資金のない間もずっとチャートを見続け、3回目のチャレンジで原資を回復、その後はどうやら安定して利益を出し続けてるというトレーダーさんの話を聞いたことがあります。

 

その方の場合は、退場というより休場と言った方が適切なんでしょうけど、1万時間の法則という言葉があるのも分かるような気がしました。

 

きっと、ブレグジットやコロナショックのようなハイボラ相場の緊張感や、どうにも動かない夏枯れ相場のイライラを、テスターではなく周囲の雑音をまじえながら実際に経験することも大切なんだろうなって思います。

 

上質な裁量トレーダーというのは、おそらくトレード・ルールと経験と少しばかりの情熱から出来上がっているみたいです。

 

おわりです:)

AD

コメント(1)