曖昧にしておくともったいないので「ラス押し」と「ネックライン」について書いてみます。
では分かりやすいようにイラストを。
Aの安値がいわゆるラストの押し安値、ラス押しになります…それでBの安値がネックライン。
違いは、直近高値を更新する起点になったかどうかです。
どちらもエントリする根拠になりうるという点で大切なんですけど、もし優先順位をつけろと言われれば、ラストの押し安値を選びます。
理由は「トレンド転換したかどうかの基準になるレート」という大多数の合意がすでに出来上がっているからです。
ネックライン割れと言うのは、上のイラストの1-2-3-4のようにダウ理論下降を決定づけるポイントになるのでそれ自体とても意味があるんですけど、ラス押しを割れない限り、上昇トレンドが下降トレンドに転換したとは見なされないので、ラス押しとは意味が異なります。
なので、下の図のようにラス押しからの上昇スイングが次のレンジの上限・下限になると考えておくと、押し目買いの入るイメージもしやすいかもしれません。
下降トレンドから上昇トレンドに転換するときは、イラストを上下さかさまにして、押し安値は戻り高値という名前に変わりますけど、考え方は同じです。
また、スイングに対して波が小さかったり、ヒゲだけ伸びていたりと「誰が引いてもここでしょう」というラインが引けないときは、その後の値動きも分かりにくくなるのも道理です。
おわりです:)
このブログのつづきは『トレンド転換の作法』です。
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