すこし前にこんなツイートをしたんですけど、2016年11月にトランプさんが大統領選に勝利すると、経済政策への期待から世界的な株高(為替的には円安)が起こり”トランプ・ラリー”と呼ばれました…選挙前はトランプ・リスクとか言ってたのにみんな勝手なものです。

 

ただトランプさんもヒラリーさんも公共投資には積極姿勢だったので、どちらが勝っても株高とは言われてましたけど。

 

その2016年11月に出来たドル円の月足レベルのひときわ強い陽線が下のチャートになります…いちばん目立ってます。

 

 

個人的には為替相場におけるファンダメンタルズ分析の有用性はよく分からないので全然気にしてないんですけど、この11月陽線の実体部分のレートが、その後ずっとドル円の動きに影響を与え続けていることについては注目しています。

 

すこし寄って週足チャートでも見てみます。

 

 

2017年の4月からの2年半くらいがこのチャートにおさまってますが、この境界でレートがよく反応しているのが分かります…また、ピタで反応しているところがあるとラインの信頼性は上がると思います。

 

「ヒゲと実体、どちらから線を引くのか正しいのか?」と聞かれれば「どっちも」と答えますけど、個人的には、ラインは3回タッチして反発が確定した時点からトレードの材料にするので、最初から決めつけることはしなくてもいい派です。

 

大切なことは、このレンジの上の方は売り圧力がとても強く、下の方は買い圧力がとても強く、真ん中はどちらとも言えない、ということになります。

 

チャートはフラクタルなのでどの時間軸でも同じように考えて良いわけですが、こういう月足由来のレンジ下限あたりで短期足が下にオーバーシュートしようものなら、上限からのショートの利益確定の買い戻しに合わせた買いのチャンスと考えるのが大口で、レンジ内にレートが戻ったら、押したら買い、押したら買いのパターンになりやすいです。

 

このパターンが崩れる話は次回に。

 

チャートは図形として捉えた方がある意味トレードはしやすいかも知れませんけど、どういう契機でこの長いレンジを抜けるのかは単純に興味があります:)

 

おわりです。

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