先日twitterで、チャート・パターンごとの勝率とは別の話で、エントリするときは「建値逃げしやすいかどうか考える」というつぶやきをしたんですけど、分かりやすいサンプルがあったのでシェアします。

 

まずポンドドルの4時間足です。チャネル下限ちかくのきいろで囲ったあたりのストーリーです。

 

 

15分足に拡大します。

 

 

さかさまのカップをつくったあと、取っ手に下降フラグがくっついてくるインバース・カップ&ハンドルが形成中で、教科書通りならフラグ下抜けからのショートが可能です。

 

とはいえ、チャネルの下限ちかくなので、あまり下の方からはショートしたくないという話も一方であり、ブレイクしたかと思ったら一気に逆に持っていかれるのはこういう場所です。

 

この矛盾を解決してくれるのが、建値逃げ出来そうな位置、つまり下降フラグの上限あたりからのショートになります…15時ジャスト、2本目の上ヒゲをつけた青い矢印のキャンドルのところです。

 

結果的にこのショートは、下降フラグの下限で気持ちよく反発して戻ってきたため、建値ちかくで微益撤退しています。

 

その後の展開は、直近安値のレベルでのインバース・カップ&ハンドルが崩され、過去のブログ『場所と型崩れとちょと時間と』の内容の通り、ショートは踏み上げられることになりました。

 

ただ、エントリ時点では、下に抜けて行かない保証もないので、建値逃げできそうなチャート・パターンなら、難しいと思っていてもエントリする価値はあると考えています。

 

ちなみにこういったケース、わたしは建値逃げで仕切り直すことが多いですけど、そのままドテンを使われる方もたくさんいらっしゃると思います。

 

■関連記事リンク

『場所と型崩れとちょと時間と』

https://ameblo.jp/fanexit/entry-12404155194.html

 

おわりです:)

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