2月27日(木)放送の『アメトーーク!』(テレビ朝日)のテーマは『僕らビミョーな6.5世代』。ゲストとしてジャングルポケット・太田博久&斉藤慎二、かまいたち(山内健司、濱家隆一)、パンサー・向井慧、三四郎・小宮浩信、さらば青春の光・森田哲矢、あばれる君、ゲストMCとして陣内智則が登場しました。
テレビや劇場で大活躍の“お笑い第7世代”の芸人たち。霜降り明星・せいやがその言葉を発案し、EXITや宮下草薙、四千頭身がその代表格とされています。
以前には、その上の世代にあたる太田が、同番組のプレゼン大会で“たぶんお笑い第6世代”を提案。放送後にはネットで話題を呼び、南海キャンディーズや千鳥、オードリーら、安定感のある実力派芸人が揃う世代が第6世代に該当するという話に。
そこで、今回はジャングルポケットら、第6世代と第7世代の間である“6.5世代”の芸人たちが集結し、それぞれの苦悩を語りました。
関連記事:千鳥ノブ、ダイアンに“引退”勧める?「コメントが浮かばないはもうダメよ」
6.5世代のエースはかまいたち?「第7世代の失速を待て!」
第7世代の芸人のパネルが並ぶセットにメンバーからは「いつもの布陣と違う!」との声が。本企画を持ち込んだ太田も、プレゼン時にこんなパネルを提案した覚えはないと訴えます。
そんな中、山内は「“第7世代”なんていう言葉を作ったから、こんな窮屈なことになっている! 今日はフルメンバーを揃えたけど頼りないでしょ?」と冒頭から自信なさげな様子。
「第7世代に危機を感じた瞬間」について山内は、「ロケで街頭インタビューをした時に、収録前にスタッフから“スタジオで霜降り明星が見ている”と言われた。僕は初めにカメラに向かって“霜降り、ロケ見ておけよ!”と言って、撮れ高を増やすためにいつもよりたくさんの人に声をかけた」と奮闘したとのこと。しかしその後のオンエアでは「僕が “ロケ見ておけよ!”と言って、おばあちゃんにインタビューするところだけが映って、その後二度と出てこなかった」と苦い思い出を告白。
向井も霜降り明星・粗品がMCを務める番組でロケに行くという機会があったようで、「(ロケに行くことを聞いた時は)プライドがあるから、“え?”って思ったけど、0.2秒後には“行きます”と答えた。ロケに行って頑張って、“粗品おいしくしてね〜”と言った日の夜、涙が出た」と胸の内を明かしました。
そんな6.5世代のエースはかまいたちとのことで、かつては濱家も周囲から恐れられていた時期があったのだとか。
山内は「濱家は怖かった。罰ゲームで“乳首洗濯ばさみ”をすることになって、(濱家がフリで)やめろって言ったら後輩が全員やめた」とエピソードを披露するも、今では昔の勢いはすっかりなくなってしまったとのこと。続けて「久しぶりに『ロンハー(ロンドンハーツ)』で濱家がめちゃくちゃハネた後、嫁に“今年は面白い方で巻き返せそうだ”と言ったらしい」と暴露話も飛び出します。
また、第7世代の芸人を日頃から可愛がっているという陣内。濱家は「(6.5世代は)陣内さんが戦闘態勢に入っている時を知っているから、ツッコミなんてできない。でも、タメ口でツッコミができるのが第7世代」と、第7世代の強みを分析します。
そうして第7世代にまつわる数々のエピソードを受ける一方、斉藤は「イジられても完璧な返しができる。その中で回しもできる。ネタでも100点のボケができる。このコンビは最強。自信を持たないといけない」と6.5世代代表のかまいたちを絶賛。
さらに向井についても「知的で回しもうまいし、武器もたくさんある」と強みを語るものの、向井からは「そんなこと言ってくれるのは嬉しいけど、粗品になりたい」との発言が飛び出します。
しかし濱家は「今は向かっていっちゃダメ。(第7世代の)失速を待て!」とエースらしく指揮をとり、「(6.5世代は)賞レースで結果が出ていない。みんな頑張ってよ!」と互いを鼓舞する一幕もありました。
向井、男前ランキング1位から転落「昔は可愛かった」
太田は「例年の(若手の)売れ方からすると、それそろ鼻が伸びて悪評が出てくる。でも、その隙すらない。とにかく(多忙で)疲弊している。だから楽屋ではそっとしてあげている」と、第7世代への接し方について明かします。
また山内は「チームで売れているから、みんなの商品価値が上がっている。(EXIT・)りんたろー。もかっこいいと言われているけど、よく見てください、ワニですよ! こいつはワニ!」と訴えるものの、すかさず向井が「またりんたろー。のファンからSNSで言われますよ!」と忠告します。
そんな向井もかつては“イケメン芸人”の筆頭株で、『よしもと男前ブサイクランキング2015』では男前ランキング1位を獲得するも、昨年4年ぶりに復活した同ランキングでは43位に転落……。その要因について向井は「ちゃんと老けていっている。昔と今は全然違う。昔は可愛かった〜!」とかつての自身に思いを馳せました。
勢いのある第7世代と安定感のある第6世代に挟まれ、様々な悩みや苦労があることを明かした6.5世代。“ビミョー”な立ち位置としつつも、今回の放送では“6.5世代”という新たなジャンルが開拓されたようです。
次回の『アメトーーク!』では『ドラえもん ひみつ道具ドラフト会議』をテーマに、千原ジュニア、麒麟・川島明、NON STYLE・井上裕介らが登場します。果たしてどんなトークが繰り広げられるのか、放送をお楽しみに!
【芸人記事まとめ】【関連記事】