今日はプライス・アクションの基本『ダブルの圧力』です。ボルマンさんの著書のなかにでてくる有名な考え方です。
さっそく実例を見てみます。
日経225インデックスの週足チャートです…環境的には、高値と安値をそれぞれ切り上げながら上昇しています。
そこで、ピンクで囲った週足レベルの上昇波のラス押しより上の部分を日足に拡大してみます。
ラス押しとは、高値を更新した最後の押し安値のことで、これを割り込まないうちはトレンド転換していない、という認識が一般的になっていて、とてもとても重要なレートです。
日足レベルのラス押しをいったん割り込んだあと、プルバックが入り、レンジの下限から由緒正しいショートが1と2の位置から2度入っています。
ところが、週足レベルでのラス押しを再三のトライにかかわらず、下抜くことが出来ませんでした。
結果、日経は週足のラス押し、つまり週足レベルの押し目買いポイントでサポートされたカタチになり、2度のショートの起点になっている日足の押し安値の水準をwボトムをつくって抜き返してしまいました。オレンジ矢印のキャンドルです。
ここからがダブルの圧力です。
1と2からのショート勢のロスカット(買い戻しになるので買い)と、それを見こしたロング勢の新規買いがダブルに入ってレートは踏みあがります。
いづれの時間軸でトレードするにせよ、トレーダーがもっとも効率よく利益を上げられる局面がダブルの圧力がかかるポイントです。
これは株でも為替でも、チャートでトレードするなら同じです。
トレンドは人が予想していない方向に強くでる、と言われる一番の理由だと思うのですが、さらに上位の週足で見ていればそんなこともない、というのがポイントだと思います。
ブログ『たかがヘッド&ショルダー』も、1時間足の上昇トレンド中にできる5分足レベルでの三尊天井が崩されて上昇がケーゾクする場面での記事でした。
最後になってしまいましたが、いづれの局面にせよショートするのが間違ってるということではないんです。トレードのタイムフレームが違えば正解ですし、返されたらドテンすればいいや!というプランBも正統だと思うからです。ヴィジョンの問題なんです。
では、来週もフォースとともにあらんことをデス☆彡
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