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抗潰瘍薬が新型コロナ治療に有効、香港大

香港大学の研究チームはこのほど、抗潰瘍薬の「ラニチジン・クエン酸ビスマス(RBC)」が動物モデルで新型コロナウイルスの複製を阻害するのに効果的であることを発見した。すぐに利用可能な治療の選択肢になりえる。12日付サウスチャイナ・モーニングポスト(電子版)が伝えた。

研究チームによると、RBCは「ビスマス」という金属を含有しており、このビスマスにより新型コロナに感染した細胞のウイルス量を1,000分の1未満にまで減らせるという。

香港大理学院化学学科の王潤銘博士は12日の記者会見で、「RBCは(新型コロナの治療薬である)『レムデシビル』に匹敵する有効性を示している。安全で、直ちに臨床試験に使える」と説明した。また、同学科の孫紅哲教授は、RBCの価格について、レムデシビルの4分の1未満と見積もった。

チームは新型コロナの患者の治療にRBCを使用するため、米国の特許を出願済みだという。


関連国・地域: 香港
関連業種: 医療・医薬品化学社会・事件

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