試し読み 魔女の下僕と魔王のツノ 12巻 感想
もち レビュー 考察 画像 ネタバレ
目次へ。これまでの感想はこちら 前回はこちら
兄さん変な事を言うから、サウロに飛び火が!!
ロイドの子供を産みたい、人も魔物も助けたい
エリック、ベティの夢は困難ですが
希望へと繋がった!!
魔王、遂に角をくれる気に…!?
■義務と夢と
デートを通じ描かれた「二人だから」出来る事
二人だから、未知なものにも飛び込める
辛い現実にも立ち向かえる
二人だからおっぱいも揉めるのだね…
外伝レクエルドと真逆、温かい巻だったわ!!
・あらすじ
…女体化「ニョニョ」再び
・第67話「魔女の下僕と帰る場所」
…サウロが、アルセニオに求めるもの
…サウロの願いは彼の絶望
・第68話「魔女の下僕と東の国」
…レイ、アルセニオの初デート
…東の国の精霊
・第69話「魔女の下僕と魔法の先生」
…エリックが「女」になりたい訳
・第70話「魔女の下僕と一番の決め手」
…ロイドが、レイとエリックに抱く想い
…ではアルセニオは?
・第71話「魔女の下僕と沈んだ太陽」
…レイvsサウロ、決着!!
…レイ「僕も触っていいですか?」
・第72話「魔女の下僕と騎士の安息」
…サウロとのデート
…アルセニオ、二人への想いは
・第73話「魔女の下僕と主人の決意」
…ベティに芽生えた夢
…生じたリスク、大団円への前進
・カバー下/公式ツイッターより
…狐精霊の翻訳
・本作5年前 教国のレクエルド感想
キューティクル探偵因幡 感想
これまでの感想
・3ページ目
・6/6ページ目へ
※過去感想記事の一覧へ
今巻の各扉絵は、デートっぽさが天元突破
■あらすじ
ウォルドシープで、アルセニオとレイはデート
更にはサムに頼み、再び「アルマ」にして貰い
エリックも、妊娠を視野に入れ
性別変更魔法を学ぶ
サウロとデートし、アルセニオは苦悩
レイとは一緒に居たい
サウロを、独りにしたくないと悩む
そんなある日、ベティが「人も魔物も癒す魔女」として噂になったと知る
ベティは「それ」を決意し、魔王の心も動く
サウロは彼に、“帰る場所”になって欲しかった
■第67話「魔女の下僕と帰る場所」
冒頭から泣かせんな…!!
なるほどアルセニオ程「落ち着く場所」はない
昔はチャラ男、でも女性以上に
友情を大切にした彼
家族、ぬくもりが欲しかったのか
アルセニオ!
彼なら、家族を全方位でカバーしますものね
危なっかしくて守りたい、傍がいると幼子のように安心できる
それが「彼であってほしい」なのが切ない
やりすぎと言われまくるサウロ
■魔物退治
ボケかと思いきや、新しい導具の力
ああ10巻、魔王城の聖剣を貰ったんですっけ
また「魔物」の事もなげな態度
常識の差がつらい
魔物は、彼らの常識で生きてるだけ
でも「餌」になる側は恐怖!!
目の前で、目をくりぬく相談とかホラーか!
目は美味しいもんね!
そうだよねアラ(スズキ目ハタ科、クエともいう)だって目が旨いし…
ベティがオチ要員なのも微笑ましい。天使
このあり方、ベティに強く響く事に
■力の義務
サウロの献身な、彼には当たり前の在り方
短期的には、サウロ自身を不幸にするけれど
でも、サウロはそうせずいられない
なら「しなければ」
信念を裏切れないサウロ
これは魔女、或いは「王女」として
ベティにも通じる事
人間は十人十色、だから「自分にしか出来ない」事を全うしたいのは大切と思います
ただ、それで不幸になったら辛いですが…
おまけ漫画もエリックが尊過ぎて笑った!
■帰る場所
帰る場所はもうあった。
傍目八目、当人にとっては死ぬほど辛い事でも
案外、周りに聞けば答えがある
簡単!
帰りたいなら帰ればいい
ちょっと笑ってしまったけど
正直、思いつめるのはよくある事だから
こうして周りが教えて、あっさりと気付ける事
それはとても素晴らしか事やと思うっタイ
狐が何を言ってたかは、カバー下で翻訳
■第68話「魔女の下僕と東の国」
彼に宿るサラマンダー同様、東の精霊!!
アルセニオは身構えたが、レイの勧めで同行し
実は、お茶屋さんの客引きと判明
良い精霊だった…
「常識」は簡単には抜けない
どうも、お茶屋さん自身も無自覚に
精霊が手助けしてる様子
ファンタジーか!ファンタジーだけども!
おとぎ話みたいで素敵
龍の宝珠は尿路結石ではないだろうか(真顔)
■ドラゴニック風評被害
兄さんは一度、尿路結石になるべきと思う
いや冗談ですよ。結石系は死ぬほど痛いから!
とまれ「願いを叶える宝珠」と聞き
レイの答えが可愛い
願い、デートはもう叶うからいいですと
可愛さの結石かよ…
お茶も、和式・中国式・西洋式は違う!
違いを「楽しい」と受け止めるのはグレートな事だと思います
違いは楽しい、“間”違いじゃない!
ストップ・ザ・喧嘩! いい精霊だった!
■抵抗はないのか俺
身体が変われば、感じ方も変わる
多分ホルモンの差、感性が変わってしまうのか
本作、そこに丁寧に向き合っていく事に
誠実さを感じます
ただそれは、やはり怖い訳で
また、例えば体格が変化すれば
異性と距離感が変わる
それだけでも結構デカいんだろうなと思います
ぶっちゃけ「男」に威圧感を感じるとか
)アルセニオ
手を引いてくれてありがとう
レイが一緒にいると 知らない扉も開きたくなる
一方兄もめちゃくちゃ照れていた
■太陽
ピュアか!
サウロもですが、ただ「誰かがいる」という事
未知な事も、誰かが隣にいてくれたら
少し気楽に挑める
怖かった未知も、楽しいと解る
確かに、それは気楽で呑気かもしれないけど
世の中「未知な楽しさ」は多い
だから「この人となら、勇気を持って進める人」はとても素敵……………
ってこれ結婚っぽくない!?
レイ君!やるようになったなあ君ィ!!
■第69話「魔女の下僕と魔法の先生」
いや前から、積極性は星三つくらいあったし!
もう帰らなければ、まだ帰りたくないジレンマ
収録1話目のサウロへ聞かせてやりたいも
帰るのが微笑ましい
焦りはない、愛情があるだけ
レイは幼いにしても
アルセオニも、大概ピュアですわ
何より彼は性欲以上に、慈しむ姿勢が強いしー
いや性欲も、たーんとありますけれど
ホントだよ!たくさんあるよ!
サムの作画が全方位ですごいことに
■赤ちゃんが欲しい
サウロがサムにケンカ売らないか心配
と思いきや、エリック兄さん出産願望全米震撼
以前、カバー下で解説がありましたが
ホントに出産希望とは
今すぐ生みたい愛がある
だが待って欲しい
エリックは、女体セックスに興味津々でした
これが自然な落としどころか
自然ってなんだ
)サム
これで最後だからな
男に戻るか
女のままでいるのか
どんな道を選ぶのか知らないが
僕に関係ない
オマケのサム、めっちゃ連れまわしたい可愛さ
■サムの距離感
サムの言い方は、人として優しい。
「関係ない」サムらしく冷たいと感じましたけど
続く言葉は、尊重だと思うからです
これが案外難しい
作画崩壊する程「理解できない」
それでも「好きに生きろ」と言う
彼の「正しさ」と相容れなくても
変われとは言わない、距離を置き許容する
理解出来ずとも許容する、それって「凄いな」と感じました
あとアルマ、迷わず産めよ産めばわかるさ
大丈夫、主がスタンバってた!
■第70話「魔女の下僕と一番の決め手」
そんなアルマのコーディネートはともかく
元々、レイに「責任を取る」と言ってたロイド
信用できる、レイはレイで「好き」
だがエリックはどうか?
彼がいないと「足りない」
ロイドは、恋愛に無頓着で戦闘民族な分
言葉が本質的ですね
この戦闘民族、素直すぎる…
「好きな人に一番に見せたい」の実例だし!
嫉妬の剛速球を、場外ホームランするイケメン
■フルカウンター
ちゃんとアルセニオの助言も加味!
アルセニオは良い奴だけど、周りは不安になる
彼に、好きな人が惚れるんじゃないかと…
兄さんごもっとも!!
また「アルマ」にロイドは優しい
だから余計に嫉妬すると言うも
多分ロイド、無自覚に「女性」に優しいのか
彼は「大切に扱わなきゃ、壊れそうなものがある」と良く知ってるから
多分、エリック兄さんが育んだ部分よねー
)アルセニオ
どっちにも欠けて欲しくない
なんてワガママだよなぁ
一番心が高鳴る人と
一番心が安らぐ人がいたら
勝った方にキスして?へ言われ「いいよ」と
■二者択一
絶対に負けられない戦いになる事案が発生
大爆笑で終わった微笑ましい回も、悩みは切実
解答は、たぶん人の数だけある
ただ一言は言える
アルセニオ君は幸せだのう…
幸せになるがいい。当社比200倍くらい
特に前巻、ひどい苦悩をした果てと思えば
たーんと幸せになればよい
いやしかし、本当に悩ましい二択だのうホント
サウロも戦慄するほど良い男ですし
レイ君は底知れず可愛いし
この圧倒的大人げなさ!
■第71話「魔女の下僕と沈んだ太陽」
そうとも大人げないのは大人の特権だ!
いいぞサウロ!勝ち誇れ大人!勝者の特権!
大人は、大人として振舞う「べき」
だから時にはいいんだよ!
オマケ漫画まで圧倒的に可愛い!
オマケでは、ロイドの「結婚」に関しても
ロイド父は許すと予想
あの声がデカい人ですもののね、漫画なのに声が聞こえてきそうにデカい人だから
とまれ、負けたレイは落ちこんだものの
揉ますなと説教した1巻、揉まれたのが8巻
■イスパッパラバー!
思えばアルマ、ホント何やってんでしょう
第1巻と逆転し、揉ますなと説教されるアルマ
が、触らせてと懇願されて…
弱いなあ…
アルマ、本当に押しに弱い
1秒でも許しちゃダメ!
レイ君、アルセニョより厳しいな!
またチェスでは、サウロは「捨て身で攻撃的」で手ごわかった
つくづく危うくて心配になるヤローだ…
扉絵、アウトドアルセニオくっそ可愛いな!
■第72話「魔女の下僕と騎士の安息」
レイが卒倒して、サウロが攫う可愛さ!
続き、ベティと仲良く料理する面白すぎな構図
ベティは、年相応にイケメンが好きだし
何より「アルセニオ好き」同士
仲良しか!
デートでは「夏また来よう」と約束
ですが正直不安でした
表情もですし、フラッと消えそうで不安
サウロを愛したら、それで満足して身を引きそうな不安があって怖いですわ
次の回、フツーに居て安心した!
両親に手紙を送ろうと約束
■両輪の想い
教会にも訪れ、ひとつひとつトラウマへ。
癒してはいるも、心の傷に再び触れるのも辛い
サウロとの関係は「過去」がある
良くも悪くも
手紙は両親が「二人でいるうちに」と
それは、サウロ達自身も「二人」だから
ようやく送る勇気が湧いわ
本作は本当、独りじゃないと描くのが面白い
他人がいるから傷付いて、癒される
サウロが正しすぎて全米が押し倒した
■サウロとのキス
まあ手は出さないけどね!
サウロ「五感で俺を堪能しろ」とかイケメン!
素直に、あれこれ楽しむアルマ…
全米が嗅いだ
緊張をほぐし、キスする為の言葉か
多分、サウロなりのジョークだったはずも
本気にするアルマが微笑ましい
そして多分、サウロは「こういう素直な反応」まで予想内だったんだろうなと
サウロはつくづくアルセマニアだぜ…
毎度毎度、神も困っちゃうよサウロさん!
■それが愛でしょう
もやもやを言葉にしようというエリック
やはりアルセニオは、二人どちらかを選べない
そんな不誠実に、苦しんでしまうも
視点はやはり優しい
辛い、辛いから独りにしたくない
同情かもしれない
けど実際、9巻で捨て身で庇いました
「その人の為、命だって捨てられる」愛だと思う
今、あの頃より「愛」になっているし!
もうつくづく愛でしょう!
おい待てどうした忠臣?!
■第73話「魔女の下僕と主人の決意」
人も魔物も癒す魔女、ベティが噂になった
第一に、イスパニアによる再討伐というリスク
第二に、攻撃的な魔物が来る危険性
疫病という可能性も
また「魔女集会」はどう思うか?
特に疫病、たとえばコロナも元は野生動物
人を介して広がりました
遠くからの来訪者は、それだけでリスクが高い
でも「遠くの知識」も集まる可能性も?
エリックを治す知識も集まるか?
悲惨さは前巻、そして「レクエルド」2巻で
■ベティの夢
でもだからこそ、アルセニオは尊重するのか
良心で判断する事と、サウロの信念からの影響
前巻は、目的意識が希薄だったベティ
やるべき事を得た!!
目指せ、皆を癒す魔女!!
アルセニオも応援に周りましたが
そも彼自身、夢を否定され苦しんだ事がある
彼は夢を否定される悲しさ、応援して貰える嬉しさを誰より知ってる
アルセニオだったら応援するよね!
)騎士
どうして私が人間だとわかったのですか?
ああ物語が大団円に近づいていく…!!
■助ける力
別に人間だから助けた訳じゃない
思わぬ形の感謝に、実感したんじゃないかしら
人も魔物も、結構困っている。
助けは必要だと
唯一「師匠」を救える魔王、彼女に興味
角をくれ、師匠ビビアン復活へ?
ただ「敵」襲来が予想され
角を失い弱体化なら、難しい状況だ!
ただビビアンは、おっぱいが大きくエロい恰好
思えば魔王の好みにストライクなのね
復活すれば、魔王も元気に…?
茶柱じゃったか!
前日譚「レクエルド」完結編も同時刊行
■収録
ガンガンコミックス「魔女の下僕と魔王のツノ 12巻」。
もち。月刊少年ガンガン連載、スクウェアエニックス出版。
2020年6月(前巻2019年12月)
■魔女の下僕と魔王のツノ 12巻
あらすじ
第67話「魔女の下僕と帰る場所」
第68話「魔女の下僕と東の国」
第69話「魔女の下僕と魔法の先生」
第70話「魔女の下僕と一番の決め手」
第71話「魔女の下僕と沈んだ太陽」
第72話「魔女の下僕と騎士の安息」
第73話「魔女の下僕と主人の決意」
カバー下
本作5年前 教国のレクエルド感想
キューティクル探偵因幡 感想
これまでの感想
描きおろし&カバー下おまけあり
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キューティクル探偵因幡 12巻
キューティクル探偵因幡 13巻
キューティクル探偵因幡 14巻
キューティクル探偵因幡 15巻
キューティクル探偵因幡 16巻
キューティクル探偵因幡 17巻
キューティクル探偵因幡 18巻“本編”最終回 ヤギにも程がある!
キューティクル探偵因幡 19巻【最終回】“三年後だろうと”
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教国のレクエルド 1巻“18歳のアルセニオ達”
教国のレクエルド 2巻“最終回”
魔女ツノ 1巻
魔女ツノ 2巻
魔女ツノ 3巻
魔女ツノ 4巻“魔女の下僕と極北の地”
魔女ツノ 5巻“魔女の下僕とお悩み相談”
魔女ツノ 6巻“魔女の下僕と媚薬と想い”
魔女ツノ 7巻“親友の炎”と眼鏡ヒロイン
魔女ツノ 8巻“もう、一回抱いてから考えようかな”
魔女ツノ 9巻“結婚するって言いました!”
魔女ツノ 10巻“二人の恋が実る時”
魔女ツノ 11巻“彼が下僕になった訳”
魔女ツノ 12巻“デートと夢と赤ちゃん欲しい”
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もち レビュー 考察 画像 ネタバレ
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ベティと兄さんに芽生えた願い
アルセニオとレイ、サウロ、デートで得た答え
アルセニオとレイ、サウロ、デートで得た答え
兄さん変な事を言うから、サウロに飛び火が!!
ロイドの子供を産みたい、人も魔物も助けたい
エリック、ベティの夢は困難ですが
希望へと繋がった!!
魔王、遂に角をくれる気に…!?
■義務と夢と
デートを通じ描かれた「二人だから」出来る事
二人だから、未知なものにも飛び込める
辛い現実にも立ち向かえる
二人だからおっぱいも揉めるのだね…
外伝レクエルドと真逆、温かい巻だったわ!!
魔女の下僕と魔王のツノ 12巻 感想
・あらすじ
…女体化「ニョニョ」再び
・第67話「魔女の下僕と帰る場所」
…サウロが、アルセニオに求めるもの
…サウロの願いは彼の絶望
・第68話「魔女の下僕と東の国」
…レイ、アルセニオの初デート
…東の国の精霊
・第69話「魔女の下僕と魔法の先生」
…エリックが「女」になりたい訳
・第70話「魔女の下僕と一番の決め手」
…ロイドが、レイとエリックに抱く想い
…ではアルセニオは?
・第71話「魔女の下僕と沈んだ太陽」
…レイvsサウロ、決着!!
…レイ「僕も触っていいですか?」
・第72話「魔女の下僕と騎士の安息」
…サウロとのデート
…アルセニオ、二人への想いは
・第73話「魔女の下僕と主人の決意」
…ベティに芽生えた夢
…生じたリスク、大団円への前進
・カバー下/公式ツイッターより
…狐精霊の翻訳
・本作5年前 教国のレクエルド感想
キューティクル探偵因幡 感想
これまでの感想
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あらすじ
女体化アルセニオ、アルマ(ニョニョ)再び!
女体化アルセニオ、アルマ(ニョニョ)再び!
今巻の各扉絵は、デートっぽさが天元突破
■あらすじ
ウォルドシープで、アルセニオとレイはデート
更にはサムに頼み、再び「アルマ」にして貰い
エリックも、妊娠を視野に入れ
性別変更魔法を学ぶ
サウロとデートし、アルセニオは苦悩
レイとは一緒に居たい
サウロを、独りにしたくないと悩む
そんなある日、ベティが「人も魔物も癒す魔女」として噂になったと知る
ベティは「それ」を決意し、魔王の心も動く
第67話
サウロがアルセニオに求めるもの
サウロがアルセニオに求めるもの
サウロは彼に、“帰る場所”になって欲しかった
■第67話「魔女の下僕と帰る場所」
冒頭から泣かせんな…!!
なるほどアルセニオ程「落ち着く場所」はない
昔はチャラ男、でも女性以上に
友情を大切にした彼
家族、ぬくもりが欲しかったのか
アルセニオ!
彼なら、家族を全方位でカバーしますものね
危なっかしくて守りたい、傍がいると幼子のように安心できる
それが「彼であってほしい」なのが切ない
前巻ラスト、街中に現れたモンスターを一蹴!
サウロは「新しい導具」を使用
サウロは「新しい導具」を使用
やりすぎと言われまくるサウロ
■魔物退治
ボケかと思いきや、新しい導具の力
ああ10巻、魔王城の聖剣を貰ったんですっけ
また「魔物」の事もなげな態度
常識の差がつらい
魔物は、彼らの常識で生きてるだけ
でも「餌」になる側は恐怖!!
目の前で、目をくりぬく相談とかホラーか!
目は美味しいもんね!
そうだよねアラ(スズキ目ハタ科、クエともいう)だって目が旨いし…
ベティがオチ要員なのも微笑ましい。天使
サウロは一時、戦う力を失ってしまった
だが「戦う力を得た」なら
だが「戦う力を得た」なら
このあり方、ベティに強く響く事に
■力の義務
サウロの献身な、彼には当たり前の在り方
短期的には、サウロ自身を不幸にするけれど
でも、サウロはそうせずいられない
なら「しなければ」
信念を裏切れないサウロ
これは魔女、或いは「王女」として
ベティにも通じる事
人間は十人十色、だから「自分にしか出来ない」事を全うしたいのは大切と思います
ただ、それで不幸になったら辛いですが…
でもちょっと待って、“周り”が教えてくれる
行き詰ったサウロと「周り」
行き詰ったサウロと「周り」
おまけ漫画もエリックが尊過ぎて笑った!
■帰る場所
帰る場所はもうあった。
傍目八目、当人にとっては死ぬほど辛い事でも
案外、周りに聞けば答えがある
簡単!
帰りたいなら帰ればいい
ちょっと笑ってしまったけど
正直、思いつめるのはよくある事だから
こうして周りが教えて、あっさりと気付ける事
それはとても素晴らしか事やと思うっタイ
第68話
初デート中、路地で「悪魔(精霊)」と遭遇!
初デート中、路地で「悪魔(精霊)」と遭遇!
狐が何を言ってたかは、カバー下で翻訳
■第68話「魔女の下僕と東の国」
彼に宿るサラマンダー同様、東の精霊!!
アルセニオは身構えたが、レイの勧めで同行し
実は、お茶屋さんの客引きと判明
良い精霊だった…
「常識」は簡単には抜けない
どうも、お茶屋さん自身も無自覚に
精霊が手助けしてる様子
ファンタジーか!ファンタジーだけども!
おとぎ話みたいで素敵
東の国リーチュー、異国のお茶は不思議が一杯
レイは「龍の宝珠」を思い出す
レイは「龍の宝珠」を思い出す
龍の宝珠は尿路結石ではないだろうか(真顔)
■ドラゴニック風評被害
兄さんは一度、尿路結石になるべきと思う
いや冗談ですよ。結石系は死ぬほど痛いから!
とまれ「願いを叶える宝珠」と聞き
レイの答えが可愛い
願い、デートはもう叶うからいいですと
可愛さの結石かよ…
お茶も、和式・中国式・西洋式は違う!
違いを「楽しい」と受け止めるのはグレートな事だと思います
違いは楽しい、“間”違いじゃない!
アルセニオ、女になる事自体に抵抗はない
問題は「感性」が変わる事
問題は「感性」が変わる事
ストップ・ザ・喧嘩! いい精霊だった!
■抵抗はないのか俺
身体が変われば、感じ方も変わる
多分ホルモンの差、感性が変わってしまうのか
本作、そこに丁寧に向き合っていく事に
誠実さを感じます
ただそれは、やはり怖い訳で
また、例えば体格が変化すれば
異性と距離感が変わる
それだけでも結構デカいんだろうなと思います
ぶっちゃけ「男」に威圧感を感じるとか
変化は怖い
でも、知らないままなら「怖いまま」だ
でも、知らないままなら「怖いまま」だ
)アルセニオ
手を引いてくれてありがとう
レイが一緒にいると 知らない扉も開きたくなる
悪いことばかり起きるワケじゃない
困った時は助け合える
自分でも呑気だと思うけど
レイがいると 世界が明るくて自然にそう思える
困った時は助け合える
自分でも呑気だと思うけど
レイがいると 世界が明るくて自然にそう思える
俺の太陽だ
一方兄もめちゃくちゃ照れていた
■太陽
ピュアか!
サウロもですが、ただ「誰かがいる」という事
未知な事も、誰かが隣にいてくれたら
少し気楽に挑める
怖かった未知も、楽しいと解る
確かに、それは気楽で呑気かもしれないけど
世の中「未知な楽しさ」は多い
だから「この人となら、勇気を持って進める人」はとても素敵……………
ってこれ結婚っぽくない!?
第69話
アルセニオとレイ、帰った結果ツッコまれる
アルセニオとレイ、帰った結果ツッコまれる
レイ君!やるようになったなあ君ィ!!
■第69話「魔女の下僕と魔法の先生」
いや前から、積極性は星三つくらいあったし!
もう帰らなければ、まだ帰りたくないジレンマ
収録1話目のサウロへ聞かせてやりたいも
帰るのが微笑ましい
焦りはない、愛情があるだけ
レイは幼いにしても
アルセオニも、大概ピュアですわ
何より彼は性欲以上に、慈しむ姿勢が強いしー
いや性欲も、たーんとありますけれど
ホントだよ!たくさんあるよ!
サウロ、大事なアルセニオの「師匠」と邂逅も
エリック兄さん爆弾発言
エリック兄さん爆弾発言
サムの作画が全方位ですごいことに
■赤ちゃんが欲しい
サウロがサムにケンカ売らないか心配
と思いきや、エリック兄さん出産願望全米震撼
以前、カバー下で解説がありましたが
ホントに出産希望とは
だが待って欲しい
エリックは、女体セックスに興味津々でした
これが自然な落としどころか
自然ってなんだ
サムの言葉はいつもいつでも厳しい
彼から「アルマ」へ
彼から「アルマ」へ
)サム
これで最後だからな
男に戻るか
女のままでいるのか
どんな道を選ぶのか知らないが
僕に関係ない
好きに生きればいい
オマケのサム、めっちゃ連れまわしたい可愛さ
■サムの距離感
サムの言い方は、人として優しい。
「関係ない」サムらしく冷たいと感じましたけど
続く言葉は、尊重だと思うからです
これが案外難しい
作画崩壊する程「理解できない」
それでも「好きに生きろ」と言う
彼の「正しさ」と相容れなくても
変われとは言わない、距離を置き許容する
理解出来ずとも許容する、それって「凄いな」と感じました
あとアルマ、迷わず産めよ産めばわかるさ
第70話
突然の女体化、さて何を着ようと思ったら
突然の女体化、さて何を着ようと思ったら
大丈夫、主がスタンバってた!
■第70話「魔女の下僕と一番の決め手」
そんなアルマのコーディネートはともかく
元々、レイに「責任を取る」と言ってたロイド
信用できる、レイはレイで「好き」
だがエリックはどうか?
彼がいないと「足りない」
ロイドは、恋愛に無頓着で戦闘民族な分
言葉が本質的ですね
この戦闘民族、素直すぎる…
「好きな人に一番に見せたい」の実例だし!
狭いテントで、アルマに相談を受けたロイド
エリックに嫉妬される
エリックに嫉妬される
嫉妬の剛速球を、場外ホームランするイケメン
■フルカウンター
ちゃんとアルセニオの助言も加味!
アルセニオは良い奴だけど、周りは不安になる
彼に、好きな人が惚れるんじゃないかと…
兄さんごもっとも!!
また「アルマ」にロイドは優しい
だから余計に嫉妬すると言うも
多分ロイド、無自覚に「女性」に優しいのか
彼は「大切に扱わなきゃ、壊れそうなものがある」と良く知ってるから
多分、エリック兄さんが育んだ部分よねー
少し前は、ベティとビビアンがいれば良かった
アルセニオの自問自答
アルセニオの自問自答
)アルセニオ
どっちにも欠けて欲しくない
なんてワガママだよなぁ
一番心が高鳴る人と
一番心が安らぐ人がいたら
普通はどっちを選ぶんだろう
勝った方にキスして?へ言われ「いいよ」と
■二者択一
絶対に負けられない戦いになる事案が発生
大爆笑で終わった微笑ましい回も、悩みは切実
解答は、たぶん人の数だけある
ただ一言は言える
アルセニオ君は幸せだのう…
幸せになるがいい。当社比200倍くらい
特に前巻、ひどい苦悩をした果てと思えば
たーんと幸せになればよい
いやしかし、本当に悩ましい二択だのうホント
サウロも戦慄するほど良い男ですし
レイ君は底知れず可愛いし
第71話
どちらがアルセニオとキスするか、熱戦決着!
どちらがアルセニオとキスするか、熱戦決着!
この圧倒的大人げなさ!
■第71話「魔女の下僕と沈んだ太陽」
そうとも大人げないのは大人の特権だ!
いいぞサウロ!勝ち誇れ大人!勝者の特権!
大人は、大人として振舞う「べき」
だから時にはいいんだよ!
オマケ漫画まで圧倒的に可愛い!
オマケでは、ロイドの「結婚」に関しても
ロイド父は許すと予想
あの声がデカい人ですもののね、漫画なのに声が聞こえてきそうにデカい人だから
とまれ、負けたレイは落ちこんだものの
だがさすが戦闘民族、次は!と牙を研いでいた
またアルマ、ぽろっと
またアルマ、ぽろっと
揉ますなと説教した1巻、揉まれたのが8巻
■イスパッパラバー!
思えばアルマ、ホント何やってんでしょう
第1巻と逆転し、揉ますなと説教されるアルマ
が、触らせてと懇願されて…
弱いなあ…
アルマ、本当に押しに弱い
1秒でも許しちゃダメ!
レイ君、アルセニョより厳しいな!
またチェスでは、サウロは「捨て身で攻撃的」で手ごわかった
つくづく危うくて心配になるヤローだ…
第72話
サウロとのデート、ふとした何気ない言葉に
サウロとのデート、ふとした何気ない言葉に
扉絵、アウトドアルセニオくっそ可愛いな!
■第72話「魔女の下僕と騎士の安息」
レイが卒倒して、サウロが攫う可愛さ!
続き、ベティと仲良く料理する面白すぎな構図
ベティは、年相応にイケメンが好きだし
何より「アルセニオ好き」同士
仲良しか!
デートでは「夏また来よう」と約束
ですが正直不安でした
表情もですし、フラッと消えそうで不安
サウロを愛したら、それで満足して身を引きそうな不安があって怖いですわ
次の回、フツーに居て安心した!
サウロは「アルセニオ」を知っている
だから彼とのデートは、彼らの心の傷に触れる
だから彼とのデートは、彼らの心の傷に触れる
両親に手紙を送ろうと約束
■両輪の想い
教会にも訪れ、ひとつひとつトラウマへ。
癒してはいるも、心の傷に再び触れるのも辛い
サウロとの関係は「過去」がある
良くも悪くも
手紙は両親が「二人でいるうちに」と
それは、サウロ達自身も「二人」だから
ようやく送る勇気が湧いわ
本作は本当、独りじゃないと描くのが面白い
他人がいるから傷付いて、癒される
教会でキスは嫌!
だから、せめて人目につかないところで…
だから、せめて人目につかないところで…
サウロが正しすぎて全米が押し倒した
■サウロとのキス
まあ手は出さないけどね!
サウロ「五感で俺を堪能しろ」とかイケメン!
素直に、あれこれ楽しむアルマ…
全米が嗅いだ
緊張をほぐし、キスする為の言葉か
多分、サウロなりのジョークだったはずも
本気にするアルマが微笑ましい
そして多分、サウロは「こういう素直な反応」まで予想内だったんだろうなと
サウロはつくづくアルセマニアだぜ…
デート後「幸せな時間だった」というサウロへ
アルセニオ、意味深な視線も
アルセニオ、意味深な視線も
毎度毎度、神も困っちゃうよサウロさん!
■それが愛でしょう
もやもやを言葉にしようというエリック
やはりアルセニオは、二人どちらかを選べない
そんな不誠実に、苦しんでしまうも
視点はやはり優しい
辛い、辛いから独りにしたくない
同情かもしれない
けど実際、9巻で捨て身で庇いました
「その人の為、命だって捨てられる」愛だと思う
今、あの頃より「愛」になっているし!
もうつくづく愛でしょう!
第73話
魔王城への来客、警戒すべきリスクの到来!
魔王城への来客、警戒すべきリスクの到来!
おい待てどうした忠臣?!
■第73話「魔女の下僕と主人の決意」
人も魔物も癒す魔女、ベティが噂になった
第一に、イスパニアによる再討伐というリスク
第二に、攻撃的な魔物が来る危険性
疫病という可能性も
また「魔女集会」はどう思うか?
特に疫病、たとえばコロナも元は野生動物
人を介して広がりました
遠くからの来訪者は、それだけでリスクが高い
でも「遠くの知識」も集まる可能性も?
エリックを治す知識も集まるか?
アルセニオは反対した
もし捕まったら「あんな風に」断罪される
もし捕まったら「あんな風に」断罪される
悲惨さは前巻、そして「レクエルド」2巻で
■ベティの夢
でもだからこそ、アルセニオは尊重するのか
良心で判断する事と、サウロの信念からの影響
前巻は、目的意識が希薄だったベティ
やるべき事を得た!!
目指せ、皆を癒す魔女!!
アルセニオも応援に周りましたが
そも彼自身、夢を否定され苦しんだ事がある
彼は夢を否定される悲しさ、応援して貰える嬉しさを誰より知ってる
アルセニオだったら応援するよね!
実は、あの「首なし騎士」も人間だった?!
貴重なテストケースに
貴重なテストケースに
)騎士
どうして私が人間だとわかったのですか?
)アルセニオ
人間だとは思わなかった
見た通り 魔物だと思ったよ
人間だとは思わなかった
見た通り 魔物だと思ったよ
どっちでもあんまり関係ないからさ
ああ物語が大団円に近づいていく…!!
■助ける力
別に人間だから助けた訳じゃない
思わぬ形の感謝に、実感したんじゃないかしら
人も魔物も、結構困っている。
助けは必要だと
唯一「師匠」を救える魔王、彼女に興味
角をくれ、師匠ビビアン復活へ?
ただ「敵」襲来が予想され
角を失い弱体化なら、難しい状況だ!
ただビビアンは、おっぱいが大きくエロい恰好
思えば魔王の好みにストライクなのね
復活すれば、魔王も元気に…?
収録
カバー下では、狐精霊の翻訳が掲載
カバー下では、狐精霊の翻訳が掲載
茶柱じゃったか!
前日譚「レクエルド」完結編も同時刊行
■収録
ガンガンコミックス「魔女の下僕と魔王のツノ 12巻」。
もち。月刊少年ガンガン連載、スクウェアエニックス出版。
2020年6月(前巻2019年12月)
■魔女の下僕と魔王のツノ 12巻
あらすじ
第67話「魔女の下僕と帰る場所」
第68話「魔女の下僕と東の国」
第69話「魔女の下僕と魔法の先生」
第70話「魔女の下僕と一番の決め手」
第71話「魔女の下僕と沈んだ太陽」
第72話「魔女の下僕と騎士の安息」
第73話「魔女の下僕と主人の決意」
カバー下
本作5年前 教国のレクエルド感想
キューティクル探偵因幡 感想
これまでの感想
描きおろし&カバー下おまけあり
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キューティクル探偵因幡 感想 アニメ版公式はこちら
キューティクル探偵因幡 12巻
キューティクル探偵因幡 13巻
キューティクル探偵因幡 14巻
キューティクル探偵因幡 15巻
キューティクル探偵因幡 16巻
キューティクル探偵因幡 17巻
キューティクル探偵因幡 18巻“本編”最終回 ヤギにも程がある!
キューティクル探偵因幡 19巻【最終回】“三年後だろうと”
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教国のレクエルド 1巻“18歳のアルセニオ達”
教国のレクエルド 2巻“最終回”
魔女の下僕と魔王のツノ 感想
魔女ツノ 1巻
魔女ツノ 2巻
魔女ツノ 3巻
魔女ツノ 4巻“魔女の下僕と極北の地”
魔女ツノ 5巻“魔女の下僕とお悩み相談”
魔女ツノ 6巻“魔女の下僕と媚薬と想い”
魔女ツノ 7巻“親友の炎”と眼鏡ヒロイン
魔女ツノ 8巻“もう、一回抱いてから考えようかな”
魔女ツノ 9巻“結婚するって言いました!”
魔女ツノ 10巻“二人の恋が実る時”
魔女ツノ 11巻“彼が下僕になった訳”
魔女ツノ 12巻“デートと夢と赤ちゃん欲しい”
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コメント
コメント一覧 (3)
実は6巻あたりからずっとここの感想お世話になってました
登場人物全員魅力的で気が付いたら私も12巻まで、月刊誌も毎回買うくらいはまってしまいましたw
これからの展開も楽しみな作品ですねb
面白いですよねー。
キャラもですし、たとえばロイドが来た時点で「あれ?!魔王倒せるんじゃ!?」と短期完結も予感も、そこで「極寒育ちだから病に弱い」と珍しい視点から描かれていくのも好きです
いいですよね
私は12巻ですとエリックが子供産みたいって爆弾発言+犬サムの作画崩壊が最高
全巻通してアルセニオとサウロ関係にどはまりですね
なんていうんですかね
友人で純愛な感じ本当好きなんですよね
また機会あれば話しましょう(*´ω`*)