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日本学術会議が「中国の軍事研究に参加」「千人計画に協力」は根拠不明。「反日組織」と拡散したが…

軍事転用への懸念などがアメリカで示されている中国政府による「千人計画」に対して、日本学術会議が協力しているという根拠のはっきりしない情報が広がっている。発端は自民党の甘利氏の発言にあるとみられるが、学術会議側は、これを否定している。

「韓国が小池知事に謝罪と賠償を要求」は誤り。関東大震災の朝鮮人虐殺めぐり、まとめサイトが拡散

韓国側の大学教授らが求めている内容は、都内で毎年9月1日に開かれている虐殺の追悼式典に「小池知事に追悼文を送ってもらうこと」であり、謝罪と賠償ではない。追悼文をめぐっては、小池知事が就任翌年の2017年から、歴代の知事が送ってきた送付を止めたという経緯もあることに留意が必要だ。

731部隊の戦争証言に「嘘は明白」? 誤った指摘が拡散「大学卒のみの採用」→「少年隊が存在」

731部隊の正式名称は関東軍防疫給水部。中国東北部(旧満州)で、感染症やワクチンなどのほか、細菌の研究をしていたとされる。捕虜を用いた人体実験や生物兵器の開発、細菌戦に関する証言も多く残されてきた。部隊には、14歳でも入ることのできる軍属の組織「少年隊」が存在していたことが、公文書や証言などから明らかになっている。

「4月1日ロックダウン」「テレビ関係者の情報」LINEで出回る”うわさ"に注意。その見分け方は?

噂は「テレビ局のプロデューサーからの情報」「テレビ関係者と大使館経由の情報」などと呼びかけられており、「大切な人に回してください」「生きよう!」などと結ばれている。この噂について、菅義偉官房長官は「まず、そうした事実はありません。明確に否定しておきます」と明確に否定している。

「武漢で死体を焼やすと発生するガスが大量検出」は誤り。新型コロナめぐり世界で拡散

世界中で広がっているのは、「武漢で二酸化硫黄(亜硫酸ガス)の濃度が大量に観測された」「遺体の焼却だったら1万4000人分になる」などといった内容。しかし、これは「誤り」です。仮に遺体が燃やされていたとしても、「Windy.com」ではリアルタイムの二酸化硫黄を確認することはできないからだ。

新型コロナ「エアロゾル感染を確認。要するに空気感染」は誤り。ネットで不安と誤解が拡散

ネット上に拡散しているのは、中国が公式に新型コロナウイルスの「エアロゾル感染を確認した」として、「要するに空気感染」などとする情報だ。こうした情報は過度に不安を煽るものであり、「誤り」だ。そもそも「エアロゾルの発生」は滅多にないことであり、予防策は、飛沫感染に対する「手洗い」「うがい」「アルコール消毒」などと一緒だ。

「マスクの過信は禁物」新型コロナウイルス、妊婦さんが必要な情報まとめました。

現状では日本では大規模な感染拡大がないことから、自らや家族が中国から帰国をしたり、身近に患者がいたりする場合以外は感染の可能性は低いと指摘。「⾝近にできる予防」としては、そのうえで「特に⼈混みを避ける、マスクをかける、こまめに⼿洗いするなどの注意が必要です」としている。

ネットで拡散「新型コロナウイルスの危険度と対策」を医師が検証した結果… 「気軽に情報ひろめないで」

「インフルエンザより恐ろしい」「ウイルスは48時間生き続ける」「服はアルコール消毒、ゴーグルで角膜感染を防ぐ必要がある」「発熱せず死亡する」「治療の後遺症で亡くなる人がいる」「人工的とみられる特徴がある」などの情報をファクトチェックした。

「殺人ウイルス兵器」「かかったら死ぬ」YouTubeやTikTokで広がる「新型コロナウイルスの真実」に注意

新型コロナウイルスをめぐり、ネット上で「殺人ウイルス兵器」「中国の生物化学兵器」「ウイルスが研究所から漏れた」という陰謀論や、「致死性が高い」「エボラと同じ」「かかったら死ぬ」などように過度の不安を煽るもの、中国人への憎悪や排斥を煽る情報が「新型コロナウイルスの真実」「日本が伝えない真実」などの情報が動画を介して大量に拡散している。

民主党政権が「健康保険が外国人に悪用される原因を作った」は誤り。新型コロナウイルスめぐり拡散

「医療滞在ビザ」による治療は、国民健康保険制度の対象外で、全額自己負担だ。「健康保険を悪用する原因」になるということは、誤りだ。「民主党政権が国民健康保険の外国人加入要件を引き下げた」も合わせて広がっているが、これも麻生政権時代の改正住民基本台帳法改正に起因したもので、誤りだ。

新型コロナウイルス「中国人が日本の健康保険を“悪乗り”するために押し寄せる」は不正確。まとめサイトが拡散

中国・武漢で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大するなか、「中国人が日本の健康保険を“悪乗り”するために押し寄せる」と煽る記事が拡散されている。しかし、この情報は不正確で、無用な敵意や不信感を煽るおそれがある。

「新型コロナウイルスは人類史上最凶、致死率15%」は誤り。ネットで拡散、実際は…

中国・武漢で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大するなか、「致死率15%、感染率83%で人類史上最凶」という情報が拡散している。しかし、これは発生当初に武漢で入院した重症患者の致死率だ。現時点の致死率は3%程度で、感染率83%も親族間のものとされており、一般化することはできない。

新型肺炎でデマ拡散「中国人が関空から病院に搬送、検査前に逃走した」は事実無根「USJと京都に向かった」と広がる

中国を中心に感性が拡大する新型肺炎。死者も増えており、日本でも感染例が確認されている。「春節」で中国人観光客が多く来日するため、不安の声も広がっている。パニックが広がりやすい状況だからこそ、情報の選定には注意が必要だ。

「安倍政権がホームレスを3分の1に減らした」は誤り。ネットで拡散、実際は…

ネット上で拡散していたのは、まとめサイト「ツイッター速報」の情報。ホームレスの人数は全体として減少傾向にあるが、第2次安倍政権下では「3分の1」までは減少していない。さらにここには、社会問題化しているいわゆる「ネットカフェ難民」などの住居不安定者が含まれていないことにも留意が必要になる。