スライム(パンク防止・修理剤)になぜ拘る
昨年末以来、スライム(パンク防止・修理剤)に拘った記事を多く書いています。
内容もスライム(パンク防止・修理剤)に対する批判ではなく、サイクルベースあさひさんのスライム(パンク防止・修理剤)の販売姿勢に批判的な記事ばかりです。
なぜ、何にこんなに拘っているのか、自分の気持ちの整理もかねて書いてみたいと思います。
まず、スライム(パンク防止・修理剤)という商品についてですが、今でも全否定するつもりは有りません。
しっかり空気圧管理をして乗られているなら、通勤や通学などで、どうしても遅刻したくない時など、パンクしても、何とか目的地に行けるだけの性能は持っていると思います。
パンクと一口に言いますが、チューブから空気が漏れる原因は多岐にわたります。
スライム(パンク防止・修理剤)で防げるのは、ほんの一部ですが、この点については、 説明書を作られていますので、注入前に説明されているならOKです。
問題はここからで、完全に穴を塞いではくれないので、効果のないパンク穴も含めて、やはりパッチを貼って、パンク穴を塞いでやる必要があります。
サイクルベースあさひさんでは、スライム(パンク防止・修理剤)が入っていても、パンクは通常のパンク修理費用で行って下さいます。
しかし、スライム(パンク防止・修理剤)がパンク穴から漏れ出すとパッチがしっかりと貼れません。
パンク修理に失敗するとお店の信用に関わりますから、スライム(パンク防止・修理剤)が入ったチューブは、パンク修理ではなくチューブ交換で対処するお店もあります。
お客様にとっては、思いがけない出費になりますから、当然戸惑われるはずです。
スライム(パンク防止・修理剤)注入前に、パンクした場合、チューブ交換とするお店があることを事前に説明するか、こうやればスライム(パンク防止・修理剤)入りチューブでもパンク修理できますとノウハウを公開すべきではないでしょうか。
【記事訂正】
昨日の記事への力太郎さんからのコメントで、スライム(パンク防止・修理剤)の商品説明のサイトに「スライムで対応できないパンクの場合は、水洗いを行い、水分を拭き取ることで、通常通りのパンク修理が可能です。」と修理法が公開されてされていることを知りました。ノウハウを公開すべきではないでしょうかの文言は、撤回します。
製品シールには、「パンク防止と修理」と明記され、製品の性能は2年間保証されますと記載があります。
注入後2年未満でトレッド面の刺さりものパンクで修理が必要な事態になったら、修理費用は補償されるのでしょうか?
補償されるとしたらあさひさんの店舗以外で修理した場合、どのような手続きで補償が得られるのか、明確にすべきだと思います。
2年間の性能保証が切れた後の、チューブに残ったスライム(パンク防止・修理剤)はどうすればいいのでしょうか?「性能保証は2年間です。
2年を過ぎたスライム(パンク防止・修理剤)は、この料金で交換できます。」
との説明はされているのでしょうか?
それとも「交換には費用が掛かりますが、チューブ交換の方が安上がりなので、チューブ交換をお勧めします。」と説明されているのでしょうか?
そしてこれがこだわり始めたきっかけですが、スライム(パンク防止・修理剤)は長期間チューブに入れっぱなしにすると、金属を腐食します。
チューブ内の金属部品は、空気を入れるバルブ部分です。バルブコアの腐食であればまだ交換は可能ですが、バルブの本体が腐食されると、チューブから外れてしまい、チューブ交換になります。
この点については、スライム(パンク防止・修理剤)の致命的な欠陥です。「パンク防止性能を求められるなら、腐食を考慮して、チューブは2年毎に交換してください。」
とはっきり説明してスライム(パンク防止・修理剤)を入れるかどうか選択して貰わなければなりません。
あさひさんの説明不足で、要らざる心労をしたり、お客様のお気持ちを考えてただ働きをするのは御免です。
パンク防止の性能を享受するにはそれなりの対価が必要だと理解して下さるお客様だけに販売してください。
このことを訴えたくて、書き続けるしか手段がなくて書いています。
いつの日にか、あさひさんの良識ある人の目に留まること、あさひさんで自転車の購入を考えているすべての人の目に留まること、それが書き続ける理由です。
今は、デメリットをご存じないお客様に、デメリットが伝わることだけが書き続けている理由です。
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コメント
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三度目になりますが名無しです。
大きな間違いをされてますよ。
あさひに良識のある人間なんているわけないじゃないですか。
「そんな事はない!失礼だ!」というあさひの方がいらっしゃいましたら、ぜひここで手を上げてほしいものです。
そう言えば、昨日のコメントであさひのwebで説明されているというので見てみたら・・・
「自社テストでここまでやっても云々」に違和感が。
だって、あんな風にブスブス刺したら、走れるわけないでしょう?
もう一度言いますよ。
「あさひに良識なんてありません!」
乱文、お許し下さい。
投稿: | 2017年4月11日 (火) 18時44分
三度目の名無しさん コメントありがとうございます。
私より、名無しさんの方が、あさひさんへの怒りは大きいようですね。
確かに、パンクが止まるというのは、スライム(パンク防止・修理剤)が漏れ出るのも止まるということですが、走行テストを加味しないと、タイヤ・チューブの変形の要素が加味されないと思います。
押しピンを差した画像の右側に、本家slimeサイトから持ってきたと思われる動画があります。
この条件で、COSMOSタイヤで実験して下されば、2.8mmまでのパンク穴に対応できると信じます。
出来れば、新車ではなく2年の保証切れ寸前まで乗られたトレッドの薄くなったタイヤでの実験を希望したいです。
私は、あさひさんにも、良識のある方がおられると信じたいですが、名無しさんの心からの叫びだと思いますので、言いたい気持ちはわかる気がします。
投稿: あのこら | 2017年4月11日 (火) 22時18分
お久しぶりです。
何といってもあのベタベタが、無作法に漏れ出るのを処理するのが面倒ですし気持ち悪いですよね~。
タオルで拭いても拭いても足りない。
出張修理する身には天敵?ではないでしょうか(><;)
(うちは出張修理止めちゃいましたけど。)
女子的にも迷惑な補修材です。怒りながら修理していましたよ。
投稿: SIRIUS | 2017年4月12日 (水) 20時49分
SIRIUSさん コメントありがとうございます。
そうですね、生理的に嫌。面倒。
「こんな余計物を入れるな。」という気持ちは確かにあります。
水を無制限に使えない、出張修理だから、余計嫌がっているのかもしれないです。
フレーム補修は、相変わらず感心するばかりです。
周りでも待ってくださっているお客様が多いと思いますが、お子さんの手が離れたら、また再開されると期待しています。
投稿: あのこら | 2017年4月12日 (水) 21時38分
こんばんは。
先日スライムでお客様から罵声を浴びせられた投稿をした者です。
名無しで失礼しました。
僕は以前、自分自身が自転車で困った事がありました。
個人経営の自転車店が200mほどの近くにあるにも関わらずです。
困った人を無くしたいと思い、今現在は出張修理をしています。
あさひさんのスライムもそうですが、、。
利益を優先する自転車店の尻拭いが非常に多いです。
時に割に合わない事も多々あるのが現状ですが、少なくとも僕は。
同業者のおかげで仕事が成り立っている、皮肉な事だと思います。
僕はあのこらさんの記事で一番共感したのが虫ゴムなんです。
自分なりにであのこらさんの域まで達していませんが、
虫ゴムの寿命を延ばしたい・空気の漏れを減らしたい、
と思って色々と試行錯誤しています。
いつもブログを拝見しています。
参考になる事がとても多くて助かっています。
スライムもですが、、、。
なかなか問題が多い業種ですね。
投稿: げんちゃん | 2017年4月13日 (木) 23時30分
げんちゃんさん コメントありがとうございます。
当店は、100m先に自転車屋さんがあります。
学生の多い大学があるせいか、近所に4件の自転車屋さんが有ります。
自転車に係る仕事をしたいと思ったのですが、資金がなく、修理屋を選びました。
利益を優先する自転車店(未整備や耐久性の無い部品ですね)
私は、低価格競争の土俵に乗った、町の自転車屋さんにも、責任の一端は有ると思っています。
虫ゴムは、本当にもっと長持ちして欲しいです。
何かいい方法が見つかったら、是非教えてください。
今のところは、シュワルベの英式バルブがベストチョイスだと思っています。
ゲンちゃんさんも、何か情報を発信しておられたら、是非サイトを教えてください。
コメント欄では不都合があるようなら、cyclemainte@anocora.comまで一報ください。
投稿: あのこら | 2017年4月14日 (金) 00時13分