高橋 学Takahashi Manabu / 教授
研究分野
- 環境考古学
- 災害リスクマネージメント
- 自然地理学
キーワード
- 環境史
- 土地開発史
- 災害史
- 災害リスクマネージメント
担当科目
- 環境地理学
- 基礎講読(地理学)
- 地理学調査法
- 地理学特殊講義
研究活動
平野の環境考古学
空中写真判読と遺跡の発掘調査から、環境変遷史・土地開発史・災害史を検討する。
著書・論文
- 『平野の環境考古学』(2004)古今書院
土地の履歴と阪神・淡路大震災
環境考古学で知りえた「土地の履歴」が、現在の災害と密接に関わっていることを明らかにした上で、都市計画や防災計画について検討した。
著書・論文
- 「土地の履歴と阪神・淡路大震災」(1996)地理学評論
環境史からみた東北地方太平洋沖地震の津波被害
近世の小氷期に人口が激減していた東北地方が、近代以降気候の温暖化とコメの品種改良などにより食料生産が増し、人口が増加した。その一部は、東京へと流入して経済の高度成長を支えたが、東北に残った人々が、これまで人の住んでいなかった地域に住み始め、それが地震の際の津波被害を大きくする原因となった。
著書・論文
- 「環境史からみた東北地方太平洋沖地震の津波被害」印刷中
環太平洋地域における環境変動と災害
20世紀以降、環太平洋地域ではM8.8以上の巨大地震が6回起き、2011年の東北地方太平洋沖地震以外は、火山の爆発をともなっている。コロンビアのネバド デル ルイス火山もその一つであり、1985年に土石流が発生した。麓のアルメロの街は人口25000人ほどあったが一瞬にして20000人以上の人々が土石流にのみこまれて亡くなった。これにはエル・ニーニョと呼ばれる気象現象が関与していた。
著書・論文
- 「1985年アルメロにおける土石流災害」研究中