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役立たずと言われたので、わたしの家は独立します! 作者:遠野九重

第2章

19/19

19. マーロン男爵の転落と、その後

今回は三人称です。


 マーロン男爵ことタルボ・ディ・マーロンは、(タル)のような肥満体の貴族である。


 彼はもう少しで『新王クロフォードの義父』になれるはずだった。


 一人娘のミーシャがとても美しく育ち、第一王子のクロフォードを篭絡してくれたからだ。


 クロフォードがフローラリアとの婚約を破棄し、新たな婚約者にミーシャを据えると発表した時などは、喜びのあまり踊り出しそうになった。


 とはいえ貴族としての体裁もある。


 人前で踊り出せば頭がおかしくなったと思われかねないため、屋敷に戻った後、自室で盛大に笑い声をあげながら踊ることにした。


「ふはははははははっ! くはははははははっ――ゴホッ! ゴホッ! がっ……!」


 結果、笑っている途中で噎せ混み、さらには机の角に右脛を激しくぶつけてしまう。


「ワシは次の国王の義父になる男だぞ! 生意気な机め!」


 痛みが治まると、マーロン男爵は苛立ちの表情を浮かべて机を蹴りつけた。


 それどころか――


「罰を受けよ! 《アイスランス》!」


 魔法で氷の槍を生み出すと、それを机に打ち込み、粉々に砕いてしまった。


 それだけではない。


「男爵様、大丈夫ですか? いま、ものすごい物音が……」


 物音を聞き付けて、若い男性の使用人が部屋にやってきた。


 年齢は十五、六歳ほど。


 顔立ちには幼さが残っている。


 マーロン男爵は両眼に凶暴な光を宿したまま、使用人に言った。


「いいところに来た。見てのとおり、ワシはひどく機嫌を損ねている。

 地下室まで一緒に来てもらおうか」


「えっ……? 男爵様……?」


「おまえたち平民は貴族なしでは生きられん存在だ。

 であれば、ワシに身を捧げて奉仕するのは当然だろう。

 さあ、さっさと付いてこい。

 でなければ、おまえの家族全員のこの《アイスランス》で串刺しにするぞ」


 マーロン男爵は魔法で氷の槍を作り出すと、その先端を使用人の首元に突き付けた。


「わ、分かりました……。行きます。行きますから、どうか家族だけは……」


 その後、マーロン男爵は地下の拷問部屋へと向かうと、若い使用人の背中に何度も鞭を打ち付けた。


 平民を虐げることによって憂さを晴らす。


 それはマーロン男爵が自分の父親から教えられた「貴族の作法」であった。


「ああ、鞭に打たれて可愛そうになあ!

 だが、おまえが平民(かちく)に生まれたのが悪いのだ! くははははははっ!」


 顔を愉悦に歪めるマーロン男爵は、平民たちが自分に牙を剥く可能性など少しも考えていなかった。


 頭の中にあるのは、次の国王の義父になるという輝かしい未来だけだった。





 だが、その未来は脆くも崩れ去ることになる。




 原因は、ナイスナー家だった。


 ナイスナー家の者たちは数百年前に滅びたはずの存在である竜を味方につけて王宮に乗り込むと、フォジーク王国からの独立を宣言した。


 すると、それを理由として改革派の貴族たちが国王に向かって退位を迫ったのだ。


 さらには次の国王はクロフォードではなく、別の公爵家の者から選ぶべきだと主張し始めた。


 マーロン男爵は焦った。


 このままでは、自分の輝かしい未来が潰えてしまう!


「くっ……! 忌々しい田舎貴族めが……!」


 マーロン男爵は怒りの表情を浮かべると、魔力を練り上げた。


《アイスランス》を発動させ、すべての元凶であるフローラリア・ディ・ナイスナーに撃ち込もうとした。


 ここは謁見の間である。


 そんな場で攻撃魔法を使うことは、当然ながら王国の法で禁じられている。


 だが、追い詰められたマーロン男爵の脳内には、理性などというものはほとんど残っていなかった。


 餌を取られそうになったから牙を剥く。


 野生の動物じみた本能に囚われていた。


 その時だった。


《アイスランス》を向けようとしている相手……フローラリアがこちらを見た。


 その瞳は澄んだ青色だったが、ゆっくりと黄金色に染まっていく。


 この時のフローラリアは未来視の魔法によってマーロン男爵が没落していく未来を幻視しており、まさに「心ここにあらず」の状態だった。


 黄金色に輝く瞳で、遠いどこかを眺める銀髪の少女――。


 その姿はどこか儚く、可憐であり、マーロン男爵は思わず見惚れていた。


「おお……」


 感嘆のため息が零れる。


 練り上げていた魔力はいつの間にか霧散していた。


 そのまま茫然と見惚れているうちに、国王の退位と、次の国王はスカーレット公爵家以外の公爵家から選出されることが決まってしまう。


 マーロン男爵が我に返った時には、もう、すべてが手遅れだった。


 彼にできたのは、ナイスナー家の独立を引き起こす発端となった自分の娘……ミーシャに対して八つ当たりのように怒鳴り散らすことだけだった。


「おまえなど娘ではない! 勘当だ! 平民として野垂れ死ね!」






 それからほどなくして現国王のグーズ・ディ・スカーレットは退位となった。


 新国王にはバーミリオン公爵家当主のドレイク・ディ・バーミリオンが即位し――マーロン男爵家の取り潰しを宣言した。


 つまり、マーロン男爵はもはや男爵ではなく、『ただの平民であるタルボ』になってしまったのである。


「陛下! どうかお慈悲を!」


 取り潰しを言い渡されたとき、マーロン元男爵……タルボは礼も忘れて新王ドレイクに縋りついた。


「お前は何を言っているんだ」


 だが新王ドレイクの声は、どこまでも冷ややかだった。


「お前とお前の娘は、いたずらに国を混乱させ、ナイスナー家の独立を招いた。

 であれば、その責任を取るのは当然のことだろう」


「国を混乱させたのは私の娘であって、私ではありません!

 娘はどうなっても構いませんから、どうか私だけはお助けください!」


 タルボは恥も外聞も投げ捨てて、大声でそう叫んだ。


 娘に対しての愛情など、元からこれっぽっちも抱いていない。


 そもそもミーシャが自分の娘なのかどうかも怪しいところだ。


 亡き妻は色々と噂の絶えない女であったし、なにより、ミーシャの愛らしい外見はタルボと似ても似つかない。


 それでも政略結婚の道具にはなるだろうと思い、父親としての顔を取り繕いながらミーシャを育ててきたが、貴族としての身分を剥奪されてしまっては元も子もない。


「陛下が望むのでしたら、ミーシャを妾として差し出します!

 ですから、マーロン男爵家の取り潰しだけはご容赦を……!」


「くどい」


 タルボの懇願を、新王ドレイクは短く斬り捨てる。


「おまえも心の卑しい、人の姿をした魔物だ。

 魔物ごときが貴族を名乗れると思うな。

 オレの国には、オレが美しいと認める者だけが暮らせばいい」


「陛下! どうか、どうか……!」


「誰か、この平民を外に放り出せ。

 タルボ、お前は先王グーズに対してゾウの化石を竜の骨と偽って献上していただろう。

 本来ならば死刑のところを取り潰しで済ませているのだ、それだけでも感謝することだな」


 こうしてタルボ・マーロンは平民となった。


 もはや貴族ではないため、名前に「ディ」という文字を入れることは許されない。


 彼に残ったのは樽のような肥満体と、その身体よりも大きなプライドだけである。


 王都の屋敷に戻ると、すでに使用人たちは一人残らず姿を消していた。


「あの恩知らずどもが!」


 タルボは怒りのままに《アイスランス》を放ち、屋敷の家具を破壊していく。


 家具を売り払えばそれなりの金は手に入ったはずだろうが、今のタルボには冷静な思考など残っていない。


 ただ苛立ちを発散することだけが目的であり、理性を失ったように暴れ回る姿はまさに獣か魔物のようだった。


「この! どうしてこうなった! なぜワシが平民に落とされねばならん!」


 怒声とともに《アイスランス》を放ち、机や椅子、ベッド、窓ガラスなどを打ち壊していく。


 その物音はあまりにも激しく、近隣の屋敷に住む貴族たちの通報によって宮殿から近衛兵が駆け付ける事態となった。


 タルボはすぐに取り押さえられ、さらには新王ドレイクによって王都からの追放処分が下された。


「タルボ、お前はどこまでも救いようのない男だな。

 宮殿から追い出す程度で済ませたのが間違いだったか。

 ……誰か、こいつを元マーロン男爵家のあたりに捨ててこい。

 二度とオレの王都に近付けさせるな」





 * *





 タルボは近衛騎士団の馬車に乗せられ、王都を離れることになった。


 もちろんタルボが素直に応じるわけがなく、顔を真っ赤にして騎士たちに抵抗した。


「ワシは元男爵だぞ! ただの平民とは違う!

 こんな扱いが許されると思っているのか!」


「元男爵であろうと、平民は平民です」


 近衛騎士の一人は嘆息しながらそう告げた。


「あまり抵抗するようなら、途中で事故が起こるかもしれません。

 どうか、くれぐれもご注意を」


「うるさい! 平民の分際でワシに命令するな!」


「……は?」


 近衛騎士の声に苛立ちの色が混じる。


「私はクラッセ伯爵家の三男です。貴族ですが何か?」


「わ、ワシは新国王の義父になったかもしれない男だぞ!」


「ですがクロフォード殿は国王になれなかった。

 いい加減、眼の前の現実を受け入れることですな」


「ぐっ……」


 タルボは完全に言い負かされ、馬車へと押し込まれる。


 なお、娘のミーシャにも王都からの追放命令が下されていたが、こちらは完全に行方をくらませており、ひとまずタルボだけが元マーロン男爵領へと放逐されることになった。


 馬車に揺られること半月――


 元マーロン男爵領の南側にある街道に、タルボは放り出された。


「ワシをこんなところに置いていくつもりか!

 せめて屋敷まで送っていくのが礼儀だろう! この無礼者め!」


「そんな礼儀は存在しません。

 自分の要求を押し通すために『礼儀』という言葉を使われても困ります」


 近衛騎士はそう言い放つと、他の騎士たちに声を掛け、王都へと戻っていった。


「……くそっ!」


 タルボは八つ当たりのように《アイスランス》を発動させて地面に穴を開けると、屋敷のほうへと歩き始めた。


 幸い、屋敷まではそう遠くなかった。


 余談だが、新王ドレイクは近衛騎士たちに「タルボを元マーロン男爵領の南端に置いてこい」と命じていた。


 だが騎士たちは多少の慈悲を掛けて、タルボを屋敷の近くまで運んだのである。


 もちろんタルボはそんなことに気付かず、口の中ではブツブツと騎士たちへの呪詛を呟いていた。


「騎士どもめ、今に見ていろ……。ワシが本気になれば、本気になれば……」


 タルボが本気になったところで騎士たちに勝てるはずもなく、実際、王都の屋敷で暴れているところを取り押さえられているのだが、彼の脳内からは都合の悪い記憶がすっぽりと抜け落ちていた。


 やがて1時間ほど歩くと、タルボは自分の屋敷がある街に辿り着いた。


 本来なら徒歩15分ほどの距離なのだが、普段の運動不足が祟り、四倍もの時間がかかっている。


 その全身からは汗が滝のように流れ、ゼイゼイと荒い息を繰り返していた。


 街は城壁に囲まれており、東西南北、それぞれに設置された城門からしか出入りできない。


 南門から入ろうとしたところで、タルボは衛兵に呼び止められた。


「お待ちください、元領主殿。

 貴方をこの街に入れることは、新たな領主様からの命令で禁じられております。

 どうか、お引き取りください」


「なんだと?」


 タルボは片眉を吊り上げ、衛兵を睨みつける。


「平民の分際で、ワシの邪魔をするつもりか」


「爵位を剥奪されたという話は、すでに伺っております。

 貴方はもう貴族ではありません。私と同じ平民です」


「うるさい! おまえと一緒にするな!

 ワシには貴族の尊い血が流れておる! これがその証拠だ! ――《アイスランス》!」


 タルボはそれまでの苛立ちをぶつけるように魔法を発動させると、衛兵に向けて氷の槍を放った。


「魔法を使えるのは貴族だけではありませんよ。……《アイスランス》」


 衛兵も氷の魔法の使い手だった。


 二つの《アイスランス》が空中でぶつかり――タルボの氷の槍は、粉々に砕けた。


 魔法使いとしての実力は、衛兵のほうが遥かに上だったのだ。


 氷の槍はそのままタルボのほうへ向かい、右頬をかすめる。


「ば、バカな……」


 タルボは愕然としてその場に崩れ落ちる。


「ま、魔法は……神が貴族に与えた特権のはず……」


「それは迷信ですよ」


 衛兵の言葉は正しい。


 魔法の素質というものは親から子に受け継がれるものだ。


 そしてフォジーク王国300年の歴史において、貴族としての身分を剥奪されて平民になった者や、自らの意思で家を出て平民とのあいだに家庭を作った者というのは決して少なくない。


 さらには突如として魔法の才能に目覚める平民もいるため、今や「魔法は貴族の特権」などと言える状況ではないのだが、タルボを始めとしてフォジーク王国の貴族の多くはその現実から目を逸らしていた。


「衛兵に対しての攻撃魔法の行使は、王国法に照らし合わせれば重犯罪です。

 ……ですが、元領主である貴方の顔を立てて、今回は見逃しましょう。

 小さな町でしたら、出入りは禁じられていないはずです。そちらへ向かってください」


「うるさい! どいつもこいつもワシを見下して……! 覚えていろ!」


 タルボはそう吐き捨てると、衛兵に背を向け、逃げるようにしてその場を立ち去った。


 そのあと――


 タルボは別の町を探して歩き続けたが、どこにも辿り着けないまま夜を迎えてしまった。


 ここは街道を外れた荒地のど真ん中である。


 もし彼が領内の地理をきっちりと把握していたなら、今頃は別の町に到着していただろう。


 だが、タルボは領地のことを「平民という家畜を放牧する場所」程度にしか認識しておらず、地図もロクに見たことがなかった。


 その結果、的外れの方角に向けて歩き、完全な迷子となっていた。


「くそっ、どうしてワシがこんな目に……!」


 足は重く、もはや身動きもできそうにない。


 タルボはその場に膝を突くと、力尽きたように倒れてしまう。


 自分はこのまま野垂れ死んでしまうのだろうか?


 タルボの胸に恐怖がどんどんと広がっていく。




 ――黒衣の女が声を掛けてきたのは、ちょうどそのタイミングだった。


「マーロン男爵様。高貴な存在である貴方をここまで苦しめた者達に、復讐したくはありませんか?

 新王ドレイクやフローラリア・ディ・ナイスナーを足元に這いつくばらせて『ざまあみろ』と言えたなら、きっと気持ちいいですよね?

 わたしなら、そのための手段を授けてあげられます。いかがですか?」



 女の誘いに、タルボはすぐに飛びついた。


 そうして手に入れたのは、無数の魔物を呼び出し、思いのままに操る力だった。



 代償として身体はまるで枯れ木のように痩せ細ってしまったが、本人としてはむしろ快適だった。


 まるで別人のような外見となったタルボは王都のスラムへと忍び込むと、魔物を召喚して暴れさせた。


 混乱に乗じて王宮に乗り込み、ドレイクの息の根を止めるつもりだったのだ。


 だが、残念ながら魔物はフローラリアによって一掃され、タルボはやむなく王都を去ることになる――。






 * *






 王都からナイスナー辺境伯国の屋敷に戻ったその日の夜、フローラが自室でくつろいでいると、突如としてその瞳が金色に染まった。


 視界がだんだんと白くボヤけていく。


「……未来視の魔法ですか。いつも突然ですね」


 フローラの表情に動揺はない。


 ベッドに腰掛け、魔法が見せてくる光景へと意識を向ける。


 それは荒野だった。


 地面にはタルボ・マーロンが倒れている。


 どうやら行き倒れになったらしい。


 そこに黒衣の女が声を掛け、甘い言葉で誘惑する。


 タルボはその誘いに乗った。


 有り余る脂肪と引き換えに魔物を召喚する力を手に入れ、それによって王都に魔物を出現させたらしい。


「昼間の騒動は、タルボさんが犯人だったんですね」


 フローラは呟きながら、小さく首を傾げる。


 今、自分が見ているのは未来ではなく過去の出来事だ。


 であれば、未来視の魔法という呼び方は正しくないのかもしれない。


「まあ、新しい名前はそのうち考えましょう」


 それよりも重要なのは、タルボの凶行を止めることだ。


 フローラは今後の動きについて相談するため、部屋を出て、リベルのところへ向かった。


ちなみにゾウの化石ですが、第一章ラストに書いてあるように闇の魔法で復活してます。


現在は元第二王子のギーシュくんに引き取られて、毎日楽しく暮らしているそうです。




次回の更新は9月5日 (日) 23時00分頃を予定しています。


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  • 最終掲載日:2020/10/12 22:26