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役立たずと言われたので、わたしの家は独立します! 作者:遠野九重

第1章

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7. 決闘が始まりました!


 ライルお兄様はときどき突拍子もない行動をしては周囲を驚かせていますが、今回はそのなかでも最大級のものでした。


 まさか竜に決闘を挑むなんて、さすがに無茶というものではないでしょうか。


「あの、お兄様。

 もうちょっと命を大切にしたほうがいいと思います……」


「なあフローラ、それはオレのセリフだぜ。

 おまえこそ、もっと自分を大切にしろよ」


 お兄様は苦笑すると、ぽんぽん、と私の頭を撫でました。


「貴族として生まれたからには貴族らしく生きていきたい。

 フローラの考え方は立派だよ。

 でも、竜神の生贄として自分の命を差し出そうとするなんて、さすがにやりすぎだ。


 ……ただ、まあ、それがナイスナー辺境伯家の血ってヤツだろうな。

 うちのジイさんも、おふくろも、ついでにリックとロジェの兄貴も、誰かを守るために無茶を繰り返して、最後には死んじまってるからな。


 そして俺ことライル・ディ・ナイスナーは愛しい妹のため、今まさに竜との決闘に挑もうとしている、ってわけだ」


 私のためと言われても……うーん。


 そもそもの話、竜と人の結婚なんて成立するんでしょうか?


 古い伝承にはそういった話もありますが、事実に基づいた話なのか、ただの空想なのか、そこは確かめようがありません。


 ただ、貴族としての立場で言うなら、私とリベルが結婚すれば竜という強大な存在をナイスナー辺境伯家に取り込むことができます。


 それは非常に大きなメリットでしょう。


 ご先祖様の遺言を無視するのもどうかと思いますし、私としては、結婚を嫌がるつもりはありません。


 貴族の結婚なんてものは当事者の意思とは関係なく、家や領地のためになされるものですからね。


 リベルのほうは結婚話についてどう思っているのでしょう。


 ちょっと気になるところです。


 もしも私との結婚を嫌がっていたら……なんて想像すると、なぜか胸のあたりがキュッと苦しくなります。


 まあ、婚約破棄からまだ半月も経っていませんし、誰かに突き放されることが恐くなっているのかもしれません。


 リベルのほうに視線を向けると、ちょうどお兄様に話しかけているところでした。


「ライルと言ったな。

 いいだろう、貴様の挑戦、受けて立とう」


 えっと。


 挑戦を受けるってことは、お兄様から私を奪い取ってやる! みたいなことを考えているわけですよね?


 えっと、えっと。


 つまりリベルとしては、私との結婚に賛成、ということでしょうか。


 なんですかね、これ。


 キュッと苦しかった胸がちょっと楽になりましたが、今度は心臓がふわふわしたような、どこか落ち着かない感じがしてきました。


 一方、リベルは平然とした様子で言葉を続けます。


「竜は誰かに勝負を挑まれたなら、どのような時、どのような場所、どのような相手であろうと、逃げることは許されん。

 それが我々、竜に課せられた絶対の掟だ。

 地上最強の存在であることの証明として、正々堂々、対等の条件で叩きのめしてみせよう」


 それは淡々とした口調でしたが、だからこそ、強い説得力を伴っていました。


 リベルは自分自身の強さに対して、揺るぎない自信と誇りを持っているのでしょう。


 こうしてお兄様とリベルの決闘が行われることになりました。


 周囲にいた冒険者や傭兵のみなさんは、突然のイベントに驚きつつも、大きく盛り上がっています。


「ライルさん、頑張ってくれ!」


「おれたちのフローラちゃんを守ってくれよ!」


「さあ、張った張った。どっちが勝つか、賭けの始まりだ!」


「おい、食堂から酒持ってこい! 魔物も全滅したんだろ? 祝杯を上げながら観戦しようぜ!」


 皆、とても楽しそうですね。


 けれど私はというと、その空気に乗り切れず、ひとりポツンと取り残されていました。


 さっきまでのふわふわした感覚は消え失せていました。


 リベルの発言から考えると、お兄様の挑戦を受けたのは竜の掟でそう定められているから、ということなのでしょう。


 私との結婚とか、そのあたりは無関係だったみたいです。


 ……別に、残念に感じる必要なんてないはずなんですけどね。


 私、さっきからちょっと情緒不安定です。


 一日のあいだに色々なことがありすぎて、疲れているのかもしれません。


 さっさと部屋に戻って寝てしまいましょうか。


 そうは思うものの、私の足は動かず、眼はリベルのほうを向いたままになっています。


 耳には、リベルと、ライルお兄様の会話が聞こえてきました。


「ライルよ、貴様はどのような方法での決闘を望む?

 好きに決めさせてやろう」


「そりゃもちろん、剣に決まってるだろ。

 オレの実力、見せてやるぜ」


「分かった。剣での決闘だな。

 ……ならばこの身体は、少しばかり大きすぎる」


 直後、リベルの全身がピカッと青白い光に包まれました。


 いったい何が起こるのでしょうか?


 私が驚いているうちに、光はだんだんと小さくなり――やがて、人の形になりました。


「こんなものか」


 そして巨大な竜の姿は消え、代わりに、白い薄布を纏った長身の男性がふわりと城壁の上に降り立ちました。


 顔立ちはゾッとするほど美しく整っており、心なしか、周囲まで輝いて見えます。


 青色の髪はとても長く、腰に届くほどです。


 そして両耳の後ろあたりから、金色の角が一本ずつ後ろに向かって伸びていました。


 形としてはリベルの角にそっくりです。


 男性はこちらにゆっくりと歩み寄ってきます。


「この姿になるのは久しぶりだが……おかしくはないだろうか」


「ええと……リベル、ですよね?」


「その通りだ。

 竜のままでは、剣の腕を競うことはできまい。

 ゆえに姿を変えた」


 ああ、なるほど。


 リベルはさっき「対等の条件で叩きのめす」って言ってましたもんね。


 だから人間の姿になったわけですか。


 律儀というかなんというか、なんだかちょっと面白いですね。


 私は思わずクスッと笑ってしまいます。


 先程までのモヤモヤした気持ちは、いつのまにか収まっていました。


「フローラから見て不自然でなければ、それでいい。

 ……さて」


 リベルは満足げに頷くと、後ろにいるライルお兄様のほうを振り向きました。


「ライルよ。決闘はどこで行うつもりだ」


「えっ……。あ、ああ。リベルでいいんだよな?」


 さすがのお兄様でも、竜が人間の姿になるのは意外だったらしく、戸惑いの表情を浮かべていました。


「ここじゃ狭すぎるし、下の広場でやろうぜ」


「分かった」


 リベルは頷くと、再び私の方を向き直り、右手を差し出してきました。


「さて、それでは行くとしよう。

 婚約の話はさておき、俺としては、フローラが来てくれると嬉しい」


「私、疲れたから部屋で休もうかなと思ったんですけど――」


「そうか……」


 リベルは小さく肩を落としました。


 いやいや、待ってください。


 話には続きがあるんです。


「ちょっと気が変わりました。お兄様との決闘、観戦させてもらいます」


 私がそう告げると、リベルは安心したように口元を綻ばせました。




 * *




 というわけで、突発的ではありますが、リベルとお兄様の決闘が行われることになりました。


 場所はガルド砦の中庭です。


 庭の中央では木剣を持ったリベルとお兄様が向かい合っています。


 その周囲には、我が家に仕える騎士のほか、冒険者、傭兵、さらには文官や厨房を預かるコックまでもが集まり、かなりの大騒ぎになっていました。


「どっちが勝つと思う?」


「そりゃどう考えても竜のにーちゃんだろ」


「ライル様だってなかなかのモンだぜ。どうなるか分からねえぞ」


「おれの予想じゃ、フローラお嬢さんが最強だな」


 いや、なんで私がそこで出てくるんですか。


 さすがに意味が分かりません。


 私も庭の中央に居ますが、これはリベルやお兄様と三つ巴の戦いをするためではなく、決闘の審判を務めることになったからです。


 女ですけど、ナイスナー辺境伯家の者として、多少は剣の心得はありますからね。


 勝負を見届ける程度の眼力はあります。安心してください。


 ちなみにお父様ですが、国王陛下から通信水晶で連絡が入ったらしく、執務室に戻っています。


 話が長引く可能性があるので先に始めてくれ……とのことですし、遠慮せずに話を進めていきましょう。


「リベル、それからお兄様。準備はよろしいですか」


「構わん」


「ああ、いいぜ」


 リベルは左腕をだらんと垂らし、指に引っ掛けるようにして剣を持っています。


 まるでやる気がなさそうな姿ですが、全身がほどよく弛緩しており、攻める隙というものが見当たりません。


 これはかなりの実力者ですね……。


 お兄様のほうは腰を低く落とし、剣を正面に構えています。


 その姿はまるで飛び掛かる直前の獅子のようです。


 リベルとお兄様、二人の視線がぶつかり、だんだんと緊張感が高まっていきます。


 気が付くと庭は静まり返っていました。


 たくさんの人が集まっているにも関わらず、誰も声を発することなく、息を呑んで勝負が始まるのを待っています。


 こんな状況で声をあげるのは、なかなか度胸が必要ですが――私が何か言わなければ、何も始まりません。


 よし。


「すぅ……」


 大きく息を吸ったあと、宣言します。


「始め!」


「――いくぜ!」


 先に動いたのはお兄様でした。


 得意魔法のひとつである加速魔法を発動させると、疾風のような速度でリベルに接近します。


「はぁぁぁぁぁっ!」


「……甘い」


 お兄様は木剣を振り下ろしましたが、リベルは軽いステップでそれを避けます。

 そして、まるでダンスのようにその場で回転しながら、左手の木剣を横から叩きつけます。


 リベルの動きは、まるで、竜が尻尾で薙ぎ払うかのようでした。


「ちっ!」


 お兄様はその場を飛び退くと、ニヤリと笑みを浮かべながら木剣を構え直します。

 そして、リベルに声をかけました。


「やるじゃねえか」


「そちらもな。

 俺以外の竜が相手ならば、おまえが勝っていただろう」


「へっ、そいつはどうも。

 けどな、フローラは俺にとってたった一人の大切な妹なんだ。

 そう簡単には渡さねえぞ」


「……ふふ」


「なんだよ、急に笑いやがって」


「家族というのはいいものだな。

 おまえを見ていると、羨ましくなる」


「だったらオレを倒して、ナイスナー辺境伯家の一員になることだな!」


「あるいはそれも、悪くないかもしれんな」


 あれ?


 なんだか戦いの趣旨、ちょっと変わってきてません?


 私を渡す渡さないの話だったのが、家族になるならないの話にズレているような……?


 まあ、お兄様の場合、戦いの最中にテンションがあがりすぎて口を滑らすのはいつものことですし、あまり気にする必要はないでしょう。


 リベルもお兄様も、もはや会話は不要……といった感じで、激しい斬り合いを繰り広げています。


 私は自分が審判であることも忘れて、二人の戦いを夢中で眺めていました。


 周囲の人たちも、固唾を呑んで勝負の行方を見守っています。


 やがて――


「もらった!」


 お兄様が上段から鋭い斬撃を振り下ろしました。


「……ほう」


 リベルはそれを木剣で受け流しますが、わずかに姿勢を崩してしまいます。

 その隙を見逃すお兄様ではありません。


「オレの……勝ちだ!」


 トドメとばかりにリベルの喉元へ木剣を突きつけ――ようとしましたが、それより先に、リベルが動いていました。


 不安定な体勢のまま、地面を蹴って、最初の跳躍。


 それはまるで鳥がはばたくような、流れるような動きでした。


 リベルはふわりと飛び上がり、お兄様の木剣の上に乗っていました。


「なっ……!」


 お兄様が驚愕の表情を浮かべます。

 リベルは無言のまま、さらにそこからお兄様の剣を踏み台にして二度目の跳躍を行います。


 空中でくるりと一回転して、着地。

 そこはちょうど、お兄様の真後ろでした。


 リベルは背後から、とん、と木剣をお兄様の肩に当てます。


 勝負あり、ですね。


「そこまでです!」


 私は声を張り上げました。


「この勝負、リベルの勝ちです!」


 同時に、周囲からワッと歓声があがりました。






 

「いやあ、負けた負けた!

 負けちまったら仕方ねえ!

 おまえも今日から我が家の一員だ!」


 決闘のあと、お兄様はカラカラと笑いながらリベルの健闘を讃えていました。


「つーか、最後のは何がどうなってたんだ?

 剣の上に飛び乗るとか達人すぎるだろ」


「あれは風を操っただけだ。

 おまえたち人間でも、風の魔法を得意とするものなら同じことが可能だろう」


 そう言えばリベル、竜の姿でも風を操ってましたね。

 どうやら人の姿になっている時も同じことができるようです。


 さて。


 決闘が終わり、西の空には夕陽が沈みつつあるわけですが、砦の中庭はちょっとしたお祭り騒ぎになっていました。

 名目としては……リベルの歓迎パーティのようなものでしょうか。


 食堂にあったはずの椅子とテーブルはいつのまにか中庭へと運び込まれ、砦の人たちはあちこちで飲み食いをしたり、歌い踊ったり……とても楽しそうに過ごしています。


 西から迫っていた魔物も一掃されたわけですし、息抜きをするにはちょうどいいタイミングでしょう。


 そういう意味では、リベルとお兄様の決闘はいい余興になったのかもしれません。


 お兄様はいま、葡萄酒をゴクゴクと水のようにガブ飲みしながらリベルに絡んでいます。


「ともあれ、決闘はリベルの勝ちだ!

 仕方ない。おまえとフローラの結婚を認めてやろう!

 つまり――」


 お兄様はニッと笑うと、リベルに向かってこう言いました。


「リベルは俺の義理の弟ってことだ!

 ライルとリベル! どっちもルで終わるし、ちょうどいい感じだな!


 さあリベル。

 我が弟よ、俺のことをお兄様と呼ぶがいい!


 俺は弟に竜を持つ男だ! がっはっは!」


 なんだかすごく楽しそうですね。


 お兄様は辺境伯家の騎士だけでなく、冒険者や傭兵からも慕われていますが、この底抜けの明るさがあるからでしょう。


 生きるか死ぬかの毎日を送っていると、生命力のあふれた人に付いて行きたくなるものですから。


「ふへへ、俺の弟は竜なんだぞ、がおー……」 


 やがてお兄様はお酒が回ったらしく、酔いつぶれるようにして眠ってしまいました。


 始まってから1刻 (1時間)も経っていませんが、10日間の激戦を生き抜いたあとですし、疲れも溜まっていたのでしょう。


「フローラ」


 リベルが、私の名前を呼びました。


「どうしました?」


「俺の戦いは、どうだった?」


「見事だったと思います。

 格好良かったですよ」


「そうか。……ふふ」


 リベルは口元を綻ばせます。

 どうやら喜んでいるようです。


「ところで、俺は決闘に勝ってしまったわけだが……フローラは、どう思っている」


「どう、と言いますと?」


「結婚についてだ」


「……ええと」


 いきなりその話題ですか。


 お祭り騒ぎの空気にあてられてか、心臓の鼓動が早くなっていきます。


 ああ、もう。


 答えは決まっているわけですし、動揺する必要はないはずです。


 伝えるべきことを伝えるとしましょう。


「私は、結婚に反対するつもりはありません。

 ご先祖様の遺言ですし、家のためにもなりますから。

 リベルは、どうなのですか?」


「俺か……」


 リベルはなぜか黙り込んでしまいます。


 言いたいことはあるけれど、うまく言葉にできないでいる。


 そんな雰囲気が漂っています。


 私はこれまでのリベルの言動を振り返って、ひとつ、尋ねてみることにしました。


「リベルは、家族が欲しいんですか?

 ご先祖様の遺言にも、そんな話がありましたよね」


「……まあ、そうだな。

 竜というものは、遥か遠き天の向こうから滑り落ちる雫から生まれるらしい。

 要するに、俺は俺がどのように生まれたか知らん。

 気が付いたときには、すでに俺という竜が存在していた」


「なんだか不思議ですね……。

 じゃあ、親の顔を見たことはないんですか?」


「ああ。そもそも親がいるのかどうかすらも分からん。

 地上に存在するすべての竜は兄弟のようなものだと思っているが……あくまで『ようなもの』だ。


 その意味では、フローラが羨ましい。

 よき父と、よき兄を持っている。

 俺にはないものだ」


 そう語るリベルの横顔は、次の瞬間にはフッと消え失せてしまいそうなほど儚いものでした。


 私はこのとき、周囲のお祭り騒ぎの空気にあてられて、すこしだけ気が大きくなっていたのかもしれません。

 つい、こんなことを口走っていました。


「何を言ってるんですか。

 決闘に勝っちゃったわけですし、リベルはもう我が家の一員ですよ。

 おめでとうございます。家族ができましたね?」


「……フローラは、それでいいのか?」


「ええ、まあ。

 たぶん、なんとかなりますよ。

 流れに身を任せれば、なんだかんだで丁度いいところに落ち着くものですから」


「なるほど、な」


 リベルが、クスッ、と小さく笑みを零します。


「フローラは大物だな」


「図太いってことですか?」


「まだ根に持っているのか……?」


 それはともかくとして、ひとまず、私はリベルの婚約者ということになりました。


 まあ、その場の勢いというのもあるので、後になってから頭を抱えるかもしれませんが、その時はその時ということでいいでしょう。


 宴会はそのあと夜遅くまで続きましたが、私はほどよいところで部屋に戻ることにしました。


 リベルはというと、


「ライルは俺が部屋まで運んでおこう。

 領主の息子を外に放り出しておくわけにもいくまい」


 酔いつぶれたライルお兄様を背負って、砦へと入っていきました。


 ……お兄様の部屋の場所、分かるのでしょうか?


 まあ、誰かに訊けば教えてくれるでしょうし、大丈夫だと思います。


 私は自分の部屋に帰り着くと、まずはお風呂に入りました。


 ふう。


 やっぱり浴槽につかるのはいいですね。


 身体から疲れのスープが出ていくような感触があります。


 お風呂から上がってのんびりしていると、ゴンゴン、と強めにドアがノックされました。


 いったい誰でしょうか?


「リベルだ。フローラ、少しいいか?」


「あ、ちょっと待ってください」


 私はお風呂から上がったばかりで、さすがに男性の前に出られるような格好をしていません。


 手早く着替えを済ませてからドアを開けます。


「リベル、どうしたんですか?」


「昼に約束しただろう。

 魔物を一掃したら、色々な場所に連れて行く、と。


 フローラ。星を見に行くぞ」


「星、ですか……?」


 私は窓の外に眼を向けます。


 残念なことに、夜空は雲に覆われていました。


「えっと、星は見えないと思うんですけど……」


「問題ない、雲よりも高いところまで飛んでいけばいいからな。


 空から眺める星々は、地上とはまったく別のものだ。


 よければ、一緒に来てほしい」

 皆様のおかげで日間総合ランキング1位を継続しております!

 (2020年5月10・11・12日)


 ありがとうございます、読者のみなさまのおかげです!!!


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