『古畑任三郎』リメイクの新キャストに期待! 堺雅人とアンジャ児嶋、木村拓哉と草なぎ剛など希望続々

文=田口るい
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 田村正和主演の大ヒットドラマ『古畑任三郎』(フジテレビ系)に、キャストを一新して復活する計画が立ち上がっていると10日付けの「東スポWeb」が報じ、SNSでは古畑ファンが大盛り上がりとなった。

 記事によると、復活計画は同ドラマの脚本を担当している三谷幸喜も了承済みで、来年4月の放送を目指しているという。ただし、古畑任三郎を演じていた田村正和は76歳と高齢で、2017年以降は俳優として活動していないため、復活にあたってキャストは一新。二代目・古畑任三郎役として阿部寛やオダギリジョーの名前が挙がっており、古畑任三郎の部下・今泉巡査役は大泉洋が候補となっている、との内容だった。

 『古畑任三郎』は、94年、96年、99年と3期にわたって放送され、スペシャル版も制作された大人気作。田村正和演じる古畑任三郎はクセの強いキャラクターで、古畑と今泉巡査(演=西村雅彦)のユーモアたっぷりのやりとりや、毎回豪華な役者が犯人役でゲスト出演する手法が視聴者の心を掴んだ。SMAPやイチロー、明石家さんまや福山雅治など錚々たるメンツが犯人役を演じてきた。

 『古畑任三郎』の復活説について、ネット上では「田村正和さんを超える配役はいない」「田村正和以外の古畑任三郎は観たくない」といった声がある一方、「堺雅人」「内野聖陽」「本木雅弘」「稲垣吾郎」「ディーン・フジオカ」等、めいめいが理想の古畑任三郎役のキャストを妄想し、名前を挙げている。

 今泉巡査役には「アンジャッシュ児嶋」「阿部サダヲ」「遠藤憲一」「濱田岳」といった名前があがっているようだ。バラエティ番組のコントを思い起こし、「木村拓哉と草なぎ剛のコンビで演じて欲しい」とSMAPを懐かしむ声も根強い。

 キャストを一新して復活する名作ドラマは多くはないが、たとえば『GTO』(フジテレビ系)はそのうちの一つだ。『GTO』は98年に第一期が放送され、反町隆史が主役の鬼塚英吉役&主題歌『POISON 〜言いたい事も言えないこんな世の中は〜』を担当。スペシャル版や映画版も制作され、大ヒットを記録した。また、このドラマでの共演をきっかけに反町隆史と松嶋菜々子が交際・結婚したことも話題になった。

 2012年に放送されたリメイク版『GTO』では、EXILEのAKIRAが主演を務めた。こちらもスペシャル版の他、2014年には第二期が放送されたが、残念ながら視聴率は振るわなかった。時代が違うといってしまえばそれまでだが、プライムタイムのドラマ視聴率が低迷し始めた時期とも重なる。ちなみにリメイク版『GTO』は元ジャニーズタレントの赤西仁が主演予定だったものの、当時黒木メイサとのできちゃった婚にまつわるドタバタで降板となり、代役としてAKIRAが抜擢されたという経緯があるという。赤西が演じる鬼塚英吉も見てみたいものだった。

 91年に大ヒットした、織田裕二と鈴木保奈美のW主演トレンディードラマ『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)も、今年29年ぶりに令和版としてリメイクされ、動画配信サービスFODとAmazon Prime Videoで配信された。

 伊藤健太郎と石橋静河が主人公・カンチとヒロイン・リカを演じており、平成版の魅力である「もどかしさが感じられるリアルな恋愛模様」はしっかりと踏襲。その上で「スマートフォン」「婚活パーティー」といった前作にはなかった要素も取り入れたことが視聴者の心をつかみ、「平成版超えたかも」「前作とはまた違う味わい」と好評を博している。

 名作ドラマをリメイクすれば、どうしても前作と比べる声は出てくるが、キャスティングや演出次第では前作と同等、またはそれ以上の結果を残すことも可能なはず。『古畑任三郎』は田村正和のイメージがかなり強いことは確かだが、もし本当にリメイクするとしたら、ファンはワクワクせずにはいられないだろう。

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