【動画あり】伊藤詩織さん、米誌タイムの「世界で最も影響力のある100人」に選出
2020年9月23日 19時39分
米誌タイムは22日、毎年恒例の「世界で最も影響力のある100人」を発表、テレビ局元記者からの性暴力被害を公表したジャーナリストの伊藤詩織さんを選出した。理由に「『勇気ある告発』で日本人女性の在り方を大きく変えた」と評価した。
選出を受け、伊藤さんは都内で記者会見し「選ばれたのは私だけでなく、同じように思い、苦しんでいる人に向けられたもの。(性暴力被害者となり、自分が悪かったのではと悩み苦しんでいる人は)自分自身の声を聴き、自分を肯定してあげてほしい」と語った。
伊藤さんはこの日、検察当局が準強姦容疑の事件を不起訴処分にした時につづった日記を4年ぶりに読み返した。そこには「大きな声(権力者)に耳を傾けるやつ(加害者)に勝つには、(私がジャーナリストとして目指したように)小さな声に耳を傾けることだ。『(心だけでなく肉体まで)全部殺してくれればよかった』なんて考えちゃだめ。私には声がある」と、強い決意が記してあった。
「私は隠されるべきでなく、堂々と生きていい。今回、声を上げた人として名前を挙げてもらえたのはすごく名誉なことだった」と喜んだ。(望月衣塑子)
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