パソコンからXperiaなどのAndroidスマートフォンを操作する際に「Fastboot」と呼ばれるモードで接続することがありますが、必要なドライバーのインストールに手間取ったので手順を紹介します。
S1Boot Fastbootのエラー
パソコンとXperiaなどのAndroidスマートフォンをFastbootで接続する際に、ただ単に接続をしただけではデバイスマネージャーのS1Boot Fastbootがエラー(警告)となってしまいます。
このエラー(警告)を解消させるには専用ドライバーのインストールが必要になりますが、そもそも「インストールすべきドライバーは何処にあるのか?」「インストールでエラーが出る」と言ったように、なかなか難しい作業にとなっています。
S1Boot Fastbootドライバーのインストール手順
S1Boot Fastbootドライバーのインストールには “Flashtool” を用います。
参考 FlashtoolをWindow10にインストールする方法
しかし、そのままインストールを行うと「デバイスドライバのインストールウィザードを完了できません」とエラーが発生してインストールできません。これは、Windows10でドライバ署名が強制されていることが原因であるため、これを無効にしてからインストールを行う必要があります。
ドライバ署名の強制を無効にする
- 設定より『更新とセキュリティ』をクリックします。
- 更新とセキュリティの回復にある “PCの起動をカスタマイズする” より『今すぐ再起動する』をクリックします。
- オプション選択より『トラブルシューティング』をクリックします。
- トラブルシューティングより『詳細オプション』をクリックします。
- 詳細オプションより『スタートアップ設定』をクリックします。
- スタートアップ設定より『再起動』をクリックします。
- スタートアップ設定よりF7キー(ドライバ署名の強制を無効にする)を押下します。
ドライバをインストールする
- Flashtoolフォルダー配下にある『Flashtool-drivers.exe』を実行します。
参考 FlashtoolをWindow10にインストールする方法C:\Flashtool\drivers\Flashtool-drivers.exe
- Setupウィザードより『Next』をクリックします。
- Choose ComponentsのSelect components to installより “Fastboot Drivers” を選択し『Install』をクリックします。
- デバイスドライバのインストールウィザードの開始より『次へ』をクリックします。
- ドライバーソフトウェアの発行元を検証できませんとダイアログが表示されたら、表示内容を確認し問題が無ければ『このドライバーソフトウェアをインストールします』をクリックします。
- デバイスドライバのインストールウィザードの完了より “状態” を確認し『完了』をクリックします。
- 続けてSetupウィザードの『Finish』をクリックします。
Windows10にてS1Boot Fastbootドライバーをインストールするやり方は以上です。
念のため、Fastboot接続しデバイスマネージャーにエラーが表示されていないことを確認しておきましょう。