「科学的、倫理的に問題だ｣ WHOが「集団免疫」に否定的な見方

　WHO=世界保健機関は、多くの人が新型コロナウイルスに感染し免疫を持つことで流行が抑えられるという｢集団免疫｣の考えに対し、否定的な見方を示した。

　テドロス事務局長は12日、「公衆衛生の歴史の中で、爆発的流行時はもちろん、病気の発生に対する戦略として集団免疫が使われたことはない。それは科学的、倫理的に問題だ」と述べ、「集団免疫」とは人々をウイルスに感染させることではなく、多くの人が予防接種を受けた時に残りの人も守られる、というワクチン接種の概念だと指摘した。新型コロナウイルスへの免疫自体についても強さや持続性はよくわかっていないとして、完全に分かっていないウイルスを流行させることは、選択肢に入れるべきではない、と警戒を呼びかけた。（ANNニュース）
 
​​​​​​​▶映像：WHO「集団免疫は倫理的に問題」
「トリキの錬金術」に続き新たな抜け穴も…

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ABEMA TIMES ニュース編集部

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