モデルナ、コロナワクチン特許行使せずと宣言-パンデミック終息まで
Robert Langreth、Susan Decker-
他社による同様のワクチンの開発を阻まないためだと説明
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コロナ終息後の特許ライセンス供与にはオープンな姿勢
米モデルナは8日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の期間はコロナワクチンに関連する特許権を行使しない方針だと表明した。他の企業や研究者による同様のワクチンの開発を阻まないためだとしている。
同社は発表資料で、「ワクチンを開発中の他者に対し、パンデミックが続く間、モデルナは当社の新型コロナウイルス感染症(COVID19)関連の特許権を行使しない」とした。
モデルナはコロナワクチン開発で先行している企業の1社。同社が保有する特許が他のコロナワクチンにも適用される可能性を投資家が気づき始めたため今回の宣言をすることを決めたと、スティーブン・ホーグ社長はインタビューで説明した。
モデルナはメッセンジャーRNA(mRNA)という技術で知られている。大手のファイザーを含むさまざまな企業や研究者がこの技術に基づくワクチンの開発を進めている。モデルナはパンデミック終息後にコロナワクチン向けに同社特許をライセンス供与することにオープンな姿勢だとした。
原題:
Moderna Won’t Enforce Covid Vaccine Patents During Pandemic (1)(抜粋)
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