2020年10月14日(水曜日)
結婚式といえば「パパパパ~ン パパパパ~ン♪」で始まる結婚行進曲。
この結婚行進曲は、シェイクスピアの戯曲『夏の夜の夢』の第9曲。物語はハッピーエンドなので、結婚式の曲にはピッタリです。
ただ、この結婚行進曲の作曲者はメンデルスゾーン。ワーグナーの結婚行進曲は歌劇『ローエングリン』で演奏されたのですが、内容はと言いますと、ローエングリンは皇女エルザに約束を破られて結婚出来なかったのです。
ワーグナーの結婚行進曲は悲劇の曲なのです。
同じタイトルの結婚行進曲ですが、内容が随分と異なります。
2020年10月14日(水曜日)
今なら映像や音声で現実に起きたことかどうかはわかりますが、昔は古文書といった書物でしか真実って中々わかりませんでしたし、書かれていたことが真実という証拠にはならない気もして来ます。
日本人なら殆どの人が知っている聖徳太子こと厩戸皇子。
少し前までは彼の肖像画が1万円紙幣に印刷されていました。
今では歴史的正確性に疑問の声もあがり、日本史に於いて教科書の中での扱い方が議論されてもいます。
しかしながら、日本書紀ではカリスマ的存在として取り上げられてもいますが、日本初の公式史書の『日本書紀』に於いて、聖徳太子を天皇家の偉大なる先祖として登場させたかったのではと思ったりもします。
「10人の人の話を一度に聞くことが出来た」と言われても、このような超人が本当に実在したのかと首を傾げたくなりますが、聖徳太子信仰と受け止めればいいのではと思ってしまいます。
中世には「実はかぐや姫の孫にあたる」と、聖徳太子伝には書かれているらしく、面白いなぁ~と私は思います。
それと、こんなのもあるのですよ。
聖徳太子は「観音様の生まれ変わり」だと、一部の人々に信じられていたのです。
『聖徳太子の予言』という文物が墳墓の近くの土中から箱に入って発見されたり、しばしばその予言が起きたりもしました。
その予言の内容に「日本の終わりが迫る」と書かれてあったのです。
歌人の藤原定家がこの予言者を鑑定させられたそうですが、箱に彫られたこの予言は偽物だと見抜いたといわれています。
さて、どなたがこのようなことを捏造したのやら。
宗教関係者が、民衆から多額の祈祷料を手に入れる為だったのかもしれません。