兵庫県宝塚市で起きた、教師による生徒への暴行による傷害事件での逮捕騒動について、新たな事実が明かされて注目を集めています。
逮捕された教師は、同様の行為を過去にも起こしており、複数回の処分を受けていたことが判明。
暴力行為という犯罪が行われているにも関わらず、その情報が表ざたにならず教師を続けてこれた理由とは、、
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宝塚市の市立中学校教諭が生徒に暴力行為で逮捕
この事件の犯行は、兵庫県宝塚市の市立長尾中学校の柔道部の部室(道場)で、2020年9月25日(金)の午後4時半~午後5時に行われていました。
傷害の疑いで逮捕されたのは、同学校にて教師を勤め、柔道部の顧問をしている男で、上野宝博(たかひろ)容疑者(50)
上野容疑者は、柔道部員の中学1年の男子生徒2人に技をかけ、背骨を折るなどの重傷となる怪我をさせたとして傷害容疑で逮捕されました。
また、その暴力行為は執拗に行われ、途中で失神した生徒をビンタで起こし、その後も投げ技を繰り返しかけていたことも判明しています。
この事件で怪我をした生徒の1人は背骨の圧迫骨折で全治3カ月の重傷、もう1人は首を捻挫する軽傷。
※ただし、どちらも後遺症が残る場合もあり、今後に影響が出かねない重大な怪我である可能性がも。
暴力教師「上野宝博」の犯行動機と過去の処分歴が判明!
上野容疑者が今回の事件に及んだ動機に関して、当時、道場の冷蔵庫にOBからの差し入れのアイスクリーム(アイスキャンディー)が保管してありましたが、生徒2名がこれを無断で食べたことに激高して、犯行に及んだとされています。
また、その際に上野容疑者は生徒(柔道部員)に対して激しく詰問をしたといった情報も出ており、制裁(見せしめ?)としての暴力行為を、部員が見ている前で生徒2人に対して長時間に渡り行いました。
※当時、副顧問がその様子を見ていたようですが、上野容疑者の激高度合いに恐れをなし、放置したといったような証言をしています。
さらに新しく判明した事実として、男性教諭は2011~2013年、前任の中学校で、生徒に対してビンタや頭突きなどの体罰をして告処分を2回、懲戒処分を1回、計3回の処分を受けていたことが判明。
市教委は13日開いた会見で「被害生徒が体罰で受けた恐怖は筆舌に尽くしがたく胸が押しつぶされる思いだ。信頼を著しく失墜させる行為で深くおわびする」と形だけの謝罪をしています。
上野容疑者が教師をしていた学校はどこ?対応は?
この事件について、学校側も当日に把握をしており、この事件が起きた9月25日中に、学校側から市の教育委員会に報告をしたとされています。
ただし、その際には大きな問題とは受け取っていなかったようで、上野容疑者に対して処分が下されたのかなどの情報は出ておらず、保護者への説明、警察への届出など何かしらの対応を行った形跡はないようです。
また、今回の上野容疑者の逮捕に関しては、学校側が10月12日(月)の午後7時から保護者会を開いて説明をしていますが、これは生徒2人の保護者が10月10日と11日にそれぞれ、警察へ被害届を出したことによって逮捕となったことを受けての行動であり、それまでに学校側の具体的な対応はなかったようです。
※その後、午後9時過ぎになって市の教育委会に対して学校側が逮捕の連絡。
宝塚市立長尾中学校
〒665-0873 兵庫県宝塚市長尾町7-1
上野宝博 容疑者の顔画像や情報は?
傷害の容疑で逮捕された上野容疑者の顔画像が公開されました。
名前:上野 宝博(うえの たかひろ)
年齢:50歳
職業:教師(柔道部顧問)
住所:兵庫県西宮市柏堂西町
▼罪状:傷害
15年以下の懲役又は50万円以下の罰金
上野容疑者は、2016年から同校で勤務しており、当時から柔道部の顧問を務めていたようです。
逮捕・起訴ではなかったようで性格には前科?ではないようですが、2011~2013年、前任の中学校で、生徒に対してビンタや頭突きなどの体罰をして告処分を2回、懲戒処分を1回、計3回の処分を受けていたことが判明しています。
こうした暴力行為による事件は、通常は次第にエスカレートして、、といったことが多いため、余罪などもあると思われていましたが、表ざたになっているものでも過去に3件の処分をうけていたとすると、隠され隠蔽されていた同様の行為は数えきれないほどあったのではないかと思われます。
こうした教師が、事件をおこしても平気な顔で別の場所で教師を続けられる理由として、教育委員会や学校側の隠蔽行為があったことが疑われます。
また、先日に制度に少し変化がありましたが、教員は一定期間で前歴などが公開されなくなるようで、過去に起こした事件が明るみにならないといった仕組みがされていたようです。
※これが公務員全般にあるのかは不明。