警視庁公安部は12日、虚偽の住所を申告して運転免許証を不正入手し、新型コロナウイルス対策の特別定額給付金の支給を申請したとして、免状不実記載・同行使の疑いで、過激派「中核派」の非公然活動家八木康行容疑者(48)=職業、住所不詳=を逮捕した。公安部によると黙秘している。
中核派を巡っては9月、最高指導者清水丈夫議長(83)が約半世紀ぶりに同派の集会に姿を見せ、公安部が動向を注視。八木容疑者については公然活動家と非公然活動家をつなぐ連絡役とみている。
逮捕容疑は昨年11月、東京都江東区の警視庁江東運転免許試験場で、活動拠点「前進社」(東京都江戸川区)を現住所とするうその申告で免許証を更新し、今年8月にその免許証を使い、江戸川区に特別定額給付金を申請するなどした疑い。(共同)