クリステン・スチュワート、ダイアナ妃を演じることに不安⁉

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ダイアナ妃を描く伝記映画『Spencer(原題)』で、ダイアナ妃を演じることが報じられているクリステン・スチュワート。有名なダイアナ妃を演じるにあたって、美と実力を兼ね備えたクリステンでも心配の種があるようだ。

InStyle」最新号でインタビューに応じたクリステンは、ダイアナ妃を演じることに「これほど興奮したことはない」と、喜びを露わにする一方で、ひとつだけナーバスになっていることがあると打ち明けた。妃独特のアクセントだ。

「アクセントというのは、本当に威圧的だと感じています。皆さん、彼女の声をよくご存じですからね。声はその人物と他の人間とをはっきり区別するものであり、とても特別です」

アメリカ出身のクリステンにとって、ブリティッシュイングリッシュを、さらにダイアナ妃の口調まで自分のものにするのは容易ではないようだ。「現在、役の準備に取り掛かっていて、言語のコーチを雇っている」と攻略に向けて、余念がない。

またクリステンは、ダイアナ妃の人物像を掘り下げるため、熱心にリサーチを重ねているとも明らかにしている。

「リサーチに関して言うと、23冊の伝記を読み終えました。映画を実際に撮影する前には、全ての資料を読み終えているでしょう」

「(ダイアナ妃の人生は)これまでに存在する最も悲しい話のひとつであり、私はダイアナ妃をただ演じるだけでなく、彼女を理解したいと思っています」

1990年代初頭にフォーカスするとされる『Spencer』は、ダイアナ妃とチャールズ皇太子のほつれた結婚生活と、ウィリアム王子とハリー王子への愛情を軸に描くとされており、妃の悲劇的な死は描かれないという。

これまでにも数多の女優が演じてきたダイアナ妃を、クリステンはどのようなアプローチをするのか。いまをときめく実力派女優だけに注目度は高い。公開予定日と他のキャストは現時点でまだ発表はないものの、来年初頭にクランクイン予定とだけ報じられている。

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photo: REX/AFLO, texte: ERI ARIMOTO

アーティスト小沢剛の『帰って来た』シリーズを青森で!

特集

時空を超えて語り描かれる、偉人たちの矜持と情熱。

『小沢剛 オールリターン
—百年たったら帰っておいで 百年たてばその意味わかる』

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『帰って来た S.T.』(部分)2020年。本作でも、調査の旅で出会ったさまざまな協力者たちとの交流から作品が生み出された。

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『帰って来たJ.L.』(部分)2016年。凶弾に倒れるまで平和を希求し続けたミュージシャンの足跡を、インドの盲目の楽団とたどる。

小沢剛の作品は観る人をやんわりと独自の演劇的世界に招き入れ、そのユーモアとペーソスにあふれた展開にふと気が緩んだ時“心のツボ”をしっかりと掴む。世界各国の風景の隅に自作の地蔵を建立し写真に収める『地蔵建立』。誰でも知っている名作を醤油で描いた架空の日本美術史を綴る『醤油画資料館』。数々の連作のなかでも新作ごとに瑞々しい感動を覚えるのが、近現代の歴史的人物を題材に虚実入り交じる物語を語り継ぐ『帰って来た』シリーズだ。これまで野口英世、藤田嗣治、岡倉天心らの生涯に着目し、ガーナ、インドネシア、インドなどへ取材に訪れて、現地のアーティストたちとの共同制作に取り組んできた。絵画と音楽と映像で構成されたそれらのインスタレーションは、予想を超えた有機的で原初的な感情を呼び起こした。

本展では、弘前ゆかりの人物S.T.(劇作家・寺山修司を彷彿させる)に肉薄する。青森県内でのリサーチや議論、学生たちとのワークショップ、さらにイランに赴き現地の画家やミュージシャンらの協力を得て、約2年の制作期間をかけて完成させた。また本作とともに、シリーズ全5作品を再構成して一挙に公開。歴史上の偉人たちの知られざる側面に光を当て、その生き様や時代性を異なる時代や文化に置くことで凝視してきた『帰って来た』シリーズを包括的に捉える。いずれもローカルなプロの芸術家たちは吟遊詩人のように、ときに切々と、ときに飄々と、人生の矜持や情熱の本質を問いかける。

『小沢剛 オールリターン
—百年たったら帰っておいで 百年たてばその意味わかる』

会期:開催中~2021/3/21
弘前れんが倉庫美術館(青森・弘前)
営)9時~17時
休)火、年末年始
料)一般 ¥1,300

●問い合わせ先:
tel:0172-32-8950
www.hirosaki-moca.jp

※新型コロナウイルス感染症の影響により、開催時期および開館時間が変更となる場合があります。最新情報は各展覧会のHPをご確認ください。

*「フィガロジャポン」2020年11月号より抜粋

réalisation : CHIE SUMIYOSHI

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2019年11月号 No.533

ニッポンの小さな旅へ。

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