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組織という枠組みの中にいたわたしは、ついこの間、ひとつの個人になった。何が起こるかわからないからと先回りをしたり、必要以上に大人たちに気を配ったり、時間制限が設けられた面談を繰り返したり、体裁を取り繕った報告を綴ったり、働いていく中で、心がすこしずつ死んでいく感覚があった。わたしという人間が、誰か違う人になっていく感覚があった。残った者にのしかかる重圧。重く、苦しく、脳と心のキャパシティを、いろんな人たちから無理やりこじ開けられている気がした。とにかく、ここに居てはいけない気がした。

そこから逃げ出した今は、少しずつ自分を取り戻しつつある。逃げてもいいということを、いろんな人から教わった。逃げることは情けないことではない。恥ずかしいことでもなく、悪いことでもない。それは自分に合わない環境から抜け出すことで、自分に合う環境を見つけることなんだよ、ということを教わった。そのことに気づけてよかったと思ってる。ああ、これで本当によかったのだ。だって、もう少しで心がなくなるところだったんだから。

‘200905

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好きなものなんてくさるほどあるはずなのに、大人になると、苦しさばかりを抱え持つ。どうして素直に好きと言えないんだろう。ほんとうに望んでいるはずなのに、どうして求めないんだろう。とても簡単なことなのに、むずかしくしてしまうのはなぜだろう。誰かに、強く何かを言われてるわけではないのに。

‘200720

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窓を開けても蒸し暑い。すっかり夏の空気だ。時世と私たちを置いてけぼりに、季節がまたひとつ巡っていく。夏は気分が陽気になるし、夜のムシムシした空気もなんだか心地よくて、何かが始まりそうでワクワクしてくる。夏の温度に、固まってしまった心が解かれてゆくよう。

昨日は、急に鉛みたいに体が動かなくなった。自分でも気づかないうちに心労が溜まっていたみたいで、恋人に言われてからそのことに気づいた。この一年と半年近く、仕事を突っ走ってやってきたと思ってる。とにかく当初はやるしかなくて、周りの期待に応えたいという気持ちと、接する人たちに何かプラスで返したいという気持ちと、とにかく踏ん張らなければいけない状況だった。思い返すと、ずいぶんと無理なこともしてきたと思ってます。

でも、すこし疲れたみたい。接する子たちの気持ちが、未来が、今が、すこしでも明るい気持ちになったり、何かを振り返るきっかけになったら嬉しいな、という思いで動いてきた。「山田さん、聞いてください」と頼ってくれるのが嬉しかった。いくらでも話を聞いてあげたい。今でもその気持ちは変わらない。けど、人間は体はひとつしかないし、心にもキャパシティというものがある。その限界を知ったし、もう無理はできないと感じてて、何よりも鉛のような体が「もうやめておきなさい」と警告している。

無理をすることは美徳なんかじゃない。それはひと昔前の話だ。組織はこれからのわたしたちを保証してくれないし、自分の身は自分で守らなければならない。だから、無理をするのはもうやめようと思う。与えられた仕事は、完璧にこなす必要はないんだよ。

自分の心身を守るために、すこし適当になること。根が真面目な自分に言い聞かせて、明日はフラットな気持ちで会社へ行こうと思います。

‘200609

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光の中に溶け込むみたいな海と波を見つめていたい。ありったけの光の記憶を詰め込みたい。

これから先、わたしたちは少しばかり長い戦いになると思います。それでも、生活しなければならないから、ご飯を食べなければならないから、誰かと接しなければならないから、これまでとは少し違ういつも通りを、築いていく必要がある。それはきっと、みんなが工夫すれば叶うこと。それはきっと、みんなが気遣えば解決すること。時間が必要だけど、じっくり時間をかけていきたい。ぜんぶ大丈夫になるように明るい気持ちでいたいです。きっと大丈夫。

‘200515

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普段の日常がなによりも優しい。いつもどおり過ぎていく日々や、晴れた日の夕暮れと木々の木漏れ日が美しく感じる。透き通る風やすこし肌寒い春の夜、ぜんぶが愛おしい。

何も当たり前じゃない。美味しくご飯が食べられること、好きな人がそばにいること、会いたい人たちがいること、それらすべてをひとつひとつ噛みしめて、大切に抱きしめる。

‘200420

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今年は波乱だった。前半も後半も、まるで闇の中にいるみたいだった。でもね、やっとわたしは自分の意志で、したいこと、強く思うこと、願うこと、叶えたいこと、それらを掴みとることができた。わたしはわたしでいい。やりたいこと、行きたい場所、一緒にいたい人、それらを自分の意志で選びとることができる。これからはたくさんのことを叶えることができる。好きな人と一緒に。

今年もお疲れさまでした。来年の自分は、今よりもっと強いはずだから大丈夫。心身ともに、健やかに。また一年、やさしい気持ちで。

‘191231

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だいぶ冷え込んできて、また冬がきたんだなと肌で感じる。また去年とはぜんぜん違う生活を送っていて、いろいろなことが変わってきた。

ここ最近は、写真を撮り合って、光がきれいだねって言いながら、富士山を一緒に眺めたりした。暖かいミルクティーを飲みながら、身のまわりで起きたいろいろな話をする。わたしはそんな時間がとても好きだ。

抱きしめられる距離にいることは、本当に幸せなことだと思う。愛が美しいと言ってくれたこと、いつまでも忘れないでいたい。

‘191129

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あと一つだけ手に入れられるとしたら、あなたは何がほしいですか。手に入らないから面白いだなんて、そんなの嘘だよ。もう今のままでも充分だけど、ほしいものがあるとしたら、わたしはね、あと一つ。

‘191103

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抱きしめたいときに抱きしめられる距離にいることは、ほんとに幸せなことだと思う。同じ気持ちで、同じ熱量で、同じ感覚で向き合えること。大切に思うこと。話ができること。これらはいつだって特別で、恵まれている。ほしいものはもうほとんど掌にやってきて、あとは、一つだけ。神様、あと一つだけなんです。

‘191017

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光の中にいた。光の中にいる。すべてのことは必然で、わたしはその意味を考える。でも、理屈なんてどうでもよかった。言葉にならなくてもよくて、意味を見つけられなくてもよくて、ただそこに通い合った心地よさと、優しくてあたたかい愛があれば充分だった。まじめで、まっすぐで、曇りがなかった。これでいいんだなと思った。今がいちばん大切で、今、どう思うか、考えているかが大切だよ。大事にする。

‘190901

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壊れそうで 向き合うのが怖くて 心細くて いつまでも閉じこもったままでいる 見るのはつま先ばかり 助けの求め方がわからなくて 正しい叫び方がわからなくて ずっと探してる 同じ言葉で話せる人 それでもなお見つからなくて 途方に暮れる ずっと耐えてる いま耐えなければ すべてをぶちまけてしまえば もうきっと ぜんぶがばらばらになってしまう

‘190627

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