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■平山三紀/真夏の出来事

筒美京平ファンの誰もが選ぶであろうこの曲は、はずしたいところだけど、やっぱりはずすわけにはいかない超名曲。何度聴いても胸の奥がトキメキます。平山三紀さんの「カーレの、クッルッマに乗って?」と、若干遊び人風ななげやり(笑)な歌唱と、橋本淳さんの詞と、そしてやっぱり京平先生のAメロのキャッチーさは、天下一品です。


■沖田浩之/半熟期

ヒロ君三部作。「E気持ち」「半熟期」「はみだしチャンピオン」の3曲とも全部好きなのですが、まあーエロ度NO.1の「半熟期」にしました。阿木燿子さんの詞と京平先生のメロの一体感が凄すぎ。「アーそこさ アーそいつ アーそれさ アー行くぜ」とあきらかに、初挿入直前(笑)の瞬間を想像させるサビ前の一行にやられます。


■スリー・ディグリーズ/にがい涙
この曲の詞・曲の一体感も凄い。特に「見てたはずよ あたしの気持ちが少しづつ あなたの方へ傾いてゆくのを?」のAメロ、そしてベースライン等、完璧です。心がドンドン傾いて行くさまが(笑)せつない程わかります。安井かずみさんも凄いです。&片言の日本語で歌うスリー・ディグリーズのチャーミングさも非常に好ましい。何故か外人の歌う片言の日本語の歌は殆ど好きです。

※いしだあゆみ、郷ひろみ、南沙織等のマストアーティストをはずしてしまい大変心苦しいのですが、僕の今日の気分はこんな感じということで、お許しを!

信藤三雄

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●冗談じゃない朝/平山みき(1987)
80年代に入って三紀からみきに。
とりあえず、イントロから入ってみて。
12インチVERSIONあれば良かったのに…。

●よろしく哀愁/郷ひろみ(1974)
まさに歌謡曲クラシック。
会えない時間が愛育てるのさクラシック。
自分の好きな曲には哀愁漂う要素が
どこかに必ずある。

●WEEKEND LOVE/TAN TAN(1981)
なんとなくクリスタルな時代感覚漂う
迷曲。スタイリッシュ。

クボタタケシ

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ブルーライトヨコハマ/いしだあゆみ
忘れもしない小4の正月にお年玉で買ったハジレコ。つまり初めて自分の金で買ったレコードだ…なぜかこの曲が好きだったらしく、家でも学校でも歌いまくってたと言う。本人の記憶もあいまいながら、歌詞の意味も分からない、ヨコハマも何処か分からない僕が、はまったのは、今考えるとイントロといしだあゆみの歌い方だった気がする?今でも鼻歌でイントロから歌のサビまで空で唄えるもの…つまり歌謡曲と言うのは、こうゆうものなんだなぁと学んだ。

サザエさん/宇野ゆう子
日曜日の夕方の定番これが聞こえると、月曜日の階段が見えてくる気がして妙にブルー。もはやアニメのテーマソングを超え日曜夜のムードミュージック。昔みたいに火曜日に始まったら違和感ありまくりやろな…レコード持ってる人より歌を知ってる人のほうが確実に多し。間奏にノーザンソウルの影を見る、エンディングテーマサザエさん一家もバブルガムワールドの影響ありの名曲。

よろしく哀愁/郷ひろみ
小さな体験からハマりシングルを買っては、中学放送部なのをいいことにお昼放送でDJ。バカラックとビートルズとクラッシックしかない部室に自前でツェペリン、郷ひろみ、エルトンジョンとプレイ。考えるとこの頃からミクスチャーだったな。特にこの曲は、舘ひろしの朝まで踊ろうと同様ヨーロッパの香り高いロックンロールの名曲ストップザ・ミュージックに影響されて哀愁たっぷり。会えない時間が愛育てるのさの歌詞に当時片思いだった僕も励まされたりなだめられたり…

次点 哀愁トウナィト/桑名正博
フアニーカンパニー時代から男気あるヴォーカルが好きだったんだがこの曲を聴いた時歌謡曲に魂を売りやがってと勝手に憤慨。上田正樹と共に嫌いなアーチストにしたわけだが、ある時大阪ミナミのディスコアニーズにてキラーチェーンにてフロア大炎上に出くわし達郎のボンバーと共にディスコで日本語ででも踊っていいんだと心の鎖国開放。そして今に至る。

バンヒロシ

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なんてったって、京平先生の作品は膨大にあります。
その中から3曲選ぶのはそう簡単なことではないです。
好きな曲、カラオケでオハコの曲という選び方もあるのですが、
ぼくは明日からDJで使う3曲をチョイスしてみました。
あくまでぼくがDJで使う曲ということであって、
一般的なクラブユースという意味ではないです。一応。

ROBOT 榊原郁恵
まさにテクノポップですよね。当時も大好きな曲でした。
サビまえの「バァ??ン」のインパクトやのシンセの音色も
テクノポップ好きとしてはたまらないのですが。
Aメロのバグルズを彷彿させる感じがクセになります。

Waku Wakuさせて  中山美穂
当時流行のサウンドだったPWL系を意識してアレンジされた
曲ですね。サビががんがん頭からリピートされるキャッチーな
曲なんですが、実はBメロが妙に好きです。
この曲はカバーがいくつか存在しますが、
やはりオリジナルをプレイしたい。多少BPM上げ目で。

なんてったってアイドル 小泉今日子
この曲は何かのイベントに出た時、
若手のDJがプレイしてたかな?
とにかく盛り上がる要素満載の曲。
おっさんDJが「なんてったってアイドル!!イェ??!!」っ
て叫んでプレイするのはどうかと思いますが(笑)

グルーヴあんちゃん

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筒美京平さんの作品からマイ・フェィバリット・ソングを選ぶのは大変だった。
考えた結果、やっぱり自宅のターンテーブルに乗る頻度が高いシングル盤から3曲選んでみた。

「渚のうわさ」弘田三枝子
40年程前、横浜のデパートの片隅にあったジュークボックスでこの曲を初めて聴いた時の感動は今でもはっきりと覚えている。
それは、それまでの歌謡曲にはない洋楽と間違うような新鮮なサウンドだったからだ。
波が打ち寄せるような豪華なイントロ、そして切ないメロディー。すぐに僕はこの曲の虜になった。
イタリアの女性歌手、ミーナが唄う「砂に消えた涙」に対してのオマージュ。
偉大な作曲家との出会いの曲。

「寒い夜明け」郷ひろみ
その時代の洋楽の先端のスパイスを絶妙に取り入れた傑作。
フィリー・サウンドのような洗練された都会的な音。
まだまだ子供が少なく、渋谷パルコが文化・情報の発信元だった頃、
凍てついた空気の中を歩くカップルの姿が一枚の絵のように浮かび上がる切ない曲。
郷ひろみの声までもが楽器のように聴こえて不思議。
京平ワールドの真髄を見たかのような一曲。

「熟れた果実」平山三紀
京平先生の曲はやはりレコードで聴くのが好きだった。
昔、フジTVで放送していた「夜のヒットスタジオ」という歌番組で
いしだあゆみや南沙織が楽団をバックに京平先生の曲を唄っているのを聴いていても何か物足りなさがあった。
多分その理由は、レコードでは音の芯になるドラムやベースやギターをその時代最高のスタジオミュージシャンが担当していて、
そのサウンドに違いを感じていたからだ。
この曲の良さはまさにそのサウンドのクリエートの高さだ。
イントロの低音域の迫力、高揚感たっぷりのストリングス、素晴らしいギター・カッティング。
類稀なるメロディー・センス。
どこをとっても非の打ち所のないパーフェクトな曲。

平林伸一

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ラヴ・ショップ、京平音楽祭を開く。

 小西康陽さん。参加されたリミキサーの皆さん。「京平ディスコナイト」のリリース、おめでとう御座います。そして。年の暮れにこんな素敵な企画を楽しめる僕達リスナーは、もっと、おめでたいのであります。なんといっても、「お墨付き」なのですから、アナタ。もっと慶びましょう。
 さて。前園の選ばせていただく筒美京平。せっかくですので(?)「音楽祭」形式にしてみました。題して、「ラヴ・ショップ、京平音楽祭を開く。」

■速報。グランプリは「心に灯をつけて」
 某月某日。東京某所、とある文化施設にて、ラヴ・ショップ主催の「東京音楽祭」ならぬ「京平音楽祭」は開かれた。以下、当日のレポート、僕の感想など。
 和田アキ子、通産13枚目のシングル「孤独」の片面、「心に灯をつけて」が見事グランプリに輝く。作詞:橋本淳/作編曲:筒美京平のコンビによるペン。筒美京平の「ペン」が、美しいメロディーと共に書きあげた「アレンジメント」。その瑞々しさ。それを一言、ポップ・ゴスペル、とだけ呼びたい。彼こそはメロディ・メイカー、であると同時に、やはりトラック・メイカー。歌手/楽曲という「商品」がどのようにリスナーに迎え入れられるか/聴かれるかを、もっとも先鋭的に捉えてきた人物。ゆえに、編曲も手掛けた作品がグランプリに選出されるのは当然。
 ちなみに。受賞曲中、グランプリ曲のみがシングルA面でなかったことについては、出演者ならびに観客席一同、さほど意に介さず。
 後日談。『ところで、戦争は終わりそうにありませんが、クラブ・ミュージックは終わりそうです。「ペンは剣より強し」という諺があります。音楽だけに限り、やはり「ペン」は「12インチのレコード」や、「ターン・テーブル」や、「BPMカウンター」に勝ってしまうのかもしれません。』これは、「京平音楽祭」にて、強靭なる楽曲を改めて聴いた若い実行委員の口から漏れていた言葉。
■フィナーレ!「また逢う日まで―笑顔でジャーニー」
 準グランプリは、堺正章「さらば恋人」(作詞:北山修/作編曲:筒美京平)。優秀賞は、いしだあゆみ「さすらいの天使」(作詞:橋本淳/作編曲:筒美京平)、麻丘めぐみ「夏八景」(作詞:阿久悠/作編曲:筒美京平)、南沙織「魚たちはどこへ」(作詞:有馬三恵子/作編曲:筒美京平)。南沙織といえば、同曲が収録されていたアルバム『早春のハーモニー』に同じく収録、「ひとりごと」(作詞:有馬三恵子/作曲:筒美京平/編曲:矢野誠)の素晴しさも客席では話題に。
 編曲まで手掛けていない筒美京平作品といえば、早瀬ナオミやジョニー・デイビスが歌った「テクニカラー・クイーン」(作詞:三浦徳子/作曲:筒美京平)なんて、特にジョニーちゃんのほうは勿体無かったね、ジャック・ダイヤモンドが手掛けていたらね、などと、酔客からのジョークも飛び出し始めた頃、音楽祭はあっという間にフィナーレを迎えた。
 フィナーレといえば。史上最強の定番曲、「また逢う日まで」(作詞:阿久悠/作編曲:筒美京平)。終演間際になって駆け付けた尾崎紀世彦を、各賞受賞曲の歌手や作家、レコード会社スタッフたちが囲み一同大合唱。そして。オーケストラを従えピアノを弾くのは勿論、筒美京平。歌い出しに添えられた、あのお馴染みの美麗なるオブリガートの旋律に僕は打ち震えた。ピアノに向かい、座り奏でる彼の佇まいは、ひたすらに美しかった。あれだけの熱量で迫り来る楽曲に反し、静謐ですらあった。
 あっという間の「京平音楽祭」。スタンディング・オヴェイションで本日の主役を讃える会場、すべての人間。なかなか鳴り止まぬ拍手に、微笑んで見せたその表情、眼鏡の奥の眼差しは、そう。きっと僕らに「笑顔でジャーニー」(作詞:阿久悠/作曲:筒美京平)と挨拶をした!そういえば、あの曲の歌い出しにも奇麗なオブリガートが添えられていたな、とニヤケていると、人の流れが僕を出口へと押し出した。
 帰りのタクシー。ラジオから偶然流れてきた、リバティ・ベルスの歌うコマーシャル・ソング「すがおのあなた」(作詞:ちあき哲也/作曲:筒美京平/編曲:矢野誠)、座席シートの冷たさと相まったその清涼感に、火照った身体が心地良さを感じていたその時、バック・ミラーに映った我が頬の、既に乾いてしまった涙の跡に、ふと気付いてしまったのであった。夢のような一夜。
■そして「くれないホテル」
 このまま帰ってしまうことは躊躇われた。自宅へ向かっていた青梅街道を逆行、新宿へ。この日、多幸感溢れるパーティー、「ジャズ&ジャイヴ」がOTOで開かれていることを思い出したのである。カーテンをくぐり、まずは友人たちと握手。そして乾杯。光るフロアでは、若者たちの「Romanticが止まらない」(作詞:松本隆/作曲:筒美京平/リミックス:小西康陽)のだが、店長のご馳走するショット・グラスを5杯も空けた頃には、すぐに夜明けが来てしまった。一同絶唱、「さらば恋人」(作詞:北山修/作曲:筒美京平/リミックス:bootbeat)。
 ところで。パーティーが跳ねると、皆ファミレスへ向かってしまうのは何故か。若者よ、ホテルへ行け。あそこのラウンジのコーヒーは実に美味いし、しかもクール・サウンズ(ピアノ演奏、編曲:筒美京平)の「くれないホテル」(作詞:橋本淳/作曲:筒美京平)が、気の利いたスピーカーから決まって流れてくるのだ。西田佐知子の歌ったオリジナル版(編曲:筒美京平)よりも若干キッチュにバウンスするリズム・アレンジと、作者自らのピアノ演奏によって中低音域のみで奏でられる、あのほろ苦いメロディーのギャップに、酔いどれた君は涙するだろう。そうしてから、「家へ帰ろう」(作曲:早川博二/ピアノ演奏、編曲:筒美京平)じゃないか。

前園直樹

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1. ブンブン/平山三紀  1971年 作詞:橋本淳 作編曲:筒美京平
そういえば、平山三紀の1970年から1973年の間にだした9枚のシングル盤、すべてAB面とも橋本淳と筒美さんのコンビによるものであった。デビューの「ビューティフルヨコハマ」は最初、名古屋地区でエリア・ヒット(当時、私はコロムビア名古屋営業所の新人セールスマンで大PUSHした)。そして、セカンドが全国ヒットの「真夏の出来事」で「ブンブン」はそのB面だった。この曲、なぜか聴いた瞬間から魔性のように私の中に住み続けている。ブンブンブンブン?♪

2. よろしく哀愁/郷ひろみ 1974年 作詞:安井かずみ 作曲:筒美京平
郷ひろみの10作目のシングルでオリコン1位に輝く。意外にも郷ひろみの自身唯一のオリコン1位獲得作品らしい。この曲、いまでも私のカラオケ定番で、きっかけは当時、友人の新婦の大好きな歌としてリクエストされ、その結婚披露宴で歌うため猛練習したことだった。

3. 夢でいいから/いしだあゆみ 1968年 作詞:林春生 作編曲:筒美京平
当時、いしだあゆみはスーパー・アイドルで、友人が「太陽は泣いている」のシングルを買い、それを借りて聴いた。夢?は、そのB面だった。ジーンときた。そして、翌1969年、私はコロムビア入社、そして「ブルーライトヨコハマ」がミリオンヒット中に、気に入っていた「夢でいいから」が新らたにA面扱い歌詞カードに差し替え 再PUSH商品となったが売れなかった。しかし、その後、隠れ名曲として評価されている。

コロムビアミュージックエンタテインメント 三谷順一 61才

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私の選ぶ筒美京平(コロムビア女性アイドル編)

唇のプライバシー/河合奈保子(1984年) 作詩:売野雅勇/作曲:筒美京平/編曲:鷺巣詩郎
1980年のデビューから3年目を迎え、イメージチェインジ戦略の一環として筒美京平を起用した「エスカレーション」が大ヒット、コロムビア女性アイドルのシングル盤としては最高の売上を記録します。筒美はシングルでは6曲を提供していますが、サウンド、歌唱、振り付け共に完成度が高く、人気なのが「唇のプライバシー」。河合奈保子研究で定評のあるシャンソン歌手のソワレ氏によれば、筒美が河合へ提供
した作品は36曲(アルバムを含む)で、彼女自身が作曲した作品に続く作品数とのこと。アルバム「さよなら物語」、「スターダスト・ガーデン」では全曲を売野雅勇/筒美京平コンビが手がけています。これらのアルバムはしばらく入手困難でしたが、めでたく河合奈保子アルバムBOX「NAOKO PREMIUM」で復刻されることになりました。 http://columbia.jp/kawai/

シンデレラ/高見知佳(1978年) 作詩:橋本淳/作曲:筒美京平/編曲:船山基起
榊原郁恵に続く、コロムビア期待の大型新人アイドルだった高見知佳。デビュー曲「シンデレラ」での橋本淳/筒美京平コンビの起用は、高見に対するレコード会社の期待の高さを物語っています。全編がサビといっても過言ではないくらい飽きさせることのないメロディー展開はさすがで、「おもちゃ箱歌謡」の最高傑作のひとつと位置づけております。橋本/筒美コンビは、続く「シルエット」、「お嬢さんお手やわらかに」とデビューから3枚のシングルを提供し、いずれも名曲ぞろいです。アイドルミラクルバイブル・シリーズ「高見知佳ベスト」がおすすめ!
http://columbia.jp/cia/index2003.html

あの空は夏の中/守谷香(1987年) 作詩:銀色夏生/作曲:筒美京平/編曲:大谷和夫
浅田美代子「赤い風船」から始まる、女性アイドルのナチュラルな雰囲気の歌唱による叙情歌・唱歌風歌謡の傑作。守谷は松竹のオーディションがきっかけでデビュー。デビュー曲の「予告編」は『ザ・ベストテン』にランクインし、幸先の良いスタートを切ります。作詞に銀色夏生を起用した2曲目「あの空は夏の中」は、夏休みの図書館での少女の淡い恋心を描いた作品。筒美は同時期に斉藤由貴「卒業」、水谷麻里「乙女日和」、西村知美「想い出の冬休み」、真璃子「恋、みーつけた」など同じ路線の名曲を数多く残しています。

コロムビアミュージックエンタテインメント 衛藤邦夫

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1. TENCAを取ろう! - 内田の野望 / 内田有紀
ヘタウマアイドル(H.T.U.A.)ありきの京平節がお見事。
信長に聴かせたい天下取りソングBEST 1。

2. C / 中山美穂
ロマンティックが止まらない(R.T.)と同じく、
毎度お騒がせ世代には忘れられない易しい性教育。
中山美穂のタペストリーは3本所有。

3. エルガイム - Time For L-GAIM / MIO
ダフト・パンクの2人に見せたいジャパニメーション(D.J.)。
ヴォコーダー・コーラスも4回掛け合います。

HALFBY

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そもそも僕は音楽を聴くときに作曲者に着目していませんでした。
なので今頃になって京平先生の作品ってどれだろって調べました。
それはそれは名曲だらけでびっくりしました。その中で僕が印象に残っている3曲をあげるとすればこれです。

●また逢う日まで / 尾崎紀世彦
映画「メゾン ド ヒミコ」で使われていて興奮しました。歌詞違いの原曲「ズー・ニー・ブー/ひとりの悲しみ」を探しています。
●さらば恋人 / 堺正章
もちろんタイムリーで聞いた曲ではないのですが、親父が昔から鼻歌をやってたので京平作品の中で一番僕の耳になじんでいる曲です。この曲をリミックスさせていただいたことを光栄に思います。リミックスを作る過程で何回もリピート再生していたら「これってソフトロックだよな」って思ったところがらアイデアが降りてきました。
●人魚 / NOKKO
これは僕が高校の頃にヒットした曲なので当時何回も聞いていました。歌のうまい女の子に、この曲で落とされた経験もあります。

bootbeat

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水沢アキ「熱い出来事」(1974)
ザクザクとしたピアノ&アコギによる鋭いイントロから始まり、A-B-C-A-Dという構成で進んでいく。中間のCに当たる部分のコードが複雑で、聴いているといつもここで「あれ?」と不思議な気持ちに。岩崎宏美さんの「未来」然り、京平先生の作品にはサビ前の展開にドキッとさせられるものが多いような。展開が意外に多く、大胆にエンディングに向かっていく様は、まるで彼女の自由奔放なキャラクターそのもの。安井かずみさんの歌詞も最高。


三井比佐子「月曜日はシックシック」(1982)
ex.パンジーの三井比佐子さんのデビューシングル。"シックシック"という印象的なフレーズ(病のSICKと涙のシクシクをかけている)は当時、ビートたけしさんもネタにしていたと記憶。アウトロでサビ半分をリピートさせてF.Oする感じが好き。同時期に松本伊代さんが歌っていた「TVの国からキラキラ」(京平先生作品)のコミカルでマンガ風な世界観に相通じるものがあるような。一部のマニアを除き、忘れられがちな一曲。


藤井一子「チェック・ポイント」(1986)
ツッパリ路線だった中山美穂さんのデビュー曲「C」(京平先生作品)の系譜に属する名曲。当時、サンプリングから始まるイントロというのが非常に新鮮だった覚えが。シンコペーションに乗せた"チェックチェック"という言葉をこれでもかと繰り返す"技"によって、無意識にでも印象に残るような仕組みに。簡単に覚えられるようにフレーズを意識して曲に組み込むのは、本当に難しい。

SUEMITSU & THE SUEMITH

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僕は、DJの中では珍しく(?)かなりのカラオケ好き。なので、いつも歌う定番ソングの中から選んでみようかと...。まぁ、僕とカラオケ行ったことある全国の皆さんは知ってるというか、聴いたことがあると思いますが、僕の定番中の定番ソングです。で、永遠の一番バッターはというと、もちろんマッチ(敢えてマッチで...)の「ギンギラギンにさりげなく」です。はは。そして、二番バッター。こちらも個人的に完全なる永遠の二曲目 少年隊の「仮面舞踏会」。いっつも同じ曲順です(笑)。で、3曲目なんですが、現場(カラオケ)では、しばらく筒美京平先生の曲から離れてしまうんです。リアル過ぎっすか!?申し訳ないっす。でも、この後の流れの中で当然 少年隊の「君だけに」も歌うんですが、少年隊はダブってしまったんで、あっさりとカラオケ選曲から離れて...、まったく関係ないのですが、渥美マリが好き、いや「好みだ!」という理由だけで「可愛い悪魔」をセレクトさせてください。どうでしょう?ははは。

つーことで、
1. ギンギラギンにさりげなく / 近藤真彦
2. 仮面舞踏会 / 少年隊
3. 可愛い悪魔 / 渥美マリ

伊藤陽一郎 a.k.a. AKAKAGE

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『”元祖”和モノ早がけDJ』でおなじみ(だった)、吉田哲人です。
『コンピ”テクノ歌謡”選曲家』でおなじみ(だった)、吉田哲人です。
どうぞよろしく。

さて、『私の考える筒美京平Best3』ってことですが、ウ〜ム…。

1975年生まれである僕にとっては、物心ついた頃には京平先生の曲は世の中にあふれかえっていた訳で。
子供の頃の記憶から、パっと思いつくものでも、
「下成佐登子/TRANSFORMER?トランスフォーマー?」
「沖田浩之/E気持ち」
「近藤真彦/ギンギラギンにさりげなく」
「小泉今日子/ヤマトナデシコ七変化」
「斉藤由貴/卒業」
「田原俊彦/抱きしめてTONIGHT」
「中山美穂/派手!!!」
「本田美奈子/Oneway Generation」
「少年隊/仮面舞踏会」
「松本伊代/センチメンタル・ジャーニー」
etc,etc‥。

また、『テクノ歌謡・選曲家』として考えるなら、
「榊原郁恵/ロボット」
「水谷麻理/21世紀まで愛して」
「松本伊代/TVの国からキラキラ」
「初戀/斉藤由貴」
「立花理佐/リサの妖精伝説?FAIRY TALE」
「つちやかおり/哀愁のオリエント急行」
etc,etc‥。
『柏原芳恵/LUSTAR』
ってアルバムもね、ありますし、
C-C-Bは言わずもがな、ですし。

どうしたものでしょうかねえ…。

で、色々考えて結果、下記のようになりました!!

『松崎しげる/銀河特急』
『土居まさる/ブラック・シャドー』
『佐川満男・伊東ゆかり/Oh!! Gentle Life』
(順不同)

理由:レコード・バックに今でも入ってる。

以上!!

と、最後まで優順不断なテット博士なのでした。

吉田哲人

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筒美京平先生作品からミッツィー申し訳が選ぶ3曲

ミッツィー申し訳 [(有)申し訳・代表取締役]

『理由』 安倍麻美
筒美先生好きのDJなら当然選ぶであろう「アッチ」ことの安倍麻美さんのデビューシングル。長年アイドルを見つめてきた筒美先生ならではの甘酸っぱいメロディーが高速ビートの上で跳ねストリート・フレーバー溢れる「アッチ」のメタルヴォイスが天から舞い降りる学園ドラムンベースの最高峰。「アッチ」にはいっぱいの曲を提供しているので、本気で押さえておくと自慢出来ます!

『AMBITIOUS JAPAN!』 TOKIO
トレイン・ブレイクビーツならこの名曲を思い浮かべる人は少なくないでしょう。TOKIOさんは重めの曲より、アッパーなタイプの方が松岡さんの繰り出すビートが生きグルーヴ感が出てバランスが良くなると思っています。長瀬さんと山口さんによる重厚なツイン・リードボーカルに対比するような美しいストリングスの調べが大胆に散りばめられ、絶妙に融合されてます。一番素晴らしいところは歌い手さん・アレンジ以上にメロディーが強靱だったことですね。少年隊さんのSTRIPE BLUEが好きならこちらも是非!

『夏色のナンシー』 早見優
よっぽど暑い夜にしか掛けない、スカッと爽やかな極上ナンバー。よく聞くと3つの曲を1つにしたようなニコイチならぬミコイチなナンバーで筒美先生の凄さにマジ飛ばされた曲でもあります。コレに飛ばされて以来、REMIX依頼が来たときは筒美イズムILL伝道者として過剰に展開豊富にして、ヨンコイチ〜ゴコイチは当たり前!な感じでやっつけてます!
でもタマに却下されます・・・ 先生、TENCAを取るまでの道程は厳しいようです。
強い気持ち・強い愛で頑張ります
 

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筒美京平先生作品から宇多丸が選ぶ3曲

宇多丸(Rhymester/申し訳ナイタズ)

1. 夢見/安倍麻美
アルバム『Wishes』収録の極上アイドル・ボッサ。
ムチャクチャ好きだからDJの時にもしょっちゅうかけてるのに、
これも筒美先生の作曲だったということは、
ついさっき思い出しました。

2. 21世紀まで愛して/水谷麻里
そりゃあ僕だって『ABC』が世界で一番いい曲だと思ってますけど、
今回ばかりは何か違うのを選ばないとカッコがつかないっぽいので、
同じく松本隆作詞、船山基紀編曲というトライアングルが生んだ、
また別のクラシックを。
時東ぁみのカバーも良かった。

3. さすらいの天使/いしだあゆみ
ひとつくらいは、筒美先生が編曲も手掛けているものを入れといた方がいいのかな
と。
これも嘉陽愛子のカバーがまた、なかなかの味でした。


 
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京平〜ッ!(全日本プロレスのファンが和田京平コールをするように)
……というわけで、さっそくベスト3というか、勝手に10曲、選ばせていただきます。


飯島真理/夢色のスプーン
『マクロス』でブレイクし、加藤和彦作曲の劇場版主題歌でベストテン入りし、坂本龍一プロデュースを経てヴァン・ダイク・パークスのアルバム参加にまで至った彼女の、幻のデビュー作! 自ら作詞作曲も手掛けたりとアーティスト志向の強い本人としては不本意な作品だったようで、いまでは公式ディスコグラフィからすっかり削除されてるのが残念です。アニメ『スプーンおばさん』関連では、このオープニングもそうだけど、『みんなのうた』でも流れていたエンディング曲『リンゴの森の子猫たち』も、とんでもない名曲なのに!

沖田浩之/E気持ち
ヒロ君の鼻にかかった声質をとことん活かしたデビュー曲。実際にカラオケとかで歌ってみると、阿木曜子による頭の悪そうな歌詞と、音域が狭い歌手でも気持ちよく歌えるメロディラインの魅力に気付くはず。羽田健太郎によるピアノのリフも効果的で、これならベン・フォールズ・ファイブにも圧勝! ピアノロックが人気のいまこそ再評価されるべきですよ!

松本伊代/TVの国からキラキラ
ボクが初めて買ったアイドルのシングルであり、20年以上経って『松本伊代のキラキラ80'S』という、この曲をモチーフにした番組で共演するようになったことを思うと、いちいち感慨深い曲。ちなみに伊代ちゃんは当時、筒美京平先生が手掛けた曲はあまり好きじゃなくて、「私は竹内まりやになるんだ」「シンガーソングライターになるんだ」と思いながら、アルバムで小西康陽さんの曲とかを歌ってたんだそうです。

早見優/夏色のナンシー
完璧なアイドルソング。70年代末、ナンシーといえばナンシー久美かナンシー・スパンゲンだったのが、この曲のおかげで早見優の代名詞となったのは言うまでもない。しかし後年、なぜか大仁田厚が立ち上げたプロレス団体FMWが『夏色のナンシー’98 〜FMW社長レスラー最初で最後の日〜』と題した大会を開催。しかし、その後はエースだった選手が試合中の怪我で再起不能となったり、団体が倒産したり、前述した大会で試合もした社長が自殺したり、末期のエースだった選手が癌で亡くなったりで、不幸の代名詞……にはまだなってないですね。

ジャングルブッダ/ROBOT
榊原郁恵の名曲を、ROLLY(すかんち)&永井ルイ(二期タンポポの名曲を生み出した男)&八木田麻衣(元TPD)によるユニットでカヴァー。これ、原曲越えをしているぐらいに素晴らしいです。ROLLY&永井ルイが手掛けた八木田麻衣のソロシングル『夏のお嬢さん』も絶品! 二代目榊原郁恵を襲名してもいいほどです!

鈴木蘭々/泣かないぞェ
当時、誰もが「ぞェはないだろ」「悪い大人に無理矢理歌わされたんだろうな」と思った蘭々のデビュー曲。しかし、母子家庭で育った彼女が母親への愛を素直に綴った自作の歌詞は事情を知った後だと泣ける! そして、泣くことに照れがある彼女が、つい「ぞェ」を付けて照れ隠ししたのが、誤解を生む結果となったってわけです。そんな彼女のデビューアルバム『ボトムレス・ウィッチ』は全曲筒美京平作曲で、郷ひろみ『花とみつばち』のカヴァーも収録した名盤!

本田美奈子/好きと言いなさい
もともとデビュー曲候補だったのに、本人の意向で『殺意のバカンス』でデビューしたため、どうも評価されることの少ないセカンドシングル。世間では『1986年のマリリン』以降の印象が強すぎるみたいでアレですけど、この曲は見事なまでのアイドルポップ。ブレイク後の『Oneway Generation』も、やっぱり筒美京平作曲の優れたアイドルポップでした。

小泉今日子/夜明けのMEW
秋元康の歌詞によってアイドル幻想を破壊し、アイドル冬の時代到来のきっかけとなった『なんてったってアイドル』コンビの2作目。その後、作詞家を松本隆に変えた筒美京平作品『水のルージュ』をリリースした頃から、彼女はどんどんアーティスト志向を強めていくものの、それでも筒美京平とのタッグでシングル『BEAUTIFUL GIRLS』をリリースしたりする姿勢も良し。初期の『まっ赤な女の子』や『半分少女』も名曲でした。

田村英里子/ロコモーション・ドリーム
アニメの主人公になったり、カレンダーでふんどしになったり、いまは亡きカンニング中島が親衛隊長を務めたり、マイク・タイソンに惚れられたり、ハリウッドの実写版『ドラゴンボール』出演が決まったりと、忘れた頃に話題を提供する彼女。デビュー曲は筒美京平作品であり、編曲は小林武史でした。地味にいい曲。

TOKIO/AMBITIOUS JAPAN!
オザケンやピチカートによる筒美京平再評価を経た現在、相変わらずハイクオリティな曲を作り続けていることに驚愕。仲間由紀恵の『恋のダウンロード』もそうですけど、CMソングとしてのフックの効き方がすごいんですよね。筒美京平先生にはこれからも女性アイドルやジャニーズの人たちに、どんどん名曲を提供していただきたいものです。もちろん、こっちもひたすら買い続けます!

吉田豪(プロ書評家/プロインタビュアー)

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筒美京平・いま聴きたい10曲。

寒い夜明け/郷ひろみ
朝まで待って/朝丘雪路
夜明けのMEW/小泉今日子
あなたならどうする/いしだあゆみ
女性/南沙織
おれは怪物くんだ/白石冬実
いつか何処かで/平山三紀
お世話になりました/井上順之
バラ色の雲/ヴィレッジ・シンガーズ
情熱☆熱風せれなーで/近藤真彦

小西康陽です。
今回はリミックスしてくれたDJそして音楽家の皆さん、
ならびにスタッフの皆さん、アリガトございました。

今回、京平作品のリミックスを手掛けてみて、
いちばん驚いたのはやはりそのメロディの強さ、でした。
たとえばヴォーカルからコード楽器を剥ぎ取ってアカペラにしてみても、
メロディラインは強烈にオリジナルのハーモニーを歌う。

さらにメロディが強く着地・解決を希求する感じ。突き放さない。
着地しない曲って、いまパッと思いつくのは太田裕美さんの「恋愛遊戯」くらいかな、と。
これはスゴイ特徴だと思います。
よく筒美ファンの方はその音楽の「オシャレさ」を指摘しますが、
それ以上に、何かもっと濃縮なセンスを感じる。
せつなさ、というか、諦念、というか、サウダージ、というか。

まだまだこの素晴らしい作曲家のことは、全然掴み切れません。
ずっと聴き続けるしかないのかな、と思いました。
でもこのリミックス盤は本当に面白かった。

筒美京平ベスト3、なんてやはり簡単に選べるわけがないので、
とりあえずいま聴きたい曲を10曲ここに書きました。
夜明けに関する歌が多いのは、やはり「クラブ」のあと、ってことなのでしょうか。

小西康陽

コミュニティサイト "MUSIC SHELF"
「作曲家・筒美京平のこの10曲を選ぶ」マイ・フェイヴァリット編
SPECIAL SELECTOR'S PLAY LIST selected by 小西康陽

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