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Fラン大学で人生がハードモードに。教育格差は自力で解決できない/ひろゆき

親の経済格差が、子供の教育格差に繋がる、社会の持つ危険性

僕が親ならこうするね

※写真はイメージです

 世の中には「Fランク大学」と呼ばれる聞いたこともないような大学がいくつもありますが、学費は有名大学とほぼ同じだったりします。それなら有名大学に入りたいところではありますが、学力が追いつかないと難しかったりしますよね。  Fランク大学のなかには出席するだけで単位が取れてしまう学校もありますが、高校でも同じような感じで全く勉強してなくても卒業できてしまう高校もあります。そんな通っているだけで卒業できるような学校に進学してしまうと、就職活動が大変だったり、就職できても学習習慣がないことから仕事を覚えるのが遅かったりデスクワークが苦手だったりする傾向があって、最終的に肉体労働系の職種に就いてしまうことも多かったりします。  肉体労働は単純作業も多いので比較的給料が安いですし、体を壊せばその瞬間に失業。体を壊さないにしても年齢を重ねると若い人に勝てなくなったりもします。つまり、長期的に続けることが有利になっていく業態ではないのですね。  もちろん、肉体労働も若いうちであれば体づくりができたりしますが、一生続けていくとなると厳しいものがあります。人生が長いことを考えると、長期間働くことで有利な状況を得られる職業に就いたほうが得なのは当然。つまり、勉強をしてそれなりの学校に通ったほうがいいという話なわけですが、そこには教育格差という問題が出てきます。  よほどの勉強好きでもない限り、世の中の子供の多くは勉強なんてしたくないと考えているものなので、義務教育の段階で自発的に独学をして、それなりの学校に行ける子供は少なかったりします。  なので、親は子供を塾に通わせ、それなりの学校に入れようとするわけです。それなりの学校へ入れば、きちんと勉強を教えてくれる傾向がありますし、みっちりテストがあって成績が悪いと落第するところもあるので学習習慣も身につきます。逆に義務教育の段階で塾に通うためのお金を払えなかったりすると、その後の人生がハードモードになってしまうわけです。
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格差社会は安全保障のためにもよくないこと
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