伊集院光がTBSラジオ社長に激怒「『制作費を下げろ』と言うなら、イベントで何千万も赤字出すな」

文=wezzy編集部
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 そしてもうひとつが、「スペシャルウィーク」の廃止だ。ラジオはテレビとは違い、「聴取率調査週間」と呼ばれる一定の週(地域によって実施回数などは異なる)にだけ数字を調査する。その週には特別ゲストを呼んだり、リスナーへのプレゼント企画などを行って少しでも聴取率を上げようとする。これを「スペシャルウィーク」と呼ぶが、三村社長はラジオの聴取率よりもradikoのデータを重視するとして廃止した。

 前出「PRESIDENT Online」のインタビューで三村社長は否定していたが、『荒川強啓デイ・キャッチ!』をはじめとした長寿番組の終了(ここ数年の間に『大沢悠里のゆうゆうワイド』や『久米宏 ラジオなんですけど』なども終了している)にこうした施策が影響していると考えるラジオリスナーは多い。

 三村社長が大きな変革を断行する背景には、いままでラジオを聴いてこなかったであろう若い層を取り込みたいという意図があるのだろう。それはラジオ局の未来を考えるうえで必要なことなのかもしれないが、既存のパーソナリティーやリスナーを軽んじた強引なやり方はTBSラジオの未来のためになるのだろうか。

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