現地のテレビ局が取材している、
どさくさ
に紛れて、
この展覧会の展示デザインを担当した豊嶋さんへ
突撃インタビューしてみました!
豊嶋秀樹(とよしまひでき)さん
1991 年サンフランシスコ・アート・インスティチュート卒業。
2001年チェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン修了。
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この展覧会は水戸芸術館、日本で始まったんですけども、
あと韓国を巡回して、その次にハノイに来たんです。
それぞれの会場によって美術館のつくりが違ったり、
広さが違ったりしますので、
レイアウトを考え直したりする必要があったんですが、
ここの会場に関して言えば
水戸で最初に作ったバージョンにかなり近いような構成でできました。
ベトナムで苦労した点というと、やっぱり違う文化の中で作っていくので、
どの部分が技術的には進んでいてどの部分がみんな不慣れなのか、
最初はよくわからないでやっていくんですよ。
今回は学生たちと一緒にどんどん作っていったんですけど、
ある程度出来てくると皆も要領を得てきて、
最終的には僕もすごく満足いく感じに仕上がっていると思います。
今回は5日くらい前に入ってそのまま怒濤の作業に入っていった感じなんです。
時間はなかったけど、皆がんばってくれました。
あとはグラフィックの出力をして何かやるような作品が色々あったんですけども、
その辺がけっこう苦労したっていうことと、まあ、あとはコンピュータ系ですよね。
なんかプロジェクションしたりとか、
その様な調整とかにわりと手間取ったりはしましたけども。
基本的には造作もの、壁を作ったりとか、ショーケースを作ったりとか、
そういうのは逆にすごくスムーズでした。
普段はどういう感じで展覧会とかに関わっているのかわからないんですけども、
ベトナムの学生さんは皆全然あきらめないし、
最終的には良いものを作ろうってところですごくチームワークっていうか、
一体感みたいなものも出てきて楽しかったです。
ソウルの場合はプライベートなミュージアムでやったので、
そこのテクニシャンのチームって感じだったんですけども。
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