FTXはSolana(ソラナ)ブロックチェーン上にSerum DEXを開発しています。
ここではそのSerum DEXを使うためのステップを紹介。なおChomeやFirefoxなどPCからの操作が前提になっています。
- Solanaウォレットを作成し入金する◀️このページの内容
- Serum DEXに接続する
- トレード・DEXから出金をする
DEXはFTXやBinanceなど「取引所へ入金する」というアクションは不要で、自分のウォレットからそのままトレードが可能です。
その反面、ウォレット管理の知識が問われます。
バックアップを控えること、そして復元方法をしっかり理解しておくことが重要です。
Solanaウォレットを作成する
こちらからSolanaのウォレット作成画面を開きます。(https://www.sollet.io/)
最初に表示される画面がこちら。
ここに表示される12のワードはマスターキー(Seed)のようなもので必ず控えてください、そして厳重に取り扱ってください。
つまりこれを紛失・流出、盗まれるということはウォレット内の全資金がなくなったのと同じです。(丸裸の財布のような物)
またウォレット作成後にこのマスターキーを再確認する手順が面倒なので最初に表示された時にメモをするのがおすすめです。
控えたらチェックボックスをクリックして右下のContinueで進みましょう。
先に控えたマスターキーのバックアップをテストしてみたい時はこちらを読んでみてください。
パスワードを設定する
次はパスワード設定画面が出てきます。
こちらはウォレットを開くたびに入力するパスワードです。任意で設定できます
なお、このパスワードからウォレットは復元できないのでそこは覚えておきましょう。(マスターキーで復元する)
ウォレットの準備が完了
こちらがウォレットの初期画面です。最初はSolanaのSOLの残高のみが表示されています。
ウォレットにはトランザクション(入出金などの操作)の度にSolanaのトークンであるSOLが必要です。手数料みたいなものですね。
1回のトランザクション手数料が0.000005 SOLと破格に安いので、ほぼ気にしなくて良いレベルです
ウォレットへ送金する
手数料が安いといえど、何かするには都度SOLが必要になります。FTXでSOLをトレードしてウォレットへ送金しましょう。
![](https://learn-trade.tech/wp-content/uploads/2020/10/5_入金アドレスの表示.jpg)
プルダウンボタンをクリック
このように表示されたアドレスがSOLの入金アドレスです。(SOL以外を送らないように)
FTXからSOLをウォレットに送金する
FTXなどの取引所でSOLを手に入れて、ウォレットに送金しましょう。先ほどのウォレットアドレスを貼り付けます。
![](https://learn-trade.tech/wp-content/uploads/2020/10/6_FTXから送金.jpg)
FTXからの送金画面
FTXの出金処理が終わったらすぐにウォレットに届くはずです。
これでウォレットにSOLを用意することができました。
次にウォレットにBTCやETHなど他の通貨を扱えるように追加していきます。
Solanaウォレットにトークンを追加する
ウォレットの準備ができたので、今度は様々なトークンを扱えるようにしていきます。BTCやETH、その他アルトコインも扱えます。
「+」マークをクリックします。
すると「Add Token」で追加できるトークンのリストが出てきます。
追加するとウォレットにこのように新しいトークンのアドレスが表示されます。
追加したトークンの入出金
ウォレットに追加したトークンもSOLと同じように入金、出金が可能です。
Solanaブロックチェーンのトークンは「SOL」トークン規格は「SPL」で、イーサリアムなどの他の規格とは異なります。入出金の際には注意しましょう。
ネイティブトークン | トークン規格 | |
---|---|---|
Solana(ソラナ) | SOL | SPL |
Ethereum(イーサリアム) | ETH | ERC |
Tron(トロン) | TRX | TRC |
Binance Chain | BNB | BEP |
ウォレットへの入金
![](https://learn-trade.tech/wp-content/uploads/2020/10/11_色々集まったウォレット.jpg)
いろいろ入金してみました
上記にある方法でトークンを追加すれば、あとは表示されるアドレスに送金すればウォレットで管理ができます。このトークン達はDEXでそのままトレードが可能。
ウォレットからトークンを出金する
ウォレットからトークンを出金するときには気をつけてください。
取引所に送金する場合にはトークン規格を確認します。Solanaのウォレットから送るのでSPL形式のアドレスをコピーします。
⬇️のようにFTXからSPL形式の入金アドレスをコピーして、ウォレットの送金の際に使いましょう。
![](https://learn-trade.tech/wp-content/uploads/2020/10/入金形式-1024x350.png)
(左)FTXのアドレス(右)ウォレットの送り先アドレス
取引所はトークンによってイーサリアム、トロンなどの複数の規格のアドレスが表示されます。間違えないようにしましょう。
間違えた場合は?
では間違えてしまった場合はどうなるでしょう?
Solanaウォレットの場合は画像のように「Non-base58 character(形式が違います)」と表示され送金できません。
こういう防止機能もついていますが、自分でアドレス形式という物を理解しておきましょう。
Solanaウォレットをバックアップから復元する
Solanaウォレットのバックアップから復元できる方法もしっかり理解しておきましょう。
ウォレット復元方法
Solanaのウォレットにアクセスします。(https://www.sollet.io/)
最初に出る画面で左下の「Restore existing wallet」をクリック。
ここに出てくる欄にマスターキー(Seed)を入力し、右下の「RESTORE」をクリックします。
![](https://learn-trade.tech/wp-content/uploads/2020/10/17_Seedを入力.jpg)
パスワードは任意
これだけでウォレットの復元は完了です。
ブラウザにあるウォレットを削除する
バックアップの復元をテストしたいときに、既存のウォレットが開いてしまう問題があります。
別ブラウザでテストできない場合は、以下の方法で一旦ウォレットを削除することができます。
1.アドレスバーにある鍵マークをクリック
2.Cookeを削除する
これでウォレットの情報が消えます。
しかし、バックアップしたマスターキー(Seed)が1文字でも間違ってた場合ウォレットは正しく復元できません。
できれば別のブラウザに復元テストするのがおすすめです。
以上がSolanaウォレットの使い方です。このウォレットを使ってDEX(Serum DEX)でトレードをしていきます。