ジャパンライフ元会長らを再逮捕 客11人への詐欺容疑
角詠之、河崎優子
2020年10月8日12時49分
家庭用磁気商品のオーナー(販売預託)商法で多額の現金を集めた「ジャパンライフ」(東京、破産手続き中)をめぐる詐欺事件で、警視庁や愛知県警などの合同捜査本部は8日、12人の客から計約8千万円を詐取したとして逮捕された元会長の山口隆祥容疑者(78)=東京都文京区千駄木4丁目=ら14人を別の詐欺容疑で再逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。
ほかに再逮捕されたのは山口容疑者の次女で元社長のひろみ容疑者(48)=群馬県太田市新田上田中町=ら同社の元幹部。いずれも9月に逮捕された。
警視庁生活経済課によると、山口元会長らは共謀し、債務超過に陥っていた2017年11月13日~12月8日ごろ、経営が順調であるように装い、秋田、福島、愛知、岐阜、石川、岡山、熊本の7県に住む60~80代の男女計11人に、磁気商品のリース契約の債権譲渡取引の名目で元本保証や高配当を約束して出資を募り、計約8550万円をだまし取った疑いがある。
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