2020-10-10

anond:20201010200734

文字数制限で切れちゃったので、最後だけ分けました。

 

そして、父親との再会……落涙必至。

流石にいくらネタバレでも、最後はあまり語りたくありません。最後の方で私、めっちゃ泣きました。今思い出しても泣けます戦後になっていたのだと思いますが、少年孤児院保護されているのですが、父親と再会したからって、少年はちっとも嬉しくないのです。あんなに帰りたかった家に帰れると言うのに、です。そして、少年感情が爆発します。ここでもう、私いきなり涙腺崩壊

それまで、映画としては淡々と話は進むのです。会話もほとんどありません。あるサイト監督が言っていましたが、3時間映画でたった9分しか会話はないそうです。そりゃそうですよね、インタースラブ語なんてスラスラ話せる役者がいるわけもないですしね。でもそれがいいのです。そして、音楽すらありません。聞こえるのは自然の音がほとんどですが、これがまた抜群に良いわけです。モノトーンしかありえないめちゃくちゃ綺麗な自然。ずっと見ていたいぐらい、素晴らしい映像美ですよ。比較するならそうだなぁ、あのレオナルドデカプリオ主演の『レヴェナント』に匹敵するくらい自然が綺麗です。個人的には超えますね。

ともあれ、そんなにドラマチックな展開もないので、こっちもそんなに感情の起伏はありませんでしたが、ほんとにラスト、泣いた泣いた(笑)

そして、本当のラストで、もうめっちゃ感動しましたね。これは、ホロコースト歴史を少し知っていたからだと思います。あの筆舌に尽くし難い前代未聞の悲劇がたったそのラスト一分にも満たない映像の中に凝縮されていたのです。もちろんこの映画本編があったからですけど、これほどにハード残酷で残虐な表現をした映画でこれほどに感動した映画記憶にありません。

そしてエンドロールが始まると同時に流れる女性ボーカルのこれまたハマり方が最高すぎて、涙を止められませんでしたね。

 

と、ちょっと絶賛しすぎてますし、これはもちろん見る人に依ります。耐えがたいと思う人もいるだろうし、淡々としすぎてつまらないと思う人もいるだろうし、何が感動かもわからない人も多いかと思います。でも、私は個人的にこの映画は近年見た中で最高傑作推しいくらいです。以上。

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