こんにちわ
今回もガッツリ分解清掃していきましょう
引き続き分解清掃される洗濯機はこちら
PanasonicのNA-VX3101Lです
前回まででかなり分解できました
ですが、まだその先に見える埃を清掃するべく更なる分解作業に挑みます
というわけで、今回も先に記載しておきます
ご自身での分解清掃作業はメーカー保証・購入店保証を受けることができなくなります。また、この記事を読んで作業に当たられてトラブルや故障を起こした場合も山崎の方では一切の保証・弁償は致しかねますので、作業に当たられる際はご自身の責任と判断で行ってください
はい
皆さま大人のご対応でよろしくお願いいたします
さて
洗濯槽のパッキンをようやく取り外して
「これでお掃除はスッキリ完了だ」
なんて思っていたら、まだまだ気になる埃たち・・・。
この隙間の埃たち・・・
ここまできたらいっそスッキリさせたい。
というわけで分解を進めます
この先はどうやら洗濯槽の外カバー(ねずみ色のプラスチック部分)をガッツリ外さないといけないようです
ここには結構いろんなパーツが付いているので、全て取り外します
まずは下から覗いてみましょう
一番最初に外したパイプとは別でもう一箇所排水用に洗濯槽から出ているパイプがあります
この写真の赤い点線の部分です。
これを外します
洗濯機を使用後すぐでなければ水漏れはないと思いますので安心して外してください
最初に外していたパイプの場所も一応掲載しておきますね
外した後ですが、この点線の部分にあるパイプです。
下回りはこの2本のパイプが外れていればオーケーです
次に洗濯槽上部ですが
この赤丸で括った白い部分
ラジエターからやってきている通風パイプです。
ここはパイプを外さずにプラスチックの接合部分のパーツだけ外します
ピンボケ写真しかなかったので申し訳ありませんが、こんな感じで2箇所ネジで固定されているので、そのネジを抜けば引き抜けます
抜いたパーツはこれも洗濯機の上にそっと置いておきましょう
ご覧のようにここも結構汚れが溜まっています
そしてもう1箇所外しておくパーツは洗濯槽上部です。
洗濯槽の上部に付いている基盤とバランスウェイトの部分についている吊り下げ用のバネです。
バネのフック部分の根元をラジオペンチで摘んで引っ張れば簡単に外せます
写真でも軽く写っていますが、このバネの取付部にもグリスが塗られているので、素手で触ってしまうとベタベタするので気をつけてください
あと、バネがどの穴に引っ掛けられていたのかしっかり記録しておいてください
お互いのバネの取付穴が近いので、取付時に間違わないようにしましょう
ちなみに、バネを外したからといってすぐに洗濯槽が手前に落ちてきたりはしませんので安心して作業してください
ですが、念のためにこの段階でバネの取り外し方法を確認したらバネは外さずにつけたままにしておきます
ここまで作業が進んだら、次は洗濯槽のねずみ色のカバーが本体に取り付けられている部分を外します。
この洗濯槽のカバーは本体奥側に13本のネジで固定されています
そのネジがどこかというと・・・
こんな感じで奥の奥にネジが隠れています。
これが合計13箇所あります。
これもプラスドライバーで外せます
ただ、もしも硬く締まってしまっているネジがあった場合は無理に回そうとするとネジ山をナメてしまうかもしれませんので、そういった場合は5-56などの潤滑剤を使うか、六角フランジ付ネジと呼ばれるネジですので8ミリのレンチを使ってネジを緩めてください
ここも奥の方に手を入れなければいけないので、怪我などに十分注意してください。
さぁ
ここのネジを全部外したら、先ほど残しておいた洗濯槽上部のバネを外します。
バネが外れたら洗濯槽のねずみ色のカバーがいよいよ引き出せます
ですが、一旦途中まで引き出して、やらなければいけない作業があります
まず途中まで引き出してみましょう
さきほど外した白い通風パイプの取付口が埃でいっぱい
これも取り除いておきましょう
摘んで取り除けば、この段階ではしっかり清掃しなくてもあとでまとめて清掃できます
写真くらいまでカバーを引き出したらカバーの上部を見ます
このバランスウェイトのついた基盤を取り外します
写真ではすでに上側のネジが外れていますが、青い矢印の部分のネジを合計4箇所外します。
ここもプラスドライバーで取り外せます
この4箇所以外のネジは今回は取り外す必要がないので、間違えないようにしましょう
ネジが外れたら、カバーからプレートごと取り外してこれもそっと洗濯機の上に置いておきましょう
これでついに・・・
※効果音ではないのでそんなに重くはありません
気になっていた部分の本丸が姿を現しました
そしてこのカバーを普段は見れない内側から覗いてみましょう
メチャメチャ洗濯埃の塊がありました
この特大の異物を取り除いてフと内側を見てみると・・・
外してご覧と言わんばかりのネジたち・・・。
ここまできたらもちろん外しますww
プラスドライバーで外れます
そしたらここも・・・
メチャ汚い
長年の洗剤の溶け残りのようです
外した内側はというと・・・
う〜ん。
暗くてよく見えん・・・。
とフラッシュを焚いてみると
やっぱり汚いよねぇ〜
ということで、ここは大きな汚れは事前に紙か雑巾で拭きあげて、後はお風呂場でザッと流して洗ってしまいました
ここまでやればトコトン綺麗になっただろう
と思って洗濯槽を見ると・・・
まだ隙間に埃が挟まっています
というわけで赤矢印の部分のネジを外してさらに分解
ここは8mmのレンチがないと外れません
あとここも取り付ける際に取付位置の目安がありませんので、取り外す前になにか目印をつけるか位置関係を確認できるメモか写真を残しておきましょう
さて。
ここのネジを外すとこの白いリングが外せます
リングの中には何かの液体が入っているようですが、特に漏れてきたりはしませんでした
リングが外れた洗濯槽を見てみると
やっぱり汚れが溜まっています
しかし!!
本当にこれで分解作業は終了です
洗濯槽は埃を取って雑巾で拭きあげます
はい!
綺麗になりました
普段の掃除では絶対に綺麗にできない部分まで清掃できました
本当にスッキリです
多分、この清掃をせずに使い続けたら確実に不具合が出ていたと思います。
実際清掃前の乾燥機能は購入時のようには乾燥しなくなっていて不満がありました。
ですが、今回の清掃後は乾燥機能もバッチリ満足いく乾きをみせています
なにより気になっていた埃ゴミが全て清掃できたのが満足感が高いです
作業時間は手探りで分解していったので少し時間がかかりましたが、手順がわかっていれば30分もかからないと思います。
ですが、写真を撮ったり都度掃除していたら結構時間がかかるので、時間をかけたくない方は一気に分解してまとめて清掃するのがいいかと思います
【最後に】
清掃が終わればもちろん組み立てをしなければいけませんが、何度か書いた通り取り付けるネジを間違えないこと。
そして、パッキンの締め付け固定用のワイヤーに苦戦するかもしれないので落ち着いて取り付けてください。奥側のワイヤーは結構なテンションで引っ張らなければいけないので怪我に注意してください
それと、ねずみ色の洗濯槽カバーを組み付ける際ですが。カバーを洗濯槽に被せるのに洗濯機の中に入れる際に結構クリアランス(隙間)が厳しいかもしれません
もしカバーが中々本体の中に入らない場合は
本体下の開き止めのパーツを外せば本体が左右に開いてカバーが入れやすくなります
ここもプラスドライバーで外せます
さぁ!
これであなたの NA-VX3101L も新品時の乾燥性能を取り戻しますよ
レッツ!チャレンジ!!
ご拝読ありがとうございました。
2019.10.16
ぎっしゃんa.k.a山崎義史