あなたの母でよかった、
あなたを産んでよかった。
あなたの母でいることが、
あなたを産めたことが、
世界一幸せな母親の証です。
死んだ子供が天国から
帰ってきたと思って
一緒に過ごした。
って、わたしの方が
天国から帰ってきた
立場かもしれない。
いろんな想いや感覚が
交差する中で、
一緒に3回泣いたし、
一緒にたくさん笑った。
わたしを母と選んだ
あなたの強さが、
愛される力であることを
思い出せますように。
お腹にいたころからあった
あなたの優しさが、
いつか出逢う最愛の人を
護る力となりますように。
今度は自分に力で会いにおいで、
って話したんだよね。
遠くにいる君の目に、
わたしが映るくらいの活躍を
誓った日でした。
あなたがお腹の中に
来た時のことを
今でも覚えています。
シングルマザーや、
生活や、世間体とか、
全部の心配を吹き飛ばす
くらいの嬉しさがありました。
それは、
シャンパンの海に
身を投げ出したみたいに
シュワシュワな開放と
ピチピチの喜びに満ちていました。
いつの間にか
物理的な距離が
できてしまったけれど、
それでもやっぱり
あの時を覚えています。
そこに距離なんて
一ミリもなくて
あなたはわたしの
お腹の中にいた。
今の距離は
あなたの成長の証で
わたしとあなたの
距離ではない。
あなたがお腹の中に来た時、
わたしはもう、1人じゃない、
って思ったんだ。
だから思いっきり
育ってください、
生きてください。
わたしはあなたを
希望として産みました。
わたしだけでなく、
みんなの希望としてね。
だからどうか遠くから
見守っていてください。
わたしもあなたを探します。
また会おうね。
もし、今世で会えなかったら
生まれ変わってでも。
あなたが産まれてからの時間が、
今までのわたしの力となったように、
あなたと一緒に過ごした時間が、
これからのわたしの力となりますように。
そしてあなたの瞳の中で、
輝ける母でありますように。
それがあなたの
生きる力となりますように。
・
・
・
「いやさかさやけく」
たいらけく大地にさよひかり
すくよ すくよ のびさかえよと
幼き姿に母想う
生きよ 生きよ 生きよ
いまから昔の話をね
ゆっくりしたいと思います
あなたのかつての話をね
きかせてくれるかい
愛は交わって花ひらく
夢の花つぼみ
あなたの本当の姿
星まで届く
さやけく大地に数増えて
産めよ 増やせ 願い望めと
天の河ながれて一滴
たなごころに いま溶け落ちて
たいらけく大地にさよひかり
すくよ すくよ のびさかえよと
尊き御身に父想う
生きよ 生きよ 生きよ
今年のつぼみは何色じゃ
そうじゃ そうじゃ 黄金色じゃ
常世のかの実を召しませと
uh uh uh
たいらけく日の本時満ちて
きらり きらり ひかりあふるる
天の岩戸がいまひらく
壱岐よ 壱岐よ さやけく生きよ
あなたの母でいることが、
あなたを産めたことが、
世界一幸せな母親の証です。
八木さや
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