今回は『男なら一度はゴールドカードを持ってみたい!』、『部下の前で年会費無料カードを使うのはちょっと…』という方向けに、ゴールドカードに関する知識を徹底的にまとめてみました。
この記事を読んでいただければゴールドカードに関する豊富な知識を手に入れることが出来るはずなので、これからゴールドカードを作ろうと思っている方は是非、参考にしてみてください。
後半部分ではクレジットカードの専門家である私が、自信を持っておすすめできるゴールドカードも紹介していますよ。
- ゴールドカードの基礎知識:
- ゴールドカードの保有メリット:
- おすすめのゴールドカード一覧:
- おすすめの低年会費ゴールドカード:
- 男性はなぜゴールドカードを持ちたがるのか:
- よくある質問とその答え(FAQ):
- ゴールドカード保有者の仲間入りをしよう:
ゴールドカードの基礎知識:
早速、ゴールドカードとは何なのか?という初歩の初歩から解説。すでにある程度の知識がある…という方は、読み飛ばしてしまってもOKです。
ゴールドカードとは?
まず、ゴールドカードとはクレジットカードの中のひとつの分類で、一般的なクレジットカードよりも上のグレードを持つカードのこと。
黄金に輝くカードだから、そのまんまですがゴールドカードと呼ばれています。
反面、最近じゃあまり使われない用語になってしまいましたが、ゴールドカードではない年会費の安いクレジットカードのことを対照的に「シルバーカード」と業界内で呼ぶこともありました。
- ゴールドカード:黄金に輝くカード
- シルバーカード:年会費無料や数千円程度の銀色をしたカード
実際、楽天カードや三井住友カードなどなど、年会費数千円以下のクレジットカードというのは総じて銀色をしていることが多いのでゴールドカードと区別するためにそう呼んでていたものと思われます(画像は三井住友カードより)。
気になる年会費はどのくらい?
では、気になるゴールドカードの年会費は…というと、これはだいたい1万円程度のものが主流。
なんとなく高いなぁ…という印象を受けるかもしれませんが、これらの金額は1年間保有するために必要な年会費なので、1ヶ月あたりで考えると800~1,000円程度しか費用はかかりません。
年会費 | 1ヶ月あたりの負担額 |
---|---|
年会費5,000円 | 1ヶ月あたり約416円 |
年会費1万円 | 1ヶ月あたり約833円 |
年会費1万2,000円 | 1ヶ月あたり約1,000円 |
年会費3万円 | 1ヶ月あたり約2,500円 |
このくらいの金額であれば、他の出費を切り詰めることで捻出することは不可能ではないはず。
たぶんコーヒー代や雑誌代の節約だけでも十分に、ゴールドカードの年会費を捻出可能かと思います。
更に年会費が安いゴールドカードも:
加えて最近では低年会費ゴールドカードといって、気軽に発行できる安い会費のゴールドカードも登場。
こちらの年会費はだいたい2,000円前後なので、年会費が高いからゴールドカードを持てない…と思っている方は、こういった年会費が安いものを狙うようにしてください(下記は代表的な低年会費ゴールドカード)。
ゴールドカードが欲しい方ならこの金額を負担できない方はいないことでしょう。月額で考えると150~200円程度の負担となります。
20代向けのゴールドカードも:
もう一つ、ゴールドカードの種類には「ヤングゴールドカード」というものも存在。その名の通り、20代などの若年層向けに作られているゴールドカードのことです。
代表的なものが三井住友カード株式会社発行している三井住友カード プライムゴールド。
こちらは通常の三井住友カード ゴールドと遜色ないサービス内容があるにも関わらず、年会費がかなり割安に設定されているのが特徴なので、「ちゃんとしたゴールドカードを持ちたいけれども高い年会費負担は無理…」という若い方におすすめです。
ゴールドカードは主に3種類:
まとめるとゴールドカードには、
- スタンダードなゴールドカード(年会費1万円以上)
- 低年会費ゴールドカード(年会費2,000円前後)
- ヤングゴールドカード(主に20代向け)
の3種類が存在。
ざっくりこれを図解にすると、こんな感じになります。
このようにそれぞれ独自の特徴や保有メリットがあるため、ゴールドカードが欲しい方は自分の目的にあわせて適した種類を選択することが重要。
ただ単にゴールドの色をしたクレジットカードが欲しいだけなのか、それとも優待やサービスまで充分に堪能したいのかで選んでもらえればと思います。
ゴールドカードの入手難易度は?
そんな年会費が下がりつつあるゴールドカードですが、ちょっと前までの常識だと年収が800万円くらいあって、持ち家がないと作れないのがゴールドカード…という印象をお持ちの方も多いかと思います。
しかし、2020年現在の現状は…というと、正直、そのようなことはまったくなくて、だいたい年収にして300万円もあれば誰でも作れてしまう状況に変化。
当然、持ち家である必要もなく、賃貸マンションやアパート住まいであっても作成可能です。
- 昔:年収800万円以上、持ち家ありじゃないとダメ
- 現在:年収300万円もあれば持ち家がなくても作れる
また、前項で紹介した低年会費ゴールドカードなら、下手すると年収100万円ちょっとのフリーターであっても作成可能。
もはや正社員である必要性も、年収300万円以上である必要もありません。
ゴールドカードよりも上のグレードが存在:
ではなぜゴールドカードがそこまで簡単に入手できるようになってしまったのか?といえば、それはすごく単純な話で、最近では下記図の通り、ゴールドカードよりも上のグレードのクレジットカードジャンルが確立されているため。
要するにゴールドカードの格付けが相対的に下がった結果、ゴールドカードの審査難易度が下がりつつあるのですね(クレジットカードランクについて詳しくはこちら)。
- ゴールドカードよりも上:プラチナカード
- プラチナカードよりも上:ブラックカード
いまや下から2番目のステータス性しかありません。
最高峰のカードがほしいならブラックカードを:
ちなみに。
『俺は最高峰のクレジットカードが欲しいんだ!』という方はブラックカードを狙ってもらえればな…と思いますが、ブラックカードともなると、それこそ年収にして700~800万円以上はないと持つことは不可能。
そしてその中でもアメリカン・エキスプレスが発行しているセンチュリオンカードは、年会費だけでも実に30万円以上…と、小金持ちでは絶対に持てないクレジットカードになっています。
たぶん、年会費負担だけでも無理と思う方は多いのではないでしょうか?詳しくは国内で発行されているブラックカード情報をまとている、下記記事を参照ください。
ゴールドカードは作りやすいカード:
ちょっと話がそれましたが、こんな感じで近年、ゴールドカードは比較的作りやすい部類に入るクレジットカードに変化。
さすがに年会費無料クレジットカードや年会費数千円のカードよりは審査難易度は上ですが、それでも正社員でさえあれば最高峰のゴールドカードとも言われるアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードですら作れてしまうことでしょう*1。
更に前述のように低年会費ゴールドカードともなると、フリーターやパートタイマーであっても作成可能。
こちらは20代前半でも問題なく作れるゴールドカードなので、周りの同僚や同級生に差を付けたいのであれば、20代前半からでも狙ってみると面白いと思いますよ。
是非、この機会に作成を検討してみてください。
ゴールドカードに対する印象は良い:
…と、ここまでを読んで、『へぇ~、そんなに審査基準って下がってるのか』と思った方は多いはず。
実際、みなさんがそう感じたように、未だにゴールドカードに対する印象って凄く良いんですよね。
- 世間のイメージ:ゴールドカードはセレブ向け
- 実際の姿:ゴールドカードは庶民向け
こんな風にお金持ちしか持てないクレジットカード=ゴールドカードというイメージは根強く残っているので、ゴールドカードを持つと周りから尊敬の眼差しを向けられる可能性大。
恋人とのデートはもちろん、部下や同僚の前で格好いいところを見せたいという方は、うまくこのギャップを活用してもらえればな…と思います(ゴールドカードに対する周りからの印象については下記記事を参考に)。
低年会費ゴールドカードを発行しはじめたのはMUFGカード:
今ではひとつのジャンルとして確立されてきた低年会費ゴールドカードですが、このジャンルのゴールドカードをはじめて発行したのは三菱UFJニコスという業界大手のクレジットカード会社です。
こういった大手が業界の常識を破るようなゴールドカードを発行しはじめたことに対して、発行開始された当時は周りがザワザワしてましたね。
その後、オリコやJCB、セディナといった他のカード会社も追随し、ひとつのジャンルとして認識されるようになった…というわけです。
ゴールドカードの保有メリット:
ここまででゴールドカードの基礎知識がわかったところで、次はゴールドカードのサービス内容や特徴などの保有メリットについて解説していこうと思います。
ゴールドカードのサービス内容について:
はじめに、ゴールドカードのサービス内容はプラチナカードやブラックカードといったゴールドカードよりも上の階級ランクが確立されてしまっている都合上、最高級に素晴らしいか…といえばそんなことはありません。
- 過去:ゴールドカードのサービスが最上級だった
- 現在:ゴールドカードのサービスは年会費相応
とはいえ、海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険などの付帯保険が充実していたり、国内主要空港の空港ラウンジが無料利用できるなどなど、年会費無料のクレジットカードにはないサービスが充実しているのも事実。
中には高級レストランでの食事代が半額になったり、京都の料亭が優先予約できるなどの、これぞゴールドカード…というサービスもあります。
サービス内容を表にまとめてみた:
参考までにゴールドカードのサービス内容をまとめておきますので、詳しく知りたい方は下記表に目を通しておいてください。
ゴールドカードを持つとどんなサービスが受けられるようになるのか、これでザックリとわかるようになるはずです。
※すべてのゴールドカードにすべてのサービスがあるわけではありません。ゴールドカードに付帯していることが多いサービスを参考までに紹介しています。
サービス内容 | 概要 |
---|---|
ポイント制度の優遇 | ゴールドカードの中には、通常のクレジットカードよりもポイントが貯まりやすい制度をもったカードが多く存在します。年会費分のポイントを稼ぐのは大変ですが、ポイントが貯まりやすいのは有り難いですね。 |
レストランの優待 | 高級レストランや料亭といった場所での外食費が安くなるサービスを提供しているゴールドカードも増加中。2名で利用すると1名分のコース料金が無料になるなど節約メリットも大きいですよ。グルメな方には嬉しい特典だと思います。 |
医療相談 | 病気になった時の相談ダイヤルを用意しているゴールドカードも多くなっています。ちょっと病気かも?と思うけれども、病院にいく時間がないという場合などに役立つサービスです。忙しい社会人や経営者の方に。 |
空港ラウンジ無料利用 | 羽田空港や伊丹空港といった、国内主要空港の空港ラウンジが無料利用できるサービスはゴールドカードならでのサービスですね。最近だとハワイや韓国の空港ラウンジも利用可能なカードが増加中。飛行機の出張が多い方にはこれだけでもお得です。 |
ホテルに優待価格で宿泊 | ホテルに優待価格で宿泊できるサービスもゴールドカードならでは。ただこういったサービスの多くは、楽天トラベルや一休などと比べて安さを感じないので、それほどお得ではありません。 |
会員専門誌 | ゴールドカード保有者のみに郵送される、専門誌のようなものも用意されている場合が多いです。とはいえ、中身はほとんど広告の固まりなので、別段、魅力的なサービスではありません。 |
付帯保険について:
続いて付帯保険(ゴールドカードを保有していたり、利用すると利用することができる保険サービスのこと)についてもまとめておきます。
ゴールドカードはサービスよりも補償だ…という方はじっくりご覧ください。
サービス内容 | 概要 |
---|---|
海外旅行傷害保険 | 海外旅行時のトラブルに対応してくれる保険のこと。万が一、飛行機が落ちてしまった場合から、ホテルで水漏れ騒動を起こしてしまった場合まで、幅広く保険がカバーしてくれます。急病などにも対応。 |
国内旅行傷害保険 | 国内旅行時のトラブルに対応してくれる保険のこと。海外旅行傷害保険と比べてそのカバー範囲は狭いですが、それでも旅行時のトラブルに対応してくれる点では有り難い保険です(飛行機に搭乗中やパッケージツアー利用時などに適用)。 |
ショッピング保険 | ゴールドカードを使って買い物をした商品が、購入直後に壊れてしまったり、盗まれてしまったという場合に対応してくれる保険です。適用商品は限られていますが、万が一の時の安心がありますよ。 |
航空機遅延保険 | 台風や大雪、航空会社のストライキなどなど、搭乗予定の飛行機が大幅に遅延してしまった場合に宿泊費などをカバーしてくれる保険です。飛行機による出張が多い方には便利な保険ですね。 |
ご覧のようにゴールドカードには海外旅行や国内旅行時に適用になる旅行保険がほぼほぼ完備。
これらの保険はパッケージツアー等によく参加される方や、飛行機を使って海外旅行に出かけることが多いという方に最適なので、こういう旅好きの方は1枚、旅行保険に強みのあるゴールドカードを持っておくと良いかもですね。
あと、航空機遅延保険も地味に役立ちます。
特に大雪や台風等で飛行機が飛ばない時に効果を発揮してくれるため、沖縄や北海道に行くことが多い方におすすめです(私が実際に航空機遅延保険を使った時の体験談は下記記事にて)。
さらに詳しく付帯保険について知りたい方は、下記記事もあわせてどうぞ。
ゴールドカードの利用限度額について:
『ゴールドカードといえば、ショッピング等で使える利用限度額が大きい!』と思ってる方は多いと思いますが、これについてはもはやピンきり。
前述のようにゴールドカードは年々そのステータス性が低下傾向にあり、現時点では年収300万円前後の方でも比較的カンタンに作れる様になってきているために、利用限度額の上限も徐々に低下してきているのは否めません。
低年会費ゴールドカードだと10万円のことも:
中でも年会費負担の少ない、低年会費ゴールドカードだとその傾向は顕著。
せっかく申し込み&入手できたとしても利用限度額が10万円しかもらえない…なんてこともザラにあるので、ゴールドカードだからといって利用限度額が高くなるとは限らない…というのが最近の傾向です。
- 過去:利用限度額100万円以上が普通だった
- 現在:利用限度額10万円に設定されることも
同様にアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードや楽天プレミアムカードといった年会費の高いゴールドカードでも状況は一緒。
場合によっては利用限度額が30万円前後に設定されることはあるので、過度な期待は禁物です(アメックスゴールドは総じて初期限度額が低い)。
どうすれば100万円以上の限度額がもらえる?
では、どうするとゴールドカード入手とともに100万円以上の利用限度額をもらうことができるのか…というと、これはみなさんの信用力次第。
どうしても利用限度額の高いゴールドカードを手に入れたいのであれば、ゴールドカード申し込み前に不要なクレジットカードを解約するとか、リボ払いや消費者金融の利用をゼロにするなどして信用力の向上に努めてください。
比較項目 | 限度額 | 解説 |
---|---|---|
信用力が非常に低い人(いわゆるブラック属性の人) | なし | そもそもゴールドカードの審査に通らないので、利用限度額ももらえない |
信用力が低い人 | 10~30万円 | 低年会費のゴールドカードを申し込んだ場合には限度額10~30万円程度。年会費の高いゴールドカードだと審査落ちも。 |
信用力が普通な人 | 50~100万円 | リボ払いや消費者金融等の利用がない、信用力が普通な人であれば初期限度額として50~100万円が貰えることが多い。 |
信用力が高めな人 | 100~300万円 | 信用力が高い人なら一発で100万円以上の限度額が貰える。いきなり300万円の限度額が付与されることも。 |
そうすればいきなり限度額300万円に設定されたゴールドカードが手元に届く…なんてこともありえますよ(事実、過去に私が申し込んだJAL CLUB-Aカードの利用限度額は300万円に設定されていたことがある)。
信用力を高める方法は下記記事も参考にどうぞ。
サポートセンターに電話が繋がりやすい:
ゴールドカードが年会費無料クレジットカードよりも優れている面には、「クレジットカード会社のサポートセンターに電話がつながりやすい」といったものもあります。
この理由は単純で、ゴールドカードにはゴールドカード会員専用の電話番号が設けられていることが多いため。
- 年会費無料カード:一般向けのサポートセンター
- 一般カード:一般向けのサポートセンター
- ゴールドカード:ゴールドカード会員専用のサポートセンター
残念ながらすべてのゴールドカードに備わっているサービスではありませんが、専用ダイヤルのあるゴールドカードなら電話が比較的つながりやすいので、「今月はあと何万円使えるのか知りたい」とか、「リボ払いの繰り上げ返済はどうやったらいいのって聞きたい」などなど、何かあったらとにかく電話ですぐ問い合わせをしたい…という方にゴールドカードはおすすめかもしれません。
緊急連絡先はつながりやすい:
尚、クレジットカードを紛失したり、不正利用されてしまった際の緊急連絡先については、ゴールドカードに限らず年会費無料クレジットカードでも繋がりやすいのでご安心を。
- 相談ダイヤル:ゴールドカードは繋がりやすい
- 緊急ダイヤル:どのカードでも繋がりやすい
言い換えると、あくまでゴールドカードには『質問や疑問があったら電話で相談をしたい』という要望をお持ちの方にメリットがある…という程度でしかないため、パソコンやスマホ操作に不慣れな方向けといった感じかもしれませんね。
それほど大きなメリットではないです(下記記事で紹介しているエポスカードのように、対面でいろいろと相談できるクレジットカードもある)。
社会的信用が得られる:
ゴールドカード保有のメリットには、サービスやポイント制度、付帯保険といった見えるメリットは多いですが、それ以外の見えないメリットについても忘れてはいけません。
それがゴールドカードを持つことによって得られる社会的信用力アップ。
わかりやすく説明すると、『ああ、この人はゴールドカードを持てる人なんだ』と周りに思わせるメリットが存在するということです。
同僚や部下、後輩は支払いを見ている:
たとえば、世界的な国際ブランドであるVISAが行った実証実験によると、部下や後輩はあなたの支払い方法を100%チェックしているというデータがあります。
会食での支払いは、“現金”よりも、“クレジットカード”の支払いがよりスマートと感じた後輩は多いよう。同じクレジットカードの支払いでも、ゴールドカードでの支払いには「信頼できる」「かっこいい」など、ポジティブな意見が集中する結果となった。
憧れの先輩には、自分がいつも使っているカードとは違う“ワンランク上のカード”を気取らずに使っていてもらいたい・・・今回の実験によると、そんなふうに後輩は感じているようです。
つまり支払いで格好良くゴールドカードを使えば、年会費無料クレジットカードや現金で支払いをするよりも後輩や部下の高感度アップにつながるメリットがあるということ。
- 現金払い:印象に変化なし
- 年会費無料カード:多少の信頼度アップ
- ゴールドカード:信頼度や高感度アップ
まぁ『俺は個人事業主だから、別に取引先から好かれようなんて思わない』という方であれば問題ありませんが、周りからの印象を高めておくとなにかと役立つことは多いので、会社内で出世したいとか、女性からモテたいという方は、自分への投資だと思ってゴールドカードを持つのはアリな選択肢です。
海外でも役立つステータス性:
加えて、ゴールドカード保有による社会的信用アップは海外でも活躍します。
これはちょっと想像してもらえばわかるのですが、みなさんが仮に小売店のレジ打ちバイトをしていた時、どこの国から来たかわからないようなお客さんが、見たことないデザインのクレジットカードを出してきたらどう思うでしょうか?
申し訳ないですが、『う~ん、怪しいな…』と思ってしまうこともあるように思います。
反面、同様のシチュエーションでどこの国から来たかわからないお客さんがゴールドカードを出してきたらどう思うか?
たぶん、少しは安心できると思うんですよね。ああ、この人はきっとお金持ちだから大丈夫そうだと。
- 外国人が見たこと無いカードを利用:怪しい
- 外国人がゴールドカード利用:少しは安心できる
こんな感じで日本人が海外にいった時、現地の人から信用してもらえるかどうかは支払い時に使うクレジットカード次第。
やはり黄金に輝くゴールドカードで支払いをすると相手に与える安心感が段違いなので、ホテルや百貨店、レストランといった場所でスムーズに支払いたいならゴールドカードがあると便利です(海外旅行向けのクレジットカードについては下記記事も参考に)。
海外では変なデザインのカードを使わない:
『そりゃ確かに海外でゴールドカードを使うと信用されるかもしれないけど、別に年会費無料のクレジットカードだって使えるからいいじゃん!』と思われる方もいるかもですが、過去にはアニメ柄のクレジットカードを米国で利用して逮捕された事例なんていうのも存在。
まぁこれはただのネタ話である可能性もあるのですが、日本国内でしか流通していないようなアニメ柄のクレジットカードは偽造と勘違いされてもしょうがない部分があるのでご注意ください。
- 怪しいデザインのカード:信頼されにくい
- アニメ券面のカード:信頼されにくい
- ゴールドカード:信頼されやすい
ゴールドカード1枚あるだけで信頼性が違います。
おすすめのゴールドカード一覧:
だいぶ前置きがながくなりましたが、このあたりでクレジットカードの専門家である私がおすすめする、国内入手可能なゴールドカードを徹底紹介。
それぞれ入会キャンペーンも実施中なので、ゴールドカードを比較する際にはそちらも併せてチェックしてもらえればと思います。
まずは年会費が1万円前後からそれ以上の、王道とも言えるゴールドカードの紹介から。ゴールドカードには見た目だけじゃなく、サービスや安心さを求めたい方はこちらをお選びください。
三井住友カード ゴールド(王道の1枚):
王道的なゴールドカードを持ちたいとか、海外旅行の際の支払いに使いたい…という場合におすすめなのがご存知、三井住友カード ゴールド。
もはや説明の必要がないほどのステータス性と、使い勝手の良さが魅力のゴールドカードであると言えます。
とにかくこれさえ持っていれば人前での利用で恥ずかしい思いをすることはありませんし、支払いで困ることもありません。
デメリットは「平凡」であること:
反面、三井住友カード ゴールドのデメリットは王道ゴールドカードであるがゆえに、見方を変えれば「平凡」であるという点。
ポイントが顕著に溜まりやすいわけでもなく、サービス内容に対して年会費が安いなどの特徴があるわけでもないので、特徴のあるゴールドカードを探している方には不向きかもしれません。
- 良く言えば:王道のゴールドカード
- 悪く言えば:平凡なゴールドカード
それでもセキュリティ対策がしっかりしている、大手発行、利用者が多いなどのメリットがこのゴールドカードには多数存在。
それゆえ、クレジットカードにはお得度よりも安心さやステータス性を求めたいなら三井住友カード ゴールドで決まりです。
dカード GOLD(ドコモ利用者向け):
NTTドコモが発行しているクレジットカードである、dカード GOLDはドコモ利用者に超がつくほどお得なゴールドカード。
なんとドコモ携帯料金の最大10%分が還元されるので、携帯代が毎月1万円を超えてしまっている方や、家族みんなでドコモ携帯を利用しているという方ならポイント還元だけで年会費の元くらいカンタンに回収できてしまいます(詳しいポイント還元の仕組みはこちらの記事を参照)。
月額のドコモ携帯代 | 最大の還元金額 |
---|---|
5,000円 | 500円×12ヶ月=6,000円分のdポイント |
8,000円 | 800円×12ヶ月=9,600円分のdポイント |
1万円 | 1,000円×12ヶ月=1万2,000円分のdポイント |
2万円(家族分を含む) | 2,000円×12ヶ月=2万4,000円分のdポイント |
マツキヨで最大4%分お得になるメリットも:
更にdカード GOLDは大手ドラッグストアのマツキヨでもお得。
下記のように購入金額に対して実質4%分の節約効果があるので、自宅や会社近くにマツモトキヨシがあるという方であればもはや作らない選択肢はないかもしれません。
特にドラッグストアで日用品を購入することが多い方なら、1年で2,000~3,000円の節約に繋がりますよ。
アメックスゴールド(最高峰):
とにかくステータス性が高いゴールドカードが欲しい…という方は、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(通称:アメックスゴールド)がおすすめ。
こちらは年会費だけで29,000円+税と非常に高額ですが、それを払ってもお釣りがくるほどのステータス性&優待が受けられるので、使い方次第では年会費が安く感じることでしょう。
中でも海外に頻繁に行く方にとっては価値あるゴールドカードです(旅行系の優待&サポートが多いため)。
女性からの印象がとにかく良い:
そんなアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード最大のメリットは、女性からの印象が非常に良いという点。
下記記事でも紹介しているようにアメックスゴールドを保有しているだけで女性からキャーキャー言われる場合もあるので、ゴールドカードを持つ理由が『異性からの印象アップ』であるならアメックスゴールドはおすすめの選択肢だと言えます。
他のゴールドカードを圧倒的に凌駕するほどの好印象さです。
一番凄いGOLD CARDが誕生?
従来、ゴールドカードの最高峰といえばアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード…というのが世間の常識でしたが、この常識に一石が投じられる事件が2016年にありました。
それはLUXURY CARD(ラグジュアリーカード)という、金属でできたブラックカードが発行開始になったこと。
詳しくは上記の公式サイトをご覧いただければと思いますが、LUXURY CARDではなんと年会費20万円以上のGOLD CARD(ゴールドカード)を発行しているので、これを含めると「日本国内で最高峰のゴールドカードはLUXURY CARDのGOLD CARDになるかも?」となりますね。
とにかくド派手なゴールドカードが欲しい…という方は、こういった規格外のゴールドカードを持つのが面白いですよ。おすすめです(実際に利用してみた私の感想についてはこちらの記事を参照)。
おすすめの低年会費ゴールドカード:
引き続き、年会費負担が2,000円前後の低年会費ゴールドカードと呼ばれるカードの中から推奨するものを紹介。
とりあえずゴールドカードを保有できればそれでいい…という方はこちらから1枚、選んでもらえればと思います。
楽天ゴールドカード(万能&初心者向け):
ポイントが溜まりやすい低年会費ゴールドカードとして人気なのが、楽天ゴールドカード。
正直、ゴールドカードらしい優待やサービスが充実している…とはお世辞にも言えませんが、年会費がわずか2,000円+税と安く、それでいて入会ポイントとして5,000円分以上のポイントが貰えるゴールドカードなので、お試し感覚で作るゴールドカードとしては最適なカードになると思います。
- 年会費:2,000円+税
- 入会特典:5,000円分以上の楽天ポイント
これだけで2年半の年会費が無料になるみたいなものです。
楽天以外でもポイントが溜まりやすい:
また、楽天ゴールドカードというと楽天市場でしかお得じゃないクレジットカードだと思われる方も多いのですが、実際には楽天以外でもポイントが溜まりやすいカード。
- 楽天市場での利用:当然、お得
- それ以外での利用:かなりお得
たとえばガソリンスタンド大手のENEOSでは100円の支払いあたり1.5円分のポイントが貯まりますし、内蔵されている楽天ポイントカード機能を利用すればマクドナルドやミスタードーナッツ、ビックカメラやくら寿司といった場所でポイントが貯まるので、そういった意味でも非常に役立つゴールドカードになるはずですよ。
ポイントが貯まるお店等は、下記公式サイトにて確認をどうぞ。
MUFGカード ゴールド(年会費安い):
年会費の安いゴールドカードを作ろうと思ってるけど、楽天ゴールドカードだと人前でちょっと使いにくい…という場合には、三菱UFJニコスが発行しているMUFGカード ゴールドがおすすめ。
こちらの年会費も1,905円+税とリーズナブルなんですが、どこからどう見ても高級なゴールドカードにしか見えないので、『年会費で1万円も払いたくないけど、ゴールドカードは持ってみたい』という方に向いているゴールドカードだと言えます。
- 楽天ゴールドカード:お得だけど人前で使いにくい
- MUFGカード ゴールド:人前で堂々と使える
非常にリーズナブルです。
10代でも作れるゴールドカード:
しかもMUFGカード ゴールドのすごいところは、20代だけでなく10代でも作ることができるという点。
- 10代:申込OK
- 20代:申込OK:
公式サイトにおける審査基準にもしっかりと10代から申込可能な点の記載があるので、18歳や19歳の社会人の方や、20代前半で他のゴールドカードの審査はなかなか突破できそうだ…という方にもおすすめですよ。
すばやく入手して、周りの友人や同僚に差をつけましょう!
低年会費ゴールドカードだとバレることは少ない?
『年会費2,000円のゴールドカードなんて、持っていたら逆に恥ずかしいんじゃないの?』
そんなふうに心配になる方もいるかもですが、現時点でみなさんがそうなように、よほどのクレジットカードマニアでもなければAカードの年会費が○円で、Bカードの年会費は○円…なんて情報はわからないもの。
それにお金を支払う際にちらっと見えるカードの券面を見て、どこの会社が発行しているゴールドカードだと一瞬で判別されることも稀なので、人前で使うためにゴールドカードが欲しい方は過剰に心配しなくてOKです。
- 大多数の人:ゴールドカードの種類や年会費など知らない
- 一部のマニア:ゴールドカードごとの年会費を把握
兎にも角にもゴールド色であることこそが重要であると言えます。
男性はなぜゴールドカードを持ちたがるのか:
ここで少し雑談。
なぜ男性はこんなにもゴールドカードを持ちたがるのか。統計もなにもない私の推測にすぎませんが、その理由を考えてみました。
男性が保有したがる理由:
1.女性に好感を持たれたい
まずなにより、男性にとって重要なのが女性にどう思われるかという点。
要はゴールドカードを持つと異性を惹きつけることができるのではないか…という淡い思惑が、ゴールドカードに対する需要に繋がっているのではないかと思うのです。
実際、基礎知識の項目でも説明させていただいたように、「ゴールドカードを持っている男性=カッコいい」という印象を持つ女性が多いのも事実なので、この効果は決してあなどれない感じ(統計データ等は下記記事参照)。
少なくとも楽天カードやイオンカードといった、年会費無料カードをメインに使っているよりは好印象で間違いありません。
2.部下の前でも恥ずかしくない
2つ目は異性ではなく、部下の前での「体裁」として持つという方も少なくない模様。
要するに上司である自分の威厳を保つためにゴールドカードを持って活用する…といった具合です。
こちらもすでに紹介した情報ではありますが、国際ブランドであるVisaが行った統計調査によると、上司が支払いに使うクレジットカードを部下は見ている…というものがありました(下記記事を参照)。
こういった時に年会費無料カードを利用してしまうと、部下の中のイメージが悪くなってしまう可能性はゼロではないと思うので、この理屈にも一理あるのでしょう。
3.ゴールドカード=1人前の印象があるから
3つ目は「男たるものゴールドカードを持って1人前」みたいな印象があるからというもの。
あくまで考え方として…ではありますが、年会費無料クレジットカードを持っている人間はまだ社会人としてスタートラインに立っただけで、ゴールドカードを持てるようになってはじめて1人前になれるんだ…という、ゴールドカード=1人前といった印象を持っている方も少なくないと思います。
- ゴールドカードを持っていない:社会人として1人前じゃない
- ゴールドカードを持っている:社会人として1人前になれた
まぁこれについてはあくまでそういう印象がある…というだけの話。
社会的にそういう風潮があるわけではありませんが、自己啓発の一環としてゴールドカードを持つ方は少なくないことでしょう。
4.ゴールドカード独自のサービスを活用したいから
4つ目はゴールドカードの特典やサービスを活用したいから。
たとえば空港ラウンジサービスでくつろぎたいとか、ゴールドカード専用の新幹線待合室(ビューカードのゴールドカード)を使ってみたいなど、そういった実利的な目的のためにゴールドカードを持ちたかった…という方も多いと思われますね。
確かにゴールドカードの中にはゴールドカードを持つことでしか利用できないサービスも多いので、そういった富裕層ならではの特典やサービスが使える優越感を味わいたい…という理由も、ゴールドカード作成への欲望に結びついていそうな感じです。
女性は保有にまったく興味なし:
ここまで男性がどうしてゴールドカードの魅力に惹きつけられるのか…という点について推測してみましたが、それじゃ女性はどうなのか…というと、こちらは不思議なほどに興味がない感じ。
事実、クレジットカード会社の方と雑談をした際に、女性のゴールドカード申し込み率ってどんなもんなんですか?と聞くと、明確な数字は濁しつつも、ほとんどいないような雰囲気でした。
- 男性:ゴールドカードに憧れあり
- 女性:ゴールドカードに特に興味なし
加えていうと、女性の中にはゴールドカードを持ちたくないと思ってる方も少なくない様子。
これはゴールドカード=女性が持つと下品…というイメージがあるためで、周りの女性から変な目線を向けられたくない思惑から、ゴールドカードが欲しくても作らない人がいるそうです(それゆえに緑色をしたアメリカン・エキスプレス・カードが女性に人気となる)。
男性寄りのサービスが中心のゴールドカード:
こんな感じで男性はゴールドカードを持ちたがり、女性はまったく興味を示さない…ってなんだか面白いなと。
そしてそんな状況があるからこそ、ゴールドカードはさらに男性向けのサービス内容を充実させていってしまうので、より一層、女性にとっては興味の持てないクレジットカードになってしまうのかもしれませんね(食事に2名でいくと1名が無料になる特典や、名門ゴルフコースが予約できる特典は、男性側の利用メリットのほうが大きい)。
面白いものです。
私はなぜゴールドカードを作ったのか?
私がゴールドカードをはじめて作ったのは25歳くらいの時。
ゴールドカードに憧れた理由は1番目の女性にモテそうというのと、3番目のゴールドカード=1人前の印象があったから…というのがありますね。
まぁその結果、クレジットカード愛をこじらせて今に至るわけ…ですが、あの時、一般的な男性同様にゴールドカードに憧れを持っていなかったら、こんなサイトは作っていなかったのかもしれません(苦笑)
当時、つきなみにゴールドカードに興味を持った自分に感謝です。
よくある質問とその答え(FAQ):
ゴールドカードに関する知識をより深めるために、Q&A形式でゴールドカードに関する疑問とその答えを紹介させていただきます。
ゴールドカードについてもっと詳しく知りたい…という方は、こちらも隅々まで読んでもらえれば幸いです。
Q.ゴールドカードの審査基準は本当に下がってる?
ゴールドカード全般の審査基準が下がっているかどうか…でいうと、これは間違いないのない事実だと思います。
現にバブル当時、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードを保有することが出来たのは、超が付くほどのお金持ちだけでしたが、今ではアメックスゴールドも年収300万円程度で作成可能なゴールドカード(審査の詳細について下記記事にて)。
単純比較は出来ないかもですけれども、入手に必要な年収が700~800万くらいは引き下げられてる感があります
低年会費ゴールドカードの誕生もそれを後押し:
また、年会費が2,000~3,000円程度の低年会費ゴールドカードの登場により、さらに庶民にもゴールドカードは作りやすいクレジットカードになりましたね。
- アメックスゴールド:20代&年収300万円でも作れる
- 低年会費ゴールドカード:10代やフリーターでも作れる
今となっては年会費無料クレジットカードにちょっと、毛が生えた程度の審査難易度。審査にビビって申込をあきらめる必要性などありません。
三井住友カード ゴールドなどは未だに難しい:
ただし、すべてのゴールドカードの審査基準がゆるくなったのかといえば例外ももちろん存在。たとえば、未だに厳格な審査を行っている三井住友カード ゴールドのようなカードもありますね。
こちらは30歳以上の社会人&経営者ではないと作ることは出来ないため、誰でも持てるようなゴールドカードではなく、保有者のステータス性を表すことができるカードが欲しい方はそちらを狙うのがおすすめ。
そうはいっても1990年ごろのような審査の厳しさはないので、30代以上の正社員の方であれば気軽に申し込みをしてもらえればと思います(審査に関する詳しい情報は下記記事も参照に)。
Q.年会費無料で作れるゴールドカードはあるの?
クレジットカードを持つのに年会費なんて払いたくない!年会費無料のゴールドカードって存在しないの?という疑問をお持ちの方は多いですが、2020年現在、私が知りうる限り、直接申し込めるゴールドカードの中に年会費無料なものは存在しません。
過去にはGONZOゴールドカードなど会費がタダなものもあったんですが、さすがにクレジットカード会社として旨味がなかったのか、今ではすべて発行停止に。
もはや探すだけ無駄な状況です。
直接は無理でも作れないことはない:
しかし、イオンカードやエポスカードなどの一部のクレジットカードでは、優良顧客に対して年会費無料のゴールドカードを発行しているので、どうしても年会費を払いたくない方はそちらを狙ってみるのはひとつの手。
入手方法としてはまずは年会費無料のイオンカードやエポスカードを入手し、その後、年間50~100万円程度の利用すること。これを続けていくことで比較的容易に年会費無料のゴールドカードを入手できるようです。
このように年会費無料のゴールドカードが欲しいというのであれば、遠回りかもしれませんがこれらの年会費無料カードからはじめるのがおすすめ。
その後、利用実績を重ねることで各社のゴールドカード発行基準に到達すれば、インビテーションと呼ばれる招待状があなたの住所に郵送されてくるものと思いますよ(詳しくは下記記事なども参照)。
Q.海外旅行先でも使えるゴールドカードは?
海外旅行や海外出張にゴールドカードを持って行きたい…というのであれば、VISA提携のゴールドカードを作るのがおすすめ。
代表的なのは三井住友カード ゴールドですが、下記図のように、VISAブランドが付いたゴールドカードであれば旅先で困るようなことはありません(楽天ゴールドカードがVISA提携したものなど)。
絶対に三井住友カードじゃなきゃ駄目…というわけではないのです。
VISAゴールドカードなら使える場所で困らない:
ちなみにVISA提携のゴールドカードがあれば、もはや世界中、どこの国や地域でも利用可能。
韓国、台湾、ハワイ、カナダ、ブラジル、イギリス、スペイン、エジプトなどなど、主要国にはVISAカード加盟店がたくさんあります(引用はこちらから)。
世界の200以上の国と地域において、現金・小切手の代わりに電子通貨を利用することを可能にし、消費者、企業、金融機関、政府機関を結ぶ役割を果たしています。
但し、中国ではVISAブランドのゴールドカードが使いにくい場合もあるので、中国に長期で旅行や出張に行くなら銀聯ブランドのゴールドカードを作るのがおすすめ。
上海、大連、北京、成都などなどに行く予定がある方は下記記事も参考にどうぞ。1枚あるとかなり便利ですよ。
Q.初年度年会費無料キャンペーンって?
ゴールドカードでよく実施されている、初年度年会費無料キャンペーンとは何かというと、これは1年目の年会費が無料になるキャンペーンのこと*2。
この初年度年会費無料キャンペーンが適応された場合、カード発行から1年以内にゴールドカードを解約すれば年会費は0円のまま。
そして解約せずに2年目以降もゴールドカードを使う場合には、2年目から正規の年会費がかかることになります。
- 1年以内に解約:年会費は0円
- 2年目以降も利用:2年目分から年会費発生
どうして初年度年会費無料になる?
ではなぜ、クレジットカード発行会社は初年度年会費無料キャンペーンを実施するのかというと、これはとりあえず1年使ってもらうことで、ゴールドカードの良さを味わってもらおうと思っているため。
そのくらいカード申し込み者にとって「年会費がかかること」というのは申込時における心理的なハードルになってしまうものなので、1年目を無料にすることで加入してもらおうとしているのですね。
つまり初年度年会費無料キャンペーンは、私たちカード申込者からしたらラッキーでしかない特典ということ。
気になるゴールドカードにて初年度年会費キャンペーンが実施されていたら、終わってしまう前にどんどん申込してしまいましょう。
それでとりあえず1年は無料利用が出来ますよ(初年度年会費無料の活用方法については下記記事もあわせて参考に)。
Q.海外旅行保険は高い補償が必要なの?
ゴールドカードに付帯されている海外旅行傷害保険は、少ない場合でも2,000万円、多い場合には1億円の補償が付けられています。
しかし、正直なところ、そんなにもたくさんの補償って必要なのか?って疑問に思う方もいますよね。
これについて私の意見を言わせていただくと絶対にYES。
むしろゴールドカード1枚で付けてもらえる海外旅行傷害保険の内容だけじゃ、海外旅行には不十分なんじゃないかな…と思うくらいです。
海外の医療費はとんでもなく高い:
それではなぜ、そこまで手厚い補償が必要なのかというと、これは海外の医療費は日本人が想像する以上にとんでもなく高いため。
たとえば海外渡航中に盲腸になってしまい、現地の病院に1週間入院してしまった…などのケースでは、下手をすると100万円以上のお金を請求されることになります。
中でも中国やアメリカの医療費は高額。
盲腸の手術だけで300万円~500万円の請求をされてしまったという事例もあるくらいなので、海外旅行傷害保険は手厚ければ手厚いほど安心なんです(参考までにハワイにおける医療費についての記述を、AIG損保から引用)*3。
快適な気候で日本人にも評判の高いハワイ・ホノルルですが、日本と同じ感覚で病院にかかってしまうと思わぬ高額な医療費を請求される羽目になってしまいます。
まずハワイの医療費は非常に高額であるということを認識しておきましょう。日本とは違って、救急車は有料ですし、万が一、ICU(集中治療室)に入院して手術となってしまうと医療費が1,000万円を超えることも珍しくはありません。
家族がいるなら尚更:
また、縁起でもないことを書きますが、飛行機事故や海外で事件に巻き込まれてしまってあなたが死んでしまった場合、残された家族はどうなるのか?このあたりを考えると、海外旅行傷害保険の重要さがわかってもらえるかと思います。
この時、年会費が1万円以上もするようなゴールドカードであれば、だいたい5,000万円~1億円程度の保険金が遺族に支払われます*4。
- 旅行保険が手厚い場合:遺族に最大1億円の保険金
- 旅行保険がない場合:航空会社からの補償のみ
このお金があるかどうかって遺族にとってはかなり重要なので、万が一の時のことを考えておくことも、一家の大黒柱としての仕事だと私は思いますよ。
年会費無料カードじゃこうはいきません。
Q.ゴールドカードを家族で使うことは出来る?
ゴールドカードを自分1人ではなく、妻や子供、両親などと一緒に使うことはできるのかどうか…というと、これは問題なし。ほぼすべてのゴールドカードでは、家族カードの発行も可能です。
ただゴールドカードによって家族カード発行が有料な場合と無料な場合がありますが、多くの場合、本体のゴールドカードよりも家族カード発行費用のほうが安くなる傾向にあるので、家族カードを活用すれば家族別々にゴールドカードを作るよりも年会費負担を抑えることが出来ます。
- 家族カード無料の場合:
会費0円なので積極的に活用を!
- 家族カード有料の場合:
会費が優遇されているため夫婦別々に持つよりも低コスト
このように1人でゴールドカードを持つと年会費負担が重く感じますが、家族でゴールドカードが使えるのであれば、その年会費も決して高くないはず。
既婚者や両親と同居しているなどの家族持ちの方は家族カード発行を通して、更に賢くゴールドカードを活用してもらえればなと思います(家族カードの活用方法は下記記事参照)。
Q.ゴールドカードの招待状が届くってすごい?
年会費無料クレジットカードや、会費が数千円程度かかるクレジットカードを利用していたら、カード会社からゴールドカードの招待状が届いた。これって凄いのかどうか…というと、すいません、あんまり凄いことではない可能性が高いです。
…というのも基本的にクレジットカード会社は安定収入確保のため、年会費が発生するゴールドカードを作ってもらいたいという気持ちが強い傾向あり。
それゆえ、結構簡単にゴールドカードの招待状を送りつけてくるので、『私ってもしかして信用力が高いのかも…』と思わないようにしてもらえればと思います。
特典付きなら検討しよう:
但し、ゴールドカードにアップグレードする特典のようなものが用意されている場合には、その特典内容次第で切り替えを検討してもOK。
たとえばゴールドカードに切り替えると年会費が2年間無料になったり、グレード変更で1万ポイントプレゼントなどの特典が稀に用意されているので、そういった特典があるなら積極的にゴールドカードへの格上げを検討してみてください。
- 切り替え特典あり:検討してOK
- 切り替え特典なし:必要ないならアップグレード不要
更にエポスカードやイオンカードのようなクレジットカードでは、条件次第で年会費無料のゴールドカード入手も可能…と、こういった場合には切り替えないほうが損だと言えますよ。
おすすめです(詳細は下記記事などで)。
Q.ダイナースクラブカードはゴールドカードなの?
稀に色はシルバーなのに、ゴールドカード並のステータスを持つクレジットカードが存在します。有名なところだとダイナースクラブカードがそれにあたりますね。
ただこのカードの場合、そもそも年会費が2万円以上もするので、もはやゴールドカードなのかどうか…というよりも、ゴールドカードよりも1つ上のランクのプラチナカードに分類したほうがいいんじゃないかという議論もあるくらい。
そのため、少なくともダイナースクラブカードはゴールドカードかそれ以上のランクを持つクレジットカードである…と考えるのが正しいと思います。
比較項目 | 一般的なゴールドカード | ダイナースクラブカード |
---|---|---|
年会費 | 1万円前後 | 2万2,000円+税 |
海外旅行保険 | やや充実 | 非常に手厚い |
ショッピング保険 | 100~300万円が限度 | 年間500万円限度 |
空港ラウンジ | 無料利用は国内が主 | 国内だけでなく海外でも無料利用可能 |
ステータス性 | 高め | 非常に高い |
優待特典 | 多め | グルメ系を中心に非常に多い |
上記表の通り、大抵のゴールドカードにサービス内容で負けることはありません(公式サイトはこちら)。
同様にアメックスグリーンもゴールドカード並:
同じように緑色したアメリカン・エキスプレス・カード(通称:アメックスグリーン)もゴールドカードに分類してOK。
下手な低年会費ゴールドカードだけでなく、1万円前後の年会費がするプロパーゴールドカード以上のサービスが期待できますよ。
このように色に関係なく、ゴールドカード並かそれ以上のステータスを持つクレジットカードも存在。
『ゴールドカードを持つなんてちょっと恥ずかしい…』という方は、控えめにこれらのカードを作成して自分のステータス性を誇示してもらえればなと思います(ダイナースクラブカードについて詳しくは下記記事も参照)。
プラチナカードよりもゴールドカードのほうが目立つ:
この記事を読んでいただいた方であれば、もうゴールドカードよりも上のグレードにプラチナカードやブラックカードがあることはわかってもらえたかと思いますが、世の中の認識では未だにゴールドカードが一番上だと思っている方も多いもの。
- ゴールドカード:誰がも知るステータスカード
- プラチナカード:ステータスとしては上だが認知度が低い
そのため、せっかくプラチナカードを入手して支払いに使ったのに、年会費無料カードのような扱いを受けてしまう…なんてことも結構ザラにあったりします(苦笑)
そのゆえ、目立ちたい、モテたいといった目的でクレジットカードを作ろうと思っている方は、ゴールドカードも1枚あると効果的。
相手にあわせて使い分けてもらえればと思います。
ゴールドカード保有者の仲間入りをしよう:
ここまでゴールドカードとは何かという初歩的な疑問から、ゴールドカードの審査概要まで幅広く紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
これでゴールドカードの保有メリットなどがよくわかってもらえたと思うので、それでも尚、ゴールドカードが欲しいと思えるのであれば、是非、この機会にゴールドカードホルダーの仲間入りをしてみてください。
私も4枚のゴールドカードを保有し、場面場面でわけて使いこなしていますよ。
ゴールドカードを作るか迷ってる方は:
それでもまだ、ゴールドカードを作るべきかどうか迷っている…という方は、試しに1年目の年会費がかからないゴールドカードを作ってみてはいかがでしょうか?
これらのゴールドカードであれば作成でお願いかかることはありませんし、実際にゴールドカードを1年使ってみて自分に必要かどうかの判断もできるようになるメリット有り(下記が1年無料で使えるゴールドカード)。
- 三井住友カード ゴールド:1年目の年会費1万円+税が無料
- JCBゴールドカード:1年目の年会費1万円+税が無料
その結果、自分にはゴールドカードが不要だと思ったら、1年以内に解約してしまえば費用がかかることもありません。
是非、お試しあれです。
以上、専門家がゴールドカードをわかりやすく解説(2020年版)!年会費やポイント等の基礎知識から、専門家おすすめのゴールドカード紹介も…という話題でした。
参考リンク:
ゴールドカードよりも上のプラチナカードが欲しいという方は、プラチナカード詳細もお読みください。
こちらも記事も長文ですが、プラチナカードの保有メリットやデメリットまでが一気にわかってもらえるかと思います。
*1:もちろん年収がすべてではありません。過去のクレジットカード利用歴や、消費者金融などの借入有無なども審査対象となります。
*2:常々思うことですが、クレジットカード業界にいる人しか初年度年会費無料の意味がわからないと私は思ってます。素直に1年目の年会費無料キャンペーンと書いたほうがよほど良いと思うんですが、どうなんでしょうか?(法律かなにかで初年度と書かなくてはいけない?)
*3:仮にハワイ・ホノルルにおいてICUのお世話になり、治療費が1,000万円を超えてしまった場合には、いくらゴールドカードの海外旅行傷害保険でもカバーしきれません。複数枚のゴールドカードやプラチナカードなどの保有がないと、自己負担額だけで大変なことになってしうでしょう(だからこそせめて1枚はゴールドカードが必要)。
*4:ゴールドカードの種類や発行会社によって海外旅行傷害保険の中身はまったく違うので、海外旅行傷害保険目当てでゴールドカードを入手するのであれば、事前にきちんと調べておくようにしてください。