茨城県で新たに12人感染 結城署警察官や古河市の中学生ら
2020年10月7日 20時09分
茨城県は7日、結城署の警察官を含む12人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染者が10人を超えるのは、9月28日以来9日ぶり。県内の感染者は計693人になった。
県と県警によると、警察官は結城市内に住む30代の男性巡査長で、自動車警ら係に所属。署内では同じ係の男性警察官3人の感染が確認されており、県が本部や署の警察官らの検査を進めていた。署内では新たに7人が自宅待機となり、現在21人が自宅待機している。
下妻市の20代の男性会社員と2人の未就学の男児は、県が5日に感染を公表した20代女性会社員の同居の家族。男性は軽症だが、男児2人に症状はない。
つくばみらい市の70代の自営業の男女は、県が4日に感染を発表した40代男性会社員の同居の両親。仕事で不特定の人と接することはなかったという。
古河市の男子中学生は症状はないが、入院前の検査で感染が判明した。県は、通学先の市立中学校で教職員と生徒の計約60人を検査する予定。市教育委員会は8日まで、この学校を休校にすると発表した。
つくば市の30代の男性地方公務員は、発熱や頭痛などの軽い症状。勤務先では不特定の人との接触はなかった。
このほか、つくば市のパート勤務の20代女性や、石岡市の80代無職男性、県外勤務の土浦市の60代の女性会社員、取手市の50代の女性会社員の感染も分かった。このうち石岡市の男性は症状が比較的重く、酸素吸入が必要という。
県は9人が退院し、1人が軽症者向け宿泊療養施設を退所したと発表。退院などは計610人となった。(出来田敬司、松村真一郎)
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