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米CDC、新型コロナの「エアロゾル」感染警告 ガイダンス変更

米疾病対策センター(CDC)は5日、新型コロナウイルスが空気中を漂う微粒子「エアロゾル」を介しても感染する恐れがあると警告し、感染を巡るガイダンスを変更した。ジョージア州アトランタで2014年9月撮影(2020年 ロイター/Tami Chappell)

[5日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は5日、新型コロナウイルスが空気中を漂う微粒子「エアロゾル」を介しても感染する恐れがあると警告し、感染を巡るガイダンスを変更した。

CDCは、新型ウイルスは感染者がくしゃみや咳をした際に飛び散る飛沫に加え、空気中を数時間にわたり漂うエアロゾルでも感染する恐れがあるとした。

これまでにも感染者と6フィート(約1.8メートル)以上の距離を取っていたり、感染者が別の場所に移動したりした後でも感染する例が報告されていた。CDCは、こうしたケースは換気が充分でない場所や閉鎖された空間で合唱や運動など大きく呼吸する活動が行われていた時に発生したとの見解を示した。

CDCは9月、エアロゾル感染の恐れを警告する文書をウェブサイトに掲載した後、草案が誤って掲載されたとして撤回していた。

この日は、エアロゾルが新型ウイルス感染症の主要な感染経路である可能性があるとする米研究チームによる論文がサイエンス誌に掲載された。論文は、飛沫ではなく、エアロゾルを通した空気感染を感染拡大防止の焦点に据える必要があるとしている。

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