伊予鉄グループ(松山市)は16日、事務職を対象に働く時間を柔軟に決めるフレックスタイム制を導入する。午前10時~午後3時を勤務が必要な「コアタイム」に設定し、約40人が午前7時~午後7時で始業・終業時間を各自で調整する。働き方改革の一環で、ワークライフバランスの向上を図る。
3カ月ごとに時間管理し、繁閑期など仕事の量に合わせて柔軟に働けるようにする。通勤時間帯を分散させることで、新型コロナウイルス対策としての効果も見込む。
同時に「グループ内副業制度」も導入する。グループ13社を対象とし、イベント等で人手が必要な時などに、求めに応じて他社で働くことを認める。また個人の経験や資格を活用するため、グループ内の研修やセミナーの講師を依頼することも想定する。伊予鉄グループ人事課が窓口となりマッチングする。同社は「従業員のスキルアップやモチベーションにつなげたい」としている。