ただ、総体でいえば、小宮山氏が強引に議論をリード。合議の上で、まず藤井氏、次に染谷氏の当確を決め、最後の1人は投票で決めることになった。宮園、永井、それに文系代表として石井洋二郎中部大学教授(元東大副学長)の3氏である。
<できれば1人にしたいというのが今の意向なんだけどね>と、小宮山氏は漏らしたうえで、最後の1人の選考を行った。
<同数の場合もある>という委員の指摘については、<その時、議論しません?>、といい、<その時は決選投票をやろうよ>といって投票に持ち込んだ。結果は、永井7票、宮園6票、石井3票。
小宮山氏は、<この3人から1人ずつ選んで、同数でなければ1位の人がルールだった>と、宣言。藤井、染谷、永井の3候補選定で会議を締めくくった。
選考後、宮園排除と3名選定への強引な議事進行に心配があったのか、小宮山氏は事務方にこう聞いている。
<この議事録の扱いはどうなるんだ。一切、残さないの? それとも残すけど公表しないの?>
事務方はこう答えた。
<どこまで細かい記録書いていくかによるんですけど、あんまり書くとね>