沖縄本島で食べたいタコス&タコライス 定番から穴場まで厳選15軒
2020年10月07日(水)/沖縄
旅行で訪れた土地をよりよく知る手段として、ローカルグルメがあります。
自分が住んでいる地域では当たり前に食べていたものが、ほかの都道府県には存在しないということも珍しくありません。
特に沖縄は、歴史に基づいたものや地域に根付いた食べ物がたくさんあります。
タコス&タコライスも、まさにそんなグルメの1つ。タコスはメキシコ料理ですが、それから派生したタコライスは沖縄生まれ。
そこで沖縄本島を訪れた際に立ち寄りたい、発祥店からニューウェーブを起こしている新しいお店まで15軒をご紹介します。
具材がシンプルだからこそ、1つ1つの素材や味付け・ソースなどお店ごとに異なるのがまた面白い!ぜひ食べ比べをして、自分の好きな味を探してみてください。
Contents
キングタコス
出典:食材調達人
アメリカンな雰囲気漂う金武の町に、ひと際目立つピンク色の建物がタコライス発祥店のキングタコス。
店内に入ってメニューを見ると、タコス・タコライス以外にバーガー類やサンドウィッチなどもあります。
「タコライスチーズ野菜」がいわゆる一般的に想像するタコライスで、「タコライス」ですと、ご飯とタコミートだけになるので要注意。
透明のプラスチックパックにギュウギュウに詰められていて、もはや蓋は閉めるつもりがないような仕上がり。
出典:沖縄ハイサイめぐり
米はコシヒカリ、チーズやタコソースは店オリジナル。素材にもこだわり、ボリュームも満点。
もちろん1枚ずつ焼き上げた、薄くてパリパリのシェルのタコスも美味。テイクアウトもできますが、2Fにイートインスペースがあります。
チャーリー多幸寿
出典:あこさんブログ
1956年の創業で、沖縄最初のタコス専門店。タコスのシェルはもち麦使用で、もっちりとした少し柔らかめの食感。
オリジナルタコスの具はビーフ・チキン・ツナの3種類。1人前は3個なので、3つの味が楽しめます。
出典:食べログ
特製ソースもスパイシー・ミックス・マイルドと3つあり、辛いのが得意なら、島唐辛子を使った刺激的なスパイシーがオススメ。
タコライスはこちらの店では「チャーリーライス」と呼び、専用に炊き上げたご飯にソースとタコミートと2種類のチーズ。
出典:ameblo.jp
他店のタコライスとは違い、トマト・レタスは横に添えられています。旅行の行程上沖縄市まで足を運べないという方は、那覇の国際通り沿いにある国際通り店が便利です。
セニョールターコ
出典:沖縄IYAGI
1954年に日本初のショッピングモールとして誕生した、プラザハウスショッピングセンターの中にあります。
本格的なメキシコ料理がいただけるとあって、地元の人はもちろんドライブがてら立ち寄る観光客もたくさんいます。
出典:食べログ
ここのタコスは、何と言っても揚げたてでサクサクのシェル。口に入れた時のパリッという食感とちょっと濃いめの味付けのタコミート、たっぷりのレタスとフレッシュなトマトが堪らない!
具材はシンプルですが、特製のサルサソースもパンチが効いています。
出典:ameblo.jp
タコス3個入りのプレートのほか、タコス1個・Sサイズタコライス・オニオンリング2個・Sサイズドリンクが付いたタコライスセットが¥700でお得です。
LUCKY TACOS
出典:ameblo.jp
タコスやタコライスはサルサソースで、そんなの当たり前だと思っていた方に!沖縄の塩で食べるタコスが味わえるのが「LUCKY TACOS」。
外はサクっと、中はモチモチ食感のシェル。これに合わせるのが、100%ビーフのタコミート。
濃厚なチェダーチーズに、細かく刻んだ新鮮なレタス。キンキンに冷えたビールに良く合います!アルコールの種類も豊富で、チョイ飲みのお供にもオススメ。
もちろんタコライスもありますが、どちらか選べないという方は¥900の「ラッキータコスセット」がいいかも。
出典:砂漠に水
タコスとタコライスにジーマーミ豆腐も付いてきます。もちろんサルサソースもあるので、塩とサルサソースを食べ比べてみては?
豊見城タコライス
出典:おきなわ倶楽部
2016年にオープンし、スパイス香辛料アドバイザー・チーズソムリエの資格を持つオーナーが営むタコライス専門店。
出典:グルコミ
ソーキや温玉など、ちょっと変わったタコライスがあります。トマト・レタス・タコミートが乗ったシンプルなタコライスが¥650からありますが、女性に人気が高いのが新鮮野菜とアボカドに花畑牧場のラクレットチーズが乗った「たっぷり野菜のラクレットタコライス」。
味はもちろんトマトやパプリカの赤とアボカドのグリーンが美しく、映える写真が撮れますよ。
出典:MEMO TANK
野菜は沖縄県産・豊見城産を中心に、タコミートは沖縄産山原豚とカナダ産合い挽き肉を独自にブレンドするなど地産地消にもこだわっています。
空港から車で10分ほどの距離にあるので、帰る前にどうしてもタコライスが食べたくなったらぜひ寄っみて!
タコス専門店メキシコ
出典:投資家たぬきちのブログ
1977年の創業以来、タコスだけを扱う正統派の専門店。メニューはタコス一択なので、注文の際には「何人前ですか?」と聞かれます。
1皿は4個なので、人数分または食べたい分の個数をオーダーしましょう。他店ですとお皿やパックからはみ出るほどのボリュームの所もありますが、ここは比較的小ぶり。
出典:BOSHITABI
こぼさず口に入れることが出来るサイズです。女性や子供は食べやすい大きさですが、男性には少し物足りないかも。
1枚ずつ手作りするシェルは、外サックリ中モッチリの心地いい食感。フレッシュトマト入りの自家製サルサソースももちろん手作り。
出典:O-day
ペプシコーラやウーロン茶、オレンジジュース・オリオンビール・ノンアルビール・コロナビールなどのドリンク類は、冷蔵庫から自分で出して来るセルフサービスというのも味があります。
TACOSYALOW(タコスヤロウ)
出典:おきなわ倶楽部
老舗のタコス・タコライス店が多い沖縄に、2019年5月にオープンした新しいタコスのお店。
本格的なメキシカンスタイルのタコスを味わえるとあって、地元で人気に。タコミート・シェル・サルサソースは全て店内で手作り。
出典:沖縄グルメブログ
タコミートは合い挽きのほかチキンやビーフ、さらにはエビのから揚げなど味のバリエーションが豊富。
トルティーヤでお肉とチーズを巻いてチリソースを掛けたメキシコの家庭料理インチラーダもあり、ご飯と一緒にプレートでいただけます。
出典:とある現実逃避の日記
サルサソースの容器がハート型だったり、ドリンクのグラスがサボテンの形だったりと女性にも喜ばれそう。
タコスも人気が高く、モチッとした柔らかめのシェルが好きな方に特にオススメ。
カフェ オーシャン
出典:食べログ
嘉手納基地の第2ゲートから延びる、コザ・ゲート通り沿いにあります。
ここには、沖縄が本土復帰以前に米軍が認定した飲食店などに発行したAサインがあります。
AサインのAは、許可済を意味する「APPROVED」の頭文字のこと。
人気のタコスは、薄くてパリパリのハードシェルタイプ。特製のタコミートに、フレッシュトマトが入ったピリ辛のソースはビールが進む味です。
ほかにも、タコライスやオーシャン風の焼き飯にツナサンドなどもあります。営業はお昼から24:00ですが、たまにスタートが遅れることも。
ゆるい感じとディープなコザの雰囲気、そして沖縄の歴史を感じるレトロな佇まい。目まぐるしく発展を続ける沖縄では、貴重な存在です。
Tacos-ya
創業当時から、シェルやタコミート・サルサソースは手作りにこだわっています。
クリスピーで軽めの食感のシェルに合わせるタコミートもあっさり目。そのため、ピリッとスパイシーなサルサソースがいいアクセントになっています。
タコス1個が¥200という値段も良心的で、食べ歩きを楽しみたい方にもちょうどいいサイズ感。
それでもしっかり食べておきたいという方は、タコスとタコライスにフライドポテト・オニオンリングがセットになったタコスヤプレートがピッタリ。これでも値段は¥700。
県内に3店舗あるので、観光する場所によって選んでください。滞在が那覇中心であれば国際通り店や新都心店、中部エリアに行くなら北谷店が便利です。
和(かず)タコス
2016年にオープンし、名護市民にはお馴染みのタコス店。どちらかというと地元の常連さんで賑わい、観光客はそれほど多くありません。
タコスは3ピース¥500、タコライスも¥500。値段はお値打ちですが、実はボリュームもスゴい!女性なら、タコライスはハーフ(¥300)でも充分。
店名にもなっている和タコスは、何とタコスとタコライスが合体。一見普通のタコスに見えますが、具材の下にご飯が隠れています。
いつもタコスとタコライスで悩むという方は、これなら1度に2度楽しめる味。
出典:食べログ
オリジナルソースは辛めと辛さ控えめの2つあり、辛めの方は島唐辛子やにんにくなどが入りなかなかのパンチが効いています。
お店の近くには21世紀の森ビーチがあるので、テイクアウトして景色を見ながらのんびり頬張るのもいいかも。
エスパーザーズ タコス&コーヒー
北谷という場所柄か外国人の利用率が高く、店内には英語が飛び交っています。
出典:食べログ
インテリアや器もオシャレで、流行に敏感な女性に特にオススメ。またタコス店では珍しく、ヴィーガンメニューを扱っています。
豆腐のチョリソが入ったチャンキーチョリソタコスはまるでお肉のような食感で、ヴィーガンでなくても満足できる味わい。
タコスはほかにもステーキやフィッシュ・シュリンプなど、とにかく種類が豊富。さらにサルサバーがあり常時4~5種類から好きなものをチョイスできます。
1ピース¥480からとちょっと割高ですが、ボリュームもあり食事としてしっかりお腹にたまります。
出典:食べログ
まるで外国にいるような雰囲気の中で、美味しいコーヒーとともに斬新なタコスを味わってみてください。
ジャンバルターコー
黄色くペイントされた壁や赤い鳥居がある外観から、何となく入りにくそうなイメージ。
しかし、通り過ぎるのはもったいない!ここは、やんばる鶏の丸焼きの名店。しかもそれを使った「チキンチーズライス」が絶品。
出典:まるをの言いたい放題
ローストしたチキンを細かくほぐし、ご飯の上に乗せて更にチーズをオン!にんにくやハーブが利いたスパイシーなチキンが食欲をそそります。
もちろんタコスもあり、タコミートはビーフとチキンが選べます。どちらも食べたくなったら、ライスとタコスのプレートセットがあるので安心。
イートインとテイクアウトで入口が分かれていますが、テイクアウトの方が値段はちょっぴりお得。
景色のいいところやホテルの部屋でゆっくり食べたい時に、ぜひ利用したいお店です。
GATE1
店名の通り、アメリカ海兵隊の基地・キャンプハンセンの第1ゲートの近くにあります。
出典:酒としまむら2
そんな場所柄か米兵さんの利用も多く、メニューには英語表記やドルでの支払い可能など店内はアメリカンな空気が漂っています。
こちらのタコライスは野菜なしの「タコライスチーズ」に野菜ありの「タコライスチーズ野菜」、さらにタコライスチーズに目玉焼きが乗った変わり種もあります。
出典:沖縄ローカルナビ
使用するお米はコシヒカリ、タコミートはビーフ100%にこだわっています。
もちろんタコスもありますが、バーガー類やカレーライス・ナポリタン・焼き鳥などバリエーション豊か。
出典:ameblo.jp
その中でも「チキンバラバラ」は特に人気で、ブツ切りにしたチキンをカリッと揚げた唐揚げのようなもの。
揚げたては外はパリッと香ばしく、中はジューシー。ぜひお試しあれ!
タコライスcafe きじむなぁ
出典:食べログ
北谷のデポアイランドや瀬長島ウミカジテラスなど沖縄本島に6店舗あり、その1号店なのが恩納村店。
お店は建物の2階にあり、駐車場は通りを挟んで海側にあります。透明度の高いダイヤモンドビーチがそばという、絶好のロケーション。
出典:ameblo.jp
タコライスは野菜がたっぷりで、ボリュームがあるのにヘルシーなので罪悪感なしに食べられます。
またふんわり卵がタコライスに乗っている人気の「オムタコ」は、2003年誕生のきじむなぁオリジナルメニュー。
タコミートは甘口・辛口・カレー味・チリビーンズが選べます。
さらに照り焼きチキンやモッツァレラチーズ・ベーコン・アボカドなどトッピングがあるので、自分だけのタコライスを作ることが出来ます。
ルーラーズタコライス
出典:ameblo.jp
牛丼のようなファストフード感覚でフラッと気軽に訪れて、安くて美味しいタコライスを食べてもらいたいという若きオーナーが始めた店。
まるでカフェのようなオシャレな店内は、連日地元の人たちで賑わっています。
自慢のタコライスは常時10種類ほどあり、タコミートとチーズのシンプルなものからテリヤキ・シーザー・BBQ・ハバネロなど他店ではあまり見ないメニューもあります。
特に人気が高いのがシーザータコライス。粉チーズとシーザードレッシングが味の決め手で、タコライスとシーザーサラダがコラボした斬新なメニュー。
出典:沖縄ランチブログZ
タコライスはサイズが3種類、トッピングも豊富。サイズとトッピングの組み合わせ次第で、タコスを含めそのバリエーションは無限大。
宜野湾以外に、那覇市内・宮古島にも店舗があります。新しいタコライスの味を探しに、ぜひ1度訪れてみてください。
同じ「タコス」「タコライス」と名前が付いていても、お店によってボリュームや具材・味付けが大きく異なることに驚かされます。
沖縄の人にとっては生活の一部でも、他県からの観光客にとっては初めて出会う味という方も多いでしょう。
手軽に、気軽に、お腹いっぱいに。そんなタコス&タコライスを、沖縄旅行の際にはぜひ忘れずに味わっていってください。
※営業時間や定休日・料金などは、お出かけ前に各店舗へご確認ください。