びたみんしーただです。
GANの株価が大幅に上昇
兼ねてから保有している$GAN(ガン)が昨日暴騰しました.
上げ幅は約12%あり上値が重かったのを久々にブレイクした形です.
日本時間の21日に決算を控えており,それに向けてか大きな買いが入りました.出来高も今月に入って一番大きくなっています.
何故株価が上昇したのか
決算はまだ1週間も先の話であるにもかかわらず何故ここまで暴騰したのでしょうか.
決算の情報漏れは少し考えづらいです.
ここ最近のカジノに関する情報を整理してみました.
NJ online gambling revenue breakdown
Revenue / ∆ Monthly (normalized) / ∆ Yearly:
- Total: $84.91 million / +2.1% / +123.1%
- Online casinos: $81.38 million / +3.3% / +124.3%
- Online poker: $3.54 million / -19.1% / +99.8%
カジノニュースポータルサイトのオンラインポーカーレポートによると,ニュージャージー州の7月の収益は,トータルで前月比,前年比でプラスに転じていることがわかりました.
ニュージャージー州と言えばGANがカジノ運営のライセンスを取得している地区でもあります.しかもこの収益は,通常営業(コロナウイルスによる自粛)前の3分の1程度の可動しかしていない状態で得られたものです.つまり,四大スポーツが中止の状態でこの収益であったということです.
現在はMLBやNBAと言った四大スポーツが再開されました.
それを鑑みると,こうしてオンライン化されたカジノ産業はコロナ禍であっても十分収益を上げられる事業モデルであることが確認できたと共に,今後のメジャースポーツの再開により,一層の売上向上が期待できることが伺えます.
可視化される成長予測
GANは日本時間8月13日,昨日Growth Conferenceを発表しました.
資料によると2020年はNYを始めとする10州での市場参入が予定されています.
その内,現時点では3州で準備が進んでいるそうです.このようにまだまだ参入余地のある地区が残っていますので,今後の成長余地が明確に確認できるので投資家心理としてはじっくり待つことができます.
また同カンファンレンスでは2019年の米国内全てのオンラインカジノの収益のうち30%,スポーツ賭博に関しては20%がGANのプラットフォームを介して処理されたことが示されています.
そして2020年はカジノ市場の25%をスポーツ賭博が占めると予想されていますが,現時点ではそのうちの5.7%程度の稼働にとどまっているとしています.このことから,メジャースポーツが再開されたことが追い風となり,今後の収益は改善されると想定できます.
今後のカジノ市場の変化
日本でも最近は競馬や競輪がオンラインでベットできるようになりましたが,その流れは世界共通です.
今回のカンファレンスの中では,オンラインを介したカジノプラットフォーム需要は増加傾向にあることに言及しています.つまり,GANにとってはコロナウイルスの影響はむしろプラスに働いており,カジノ経営を持続させていくための必要不可欠なサービスを提供する企業となっているのです.
またGANが提供するフレームワークは技術的優位性が高く,競争領域においても台頭する企業が少ないため安定した企業運営が期待できます.
おわりに
決算前にこのようなレポートを出す時点で,決算が悪いわけがありません.
可能性があるとすると言い訳のための資料ということもあり得ますがこれだけポジティブな内容のカンファレンスがあっての失望決算は考えにくいでしょう.
結論から言うと,今回の株価上昇はこのカンファレンスの内容がサプライズであったためと考えられます.
兼ねてからGANは出来高の現象や知名度のなさから市場流動性が低く少し心配していましたが,これで少し持ち直してくれると良いですね.逆に言うと決算が良くても既に織り込まれているために市場はあまり反応しないのかもしれません.
つまり,これから同銘柄の組み入れを考えている方がいましたら,決算日までに下げたタイミングで買うのはもしかしたら良いのかもしれません.
いずれにしても頼もしいビジネスだと思います.資料に取締役たちの顔写真等々が出ていることも好感が持てますね.今後の経営に期待したいと思います.
最後までお読みいただきありがとうございました。
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