ラズパイZeroをモニターなしでセットアップ
Raspberry Pi Zero WH
ラズパイ!
Let’s IoT!ということで、ラズパイを手に入れました😀
実は仕事でラズパイ3B+を使っていたのですが、今回個人用にラズパイゼロを購入しました。
Raspberry Pi Zero WH + ケースで税込み2,800円でした。
ラズパイZeroはフリスクサイズなんて呼ばれていますが、本当に小さいですね!😵
ラズパイZeroは、miniHDMIやmicroUSBであり、変換アダプターを用意するのが面倒なため、なんとかモニター無しでセットアップしてみたいと思います。
接続に関しては、USB OTG(On-The-Go)という機能を使い、PCとラズパイをUSBで接続し、リモートを行います。
この機能を使うと、外出先などでWi-Fiに繋がずともラズパイにアクセスできますので便利ですね!
パソコンはWindows10を使用しました。💻
Raspbian Stretch
まずはRaspberry Pi公式サイトからOSをダウンロードします。
デスクトップは使用しないので、Raspbian Stretch Liteにしました。
zipファイルをダウンロードします。
microSDカードへインストール
ウチに余ってたmicroSDカードを使用しました。(16GB Class10)
SD Card Formatterを使用して、microSDカードを初期化します。
ダウンロードしたRaspbianのimgファイルをmicrSDカードに書き込むにはEtcherを利用しました。
起動直後の画面です。
Select imageをクリックし、Raspbianのimgファイルを選択します。
その後、Flash!ボタンをクリックし、書き込みます。(数分で終わりました)
完了しました。
設定変更
microSDカードを抜き差しすると、Windowsにドライブとして認識されます。
ドライブ直下にconfig.txtというファイルがあり、以下の一行を追加します。
次にcmdline.txtを開き、rootwaitの後に、半角スペースを入れて、以下の文字列を追記します。
こんな感じになります。(rootwaitとquietの間)
…rootwait modules-load=dwc2,g_ether quiet…
SSHを有効にするため、ドライブ直下にsshという空のファイルを作成します。
USB OTG(On-The-Go)
USB-OTGという機能を使い、WindowsPCとラズパイをUSBケーブルで接続しリモートを行います。
この機能を使うに当たり、Bonjour(iTunesと共にインストールされるアレ)が必要とのことだが、Windows10では標準で入っているとのこと。
以下のような感じで、USBを接続します。(挿す位置に注意!)
別途電源用のUSBは不要で、USB一本のみでラズパイが起動できます。
ラズパイのLEDが点灯したら、疎通確認をしてみます。(PowerShellからPingを送信)
ping 要求ではホスト raspberrypi.local が見つかりませんでした。ホスト名を確認してもう一度実行してください。
なぜか繋がらず・・
色々と調べてみると、RPI Driver OTGが必要とのこと。
以下のサイトから「RPI Driver OTG.zip」をダウンロードします。
(探すのに苦労した・・)
ダウンロードリンクは真ん中あたりにありました。
Windowsのデバイスマネージャーを開き、USBシリアルデバイスを探します。
右クリックし、ドライバの更新をクリックします。
「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索」を検索します。
先程ダウンロードしたRPI Driver OTG.zipを解凍し、そのフォルダを選択します。
次へを選択すると、「USB Ethernet/RNDIS Gadget」がインストールされます。
raspberrypi.localに対してpingを投げると、今度は正常に疎通確認ができました。
ssh接続
PuTTYを起動します。(Tera TermでもOK)
ホストにraspberrypi.localを指定して接続します。
ラズパイのデフォルトユーザである、pi / raspberry でログインします。
→piユーザのデフォルトパスワードは別途変更しておくことをオススメします。
Wi-Fiの設定や、固定IPアドレスの設定は、以下の記事に別途まとめましたので参考にしてください。
Wi-Fiの設定が完了しましたら、私の場合は普段、PCとUSB接続せずWi-Fi経由にし、ラズパイは電源を直接取ります。
電源のUSBポートは右側です。
あとはWindows PCからは、Wi-Fi経由でsshでリモートして制御していきます。
最後に
一通り設定が終わりましたら、ケースにしまいました。
小さいのにすごいですね!
色々とIoTチャレンジしてみたいと思います。👍
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