294話 横やり
聖国の魔法使い、朝駆けのイサルことイサル=リィヴェートは船に居た。
奇襲をもってモルテールン家の王都別邸から、龍の卵の入っていると思しき金庫を奪取し、逃走中である。
彼は作戦の成功を信じ、帰路の安全を神に祈っていた。
「イサル様、神に仕える赤色より連絡です」
敬虔な信徒として務めを果たしていたところに、部下からの声がかかる。
聖国は魔法大国であり、神王国に潜入したイサルとも、魔法的な手段で連絡が取れるのだ。
どういう魔法なのかは機密にされているが、事前に登録してある人物の頭の中に、響くようにして一方的にメッセージが届く。
イサルはこれが【共鳴】の魔法を応用したものであることを知っているが、部下も含め、単に便利な道具として利用していた。
メッセージを受け取る方にも訓練が必要で、これもまた魔法研究の成果でもある。神王国がモルテールン子爵の【瞬間移動】を利用するために国境付近に領地を与えたように、【共鳴】の魔法使いは迅速な連絡の為に秘匿されて使われるのだ。
神に仕える赤色ことビターが、どうやって情報をいち早く入手していたのかを察するイサルだったが、使えるものは使えば良いと開き直る。
「内容は?」
「レーテシュバルから迎えの船が出たと」
「迎えの船?」
「保険……ということです。詳細は分かりませんが、もう近くまで来ていると。急いで乗り換えて欲しいという内容でした」
報告の内容について、しばらく考え込むイサル。
元々の予定に無かった行動を指示されるというのは、どういう意味なのか。
「……この船がバレたか」
聖国に居ながらどうやって知ったかは不明ながら、恐らく聖国上層部は何かをつかんだのだろう。
得られた情報の内容は想像でしかないが、追手がイサル達の船について情報を手にしたというもののはず。
今いる船が捕まるのも時間の問題。だからこそ、急いで別の船に乗り換えろという指示なのだろうとイサルは頷いた。
今の船は、交易を行う商船に偽装したもの。特徴といえばカラーリングを含めて色々と思いつくものが有るので、バレてしまえば見つけるのは容易いことだろう。
イサルとて、魔法を上手く運用しているのが自分たちだけだという自惚れは無い。聞けばボンビーノ家も魔法使いを抱えているという。ならば、見つかるかどうかを心配するのではなく、見つかるのが早いか遅いか、時間の問題だと思っておいた方が良いだろう。
そして案の定。さほどもしないうちに、船の中が慌ただしくなる。
「イサル導師、拙いです。どうやら捕捉されました」
船長がイサルを呼んだ。
連れ立って甲板に出てみると、自分たちの船より小さめの、それでいて足の速そうな船が行く手を遮り、帆を下すように通告してきていた。
これ見よがしにボンビーノ家の紋章を掲げていることからして、警邏用の御用船といったところだろうか。
「どうしますか?」
「臨検ならば従うしかないだろう。ただし、我々のことは全力で隠蔽してくれ」
「分かりました」
件の船が自分たちを捕まえるために動いていた可能性は半々といったところ。もしかすれば、普通の通常警邏かもしれない。無論希望的観測でもあるが、間違った見方という訳でもないはず。
そも、船長はイサル達の任務の内容を知らない。ヤバいことをしているとも知らないのだから、普通の臨検ならば船長に任せて隠れているのが正解だ。
一般の客を装い、普通にしていればやり過ごせる。普通の手段ではイサル以上の速度で情報を伝達出来るはずもないのだから、堂々としていればただの旅客。
元々ボンビーノ領から聖国に向かう航路は、とても良い交易航路になっているのだ。毎日とまでは言わずとも、それなりの頻度で船が行き来する。
ならば当然、航路の安全を守る必要も出てくるだろう。多くの船が往来するということは、それだけ
大金や、或いは高級な積み荷を積んだ交易船は、海賊には絶好の獲物。海賊が、普通の商船に偽装して海賊行為を行っている可能性はいつだって存在する。
ボンビーノ家の海軍とて馬鹿ではない。こまめに海域を巡り、怪しい船が居たらば乗り込んで船の中を臨検する。こういう警邏行動の頻度が上がれば上がるほど、海賊たちの早期発見に繋がるし、抑止効果も生まれるだろう。
つまり、船を止められたのも、日常業務の可能性が高い。イサルはそう判断した。
そもそも、龍の卵のことを知る人間は少ないはず。臨検で船を止めようとしてきた連中のような下っ端が、知らされているはずもないのだ。
臨検を受け入れ、ボンビーノ家の人間を船にあげる。
イサルはそのまま普通の乗客のフリをしようとしていた。
「この船の船長は誰だ」
ボンビーノ家の兵士と思われる者が船に乗り込んでくるなり大声で叫ぶ。
船長は、慌てて対応に出た。
「私です」
「実はこの船に、王都で犯罪を犯した重罪人が乗っている。中を検めさせてもらうぞ」
だが、希望的観測とは往々にして外れるものらしい。
「それは出来ませんな。船長として、部外者を入れるわけにはいかない」
咄嗟に、船長は対応を変えた。
船の自主管理権をたてに、臨検を拒否する構えだ。
「何!? それならば力づくになるぞ?」
「何と言われても。この船は貴人を運んでいるのです。貴方方がどういう立場なのかは知りませんが、貴人を優先するのは当然でしょう。重罪人が居るというのもいいがかりだ。大事な方々を、あろうことか犯罪者扱いで取り調べるなど、船を預かる長として見過ごせない」
拙い。隠れながら様子を伺っていたイサルは、そう思った。
自分たちに出来る最速で逃げたにも関わらず、もう既に網を張られていたらしい。
或いは、元より王都に誘うのが罠だった可能性もある。
何にせよ、このまま捕まってしまえば犯罪者。任務失敗となるだろう。それはイサルとしても許容できない。
「……拙いな。ここまで手が回るのが早いとは予想外だ」
どうすべきかと、逡巡が生まれる。
イサルは神に祈った。どうかご加護をと、心の底から願ったのだ。
そして、天啓が閃く。
先ほどの連絡で、迎えの船が近づいてきているという話だった。これを利用する。
「我々は、確実に任務を果たさねばならない。お前はこれをもって、こっそりと船の底に……海の中に隠れろ」
「イサル様!!」
部下の一人に、盗んだものを持たせて、逃がす。
そうイサルは言った。
「近くまで、迎えの船が来ているという連絡があったばかりだ。そこに逃げ込めば、手はある」
「そこまで泳いで行けと?」
「まさか。臨検が終わる時間。海の中にそっと隠れていろ。そして、迎えの船が来たらそれに乗り込めば良い。ふむ、金庫ごとだと扱いづらいだろう。中身だけをもって、身を潜めているんだ」
部下に卵を持たせ、海に隠す。
こっそりとロープでも垂らしておけば、それを命綱にしていられる。船を止めていても、臨検ならば怪しまれまい。
幸いと言っていいのか、イサルの部下として付いてきたものは港町の生まれが含まれる。海の傍で育ったならば泳ぎも得意だろうし、息を止めて潜る時間も長いだろう。
「ならばイサル様が!!」
「出来ない。この船で少しでも神王国の捜索を妨害するためにも、自分が残らねばならないのだ」
船長は、咄嗟のことながら貴人を運んでいるといった。
イサルは聖国十三傑の一員。貴人といっても別におかしくない特別な地位にある人間。
自分を運んでいるのだから、船長は捜査を拒んだ。聖国の貴人を泥棒扱いとは覚悟は有るのか、と開き直ってやればいい。
最悪、イサルが捕まっても良い。卵さえ無事に聖国に届けば、任務は完了だ。
賠償金を払うなり、利権を渡すなり、後は交渉次第でイサルの身柄を聖国が引き受ければ良い。
「分かりました」
イサルの説明に、部下は渋々頷く。納得してくれたことで安堵した魔法使いは、金庫の鍵を壊して、中の卵を部下に渡した。
後は自分が時間を稼ぎ、迎えの船が来るまで臨検の連中を出来るだけ長くくぎ付けにしておくだけだ。
「公船の旗を揚げさせろ」
「よろしいのですか?」
「構わない。最大限のサポートをすると言質も貰っているからな。後始末はビター辺りに任せるさ」
旗が上がる。
聖国の公の船という旗だ。
偽装していたものの正体を明かすわけだから、公式に“聖国はスパイ活動をしていました”と公言することにもなる。
どう考えても外交的に揉める案件になるのだが、それでもイサルは旗を掲げさせた。
「これで、この船は治外法権になった」
公船ということは、船の中は所属する国に準じる。法律を含めて、全ての権利義務は聖国に準じたものとなり、ボンビーノ家の兵士が好き勝手することは出来ない。
強力な効果であるが、それほどまでに所属の旗の意味は大きいのだ。
これを掲揚旗主義、或いは旗国主義と呼ぶ。
公船としての立場を明確にしたことで、たちまちボンビーノ家の兵士たちは不利な立場に置かれる。
この場合、まな板の上に置かれたのは彼らなのだから。
「何事だ?」
ボンビーノ家の兵士たちは、雰囲気が変わったことと、掲げられた旗を見て狼狽する。
「イサル様。旗の掲揚をいたしました」
「ご苦労。ここにいる者達はなんだ?」
「はい、この船を検めたいということです」
「臨検は認めない。この船は聖国十三傑たる私が、極秘の任務を受けて使用する公船だ。異教徒がうろついて良い船ではない」
臨検する気でいた兵士たちは鼻白む。
それはそうだろう。職務を行っていたら、いきなり自分たちが捕虜も同然の立場に置かれてしまったのだから。
「旗を掲げたからにはこの船は聖国の領土も同じ。諸君らは不当に領土を侵すものだ。即刻立ち去れ」
イサルは、あくまで高圧的に対処する。
ここで追い返せれば万々歳。そうでなくとも、時間稼ぎには十分な大義名分だ。
元々この掲揚旗主義の慣習は、漁師の風習からのもの。漁師は魚を取るのが仕事なわけだが、仕事場自体は色々なところに船で出かけて行う。
かつて南大陸が群雄割拠だった時代、漁師たちもその波にのまれた。
船に載せている魚が、誰のものかで争われるようになったのだ。
そこで、漁師たちは組合を作って団結し、一つの原則を定める。自分たちは旗の示すところに税を納めると。
時代が下がり、国と国の外交の
掲揚旗主義は明確に定めがあるわけでは無い慣習法だが、南大陸ではそれなりに強制力を持つもの。
少なくとも正当な理由なく旗を無視したものは、海に関わる者全てを敵にする可能性を孕む。
つまり、全てを敵にする覚悟があるかどうかだ。
「敵襲!!」
甲板の上から、見張りの声が響く。
慌てて様子を見てみれば、ボンビーノ家の船と思わしき船が猛スピードで近づいてきていた。しかも完全武装の船員を並べ、弓を射かけてくる。
明らかに武力衝突だ。
「何!? 公船だぞ。ボンビーノ家は戦争でもする気か」
「どうします」
「やむを得ん。応戦しろ!!」
「はっ!!」
イサルは、応戦を指示した。
だが、最早対応は後手に回っている。
元々イサルの得意な戦場は、見晴らしも良くて障害物の無い広い場所。【俊足】を活かした縦横無尽の高速移動による戦闘が持ち味。
今、戦うのは船の上だ。
狭く、障害物は多く、揺れる上に奇襲されたような状況。最も苦手な戦場だ。
「武器を捨てなさい!! 抵抗すれば容赦は有りません!!」
少年の声が響いた。
最初はボンビーノ子爵直々に出向いてきていたのかとイサルは考えた。
何せ、場所が場所である。ボンビーノ家の船から飛び出てきて、船の揺れも気にせずに暴れる少年が、海賊討伐の武名も高きボンビーノ家当主なのかと。
しかし、そうではないと気付く。
事前に最重要警戒対象として知らされていた容姿に合致する。
あれこそモルテールンの龍殺し。
勝てっこない。聖国の魔法使いの精鋭を動員してさえ勝ちきれず、武勇伝は数知れず、当世の麒麟児と名高い龍殺し。
そして、イサルは知っている。モルテールン子爵の魔法は“息子に貸せる”ということを。
【瞬間移動】の魔法は、船上では相性が良い。
不利を悟り、剣を収めたイサルは、大声で自分の名を叫び、聖国の“外務官”を名乗った。
「貴方がコソ泥さんですか。拘束しなさい。ニルダさんたちはそのまま監視を。我々は船内を捜索します」
ペイスがイサル達を捕縛する。
勿論、自分が窃盗の犯人であるなどとはイサルも言わないし、態度にも出さない。
「鼠一匹見逃さないように捜索を。僕は厨房を探します!!」
手分けしての捜索。ペイスは真っ先に厨房に行き、ボンビーノ家の兵士たちは部屋をひとつづつ虱潰しに探していく。
そして程なくして“鍵の壊された金庫”が見つかる。
「ペイストリー=モルテールン卿、見つかりました……何をしているのです?」
「見てください。物凄い種類の卵です。わが国では手に入らないものまでこんなに……凄いです!!」
何故か目を輝かせて厨房を漁るペイスに、兵士たちは少々呆れ気味だ。ペイスの奇行に慣れていなければこの反応も仕方がない。
「それは良かった。では、卵などよりこちらを確認ください」
モルテールン家の紋章を象った錠が付いていて、間違いなくモルテールン家のものであると分かる金庫。
決定的な証拠だ。勝負あったと、その場にいた人間の多くが感じた。
甲板に戻ったペイスは、そのままじっと何かを考え込み始める。
焦れたのはイサルの方だった。
「聖国十三傑序列五位イサル=リィヴェートである。名高き龍殺し、ペイストリー=モルテールン卿とお見受けする」
「ええ」
「我々は聖国の外務の任を帯びる者。如何なる要件でこのような無体を働く」
「外務官? ああ、なるほど。そう来ましたか」
ペイスは、イサルの言葉に一瞬惚けた。
パチパチと幾ばくかの瞬きをした後、考えがまとまったのか大きく頷く。
「聖国の公船を襲って、只で済むとお思いか?」
「勿論です。貴方の身柄を抑えれば、犯罪の立証は可能ですから。ましてや、こうして物的証拠も押さえましたし、この通り、証人は多い。貴方の身柄を王都に送り、そのまま聖国に対し厳重な抗議をしましょう」
「……そう上手くいくかな」
ニヤリ、とイサルは笑った。
彼の目には、遠くから飛ぶようにしてやって来る船が見えたからだ。
その船は明らかにこの船団に向けて急いでいる。
「……ふむ。なるほど。良い一手ですね」
ペイスの呟きは、思いのほか大きかった。
ややあって、船団に近づいてきた船が旗をあげた。
旗の紋章を見れば聖国の旗を掲げた船である。
非戦の意思表示を見せた上で、ペイス達の船に寄せてくる二隻目の聖国公船。
相当に近づいたところで小舟が下ろされ、身なりの良い人物がやって来る。
「おお、そこに居るのはペイストリー=モルテールン卿かな」
「はい。御久しいですね……伯爵」
ボンビーノ家の船に乗り込んできたのは、神王国の外務貴族の重鎮。コウェンバール伯爵であった。
この時点で、ペイスは神王国の外務閥が動いたと確信する。
「この場は小職が預かることになりました」
案の定、余計な横やりが命中した。
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