交付金27億円は…DIO美人社長は「復興」を悪用したのか

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■閉鎖、解雇、未払い

「DIO社は本門氏が大株主のオーナー企業で、98年に創業。11年3月期の売り上げは約4億円で、赤字決算でしたが、昨年同期は10億円超えの黒字です。利益伸長率が前年比2000%超と、震災後から急成長を遂げた。うがった見方をされるわけです」(経済ジャーナリスト・岩波拓哉氏)


 ちなみに福島の「いわきコールセンター」は、DIO社がいわき市から1年間の業務委託を受けて200人を採用したものの、先月までに45人に減った。同社の「最大限の努力を継続している」というコメントもむなしく響くが、一連の騒動は、本門氏の“性格”が引き起こしたという指摘もある。

 本門氏は鹿児島生まれで、もともと卓球選手。宮崎県立都城商業高卒業後、85年には全日本社会人卓球選手権大会で優勝の実績も。実業団初の女性監督とか、愛媛県の女子国体監督なんかもやっていた。それもあって、DIO社は昨年、北京、ロンドン五輪の卓球日本代表の水谷準とスポンサー契約を結んでいる。

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