健康食品を「病気の予防に効果がある」と宣伝した疑いで販売会社の社員らが逮捕された事件で、警察は会社や広告代理店を書類送検しました。

今年7月、医薬品として未承認の健康食品「肝パワーEプラス」を「肝臓疾患の予防に効果がある」などと宣伝した疑いで、ステラ漢方の社員や広告代理店の社員あわせて6人が逮捕されました。

広告は第三者が書いた体験談風のいわゆる「記事型広告」で、ステラ漢方はこの健康食品の販売で約3億9000万円を売上げていたということです。

警察は28日、会社として必要な管理を怠ったとして、ステラ漢方と広告代理店3社を書類送検しました。

調べに対しステラ漢方の社長は「担当者が会社名義で広告の発注などをすることが当たり前になっていた。従業員や広告代理店任せにしたことを反省している」と話しているということです。