磁気治療器の預託商法を展開する「ジャパンライフ」(東京・千代田)が事実上倒産した問題で、顧客から相談を受けている弁護団が10日、同社の破産を東京地裁に申し立てたと明らかにした。申し立ては9日付。同地裁は同社側の意見も聞いた上で破産手続き開始の可否を判断する。
弁護団によると、申し立てたのは秋田、愛知、福井、山形の4県に住む顧客22人。債権額は計約4億5千万円。
同時に保全管理命令も申し立て、即日認められた。同地裁が破産手続き開始を決定するまでの間、保全管理人を務める弁護士が同社の資産を管理する。
弁護団長を務める石戸谷豊弁護士は「できるだけ早く開始決定を得て、多くの配当が顧客に渡るよう破産管財人に協力していきたい」としている。